• BANGER!!! トップ
  • >
  • 新着ニュース
  • >
  • 『ゴジラ』と『スター・ウォーズ』を任された男、ギャレス・エドワーズの魅力に迫る! SF超大作『ザ・クリエイター/創造者』に高まる期待

『ゴジラ』と『スター・ウォーズ』を任された男、ギャレス・エドワーズの魅力に迫る! SF超大作『ザ・クリエイター/創造者』に高まる期待

『ゴジラ』と『スター・ウォーズ』を任された男、ギャレス・エドワーズの魅力に迫る! SF超大作『ザ・クリエイター/創造者』に高まる期待
『ザ・クリエイター/創世者』© 2023 20th Century Studios
1 2

▼人々を引き込む魅力的な世界観

VFX畑出身という経歴を活かした、細かなディテールまでこだわりぬいた世界観がギャレス監督の魅力のひとつ。『ローグ・ワン』でも登場する数々の惑星を、それぞれリアリティのある質感とフォトジェニックなビジュアルで切り取り、新たな『スター・ウォーズ』世界に観客を誘った。

そして物語終盤、それまでの『スター・ウォーズ』シリーズではほとんど見られなかった、明るくトロピカルな地上戦と、シリーズの真骨頂ともいえる暗い宇宙空間での戦いを同時進行で描写。シリーズ屈指の戦闘シーンとまで評された<スカリフの戦い>をはじめ、観客を恐怖のどん底に叩き落したダース・ベイダーの登場シーンなど、斬新かつずば抜けた臨場感とスリルによって、多くの映画ファンを魅了してみせた。

『ザ・クリエイター/創造者』では、そんなギャレス監督オリジナルな近未来の世界“ニューアジア”を舞台に、人間とAIとの壮絶な戦いが描かれる。『ゴジラ』へのマニアックな愛着など日本をこよなく愛することで知られるギャレス監督が、新宿や渋谷をはじめとしたアジアとAIを掛け合わせ、どんな新たな世界作り上げたのか注目したい。

『ザ・クリエイター/創世者』© 2023 20th Century Studios

▼社会情勢などを反映したメッセージ性

ギャレス監督作品は、その当時の社会性を反映させたメッセージが込められているのも魅力。『GODZILLA ゴジラ』では日本の原発事故を発端として物語が展開し、そこで働いた登場人物やその家族たちの苦悩・葛藤などが印象的に描かれていた。

もちろん『ローグ・ワン』でも、アメリカをはじめ根深い問題となっている人種間の亀裂などに目を向けている。反乱軍の名もなき戦士たち(ローグ・ワン)の個性的な面々には、【大きなことを成し遂げるには、多様な文化や価値観を持った人々が集まり力を合わせることが必要だ】というメッセージが込められているのだ。

そして『ザ・クリエイター/創造者』は、良くも悪くも大きな話題となっているChatGPTに代表される“AI”と、我々人間の共存が物語の核となっている。AIが人間に取って代わる世界についても議論されるようになった昨今、ギャレス監督がどんなメッセージをこの作品を通して世界へ発信してくれるのか? 多くの注目が集まりそうだ。

『ザ・クリエイター/創世者』© 2023 20th Century Studios

▼キャラクターをよりドラマチックに切り取る作家性

そしてギャレス監督のもう一つの魅力が、様々なキャラクターたちを軸とした人間ドラマだ。脚本を手掛けた1作目『モンスターズ/地球外生命体』は低予算を逆手に取り、危険地帯となったメキシコからアメリカへ旅をする1組の男女の関係性や繊細な距離感、恋愛感情などを豊かに表現。『ローグ・ワン』では、生い立ちや性格などもまるで違う反乱軍の面々が強大な帝国軍に対し、未来への“希望”を胸に命を懸けて戦う姿をセンセーショナルに表現し、世界中に興奮と感動をもたらした。

1作目以来となるギャレス自らの脚本・監督作品となる『ザ・クリエイター/創造者』では、元特殊部隊の主人公ジョシュアと、彼が人類を滅ぼす兵器を見つけるために潜入した先で出会った超進化型AIの少女・アルフィーの2人を軸に物語が展開。人類の未来のためとアルフィーの抹殺を託されながらも、ある理由から彼女を守ると決意したジョシュア……。人類とAIの運命が託された2人の物語を、いかにドラマチックに仕上げたのか? ギャレスには大きな期待が寄せられている。

『ザ・クリエイター/創世者』© 2023 20th Century Studios

――人々を魅了する世界感と、現代社会へのメッセージ、そしてドラマチックなストーリーでもって、『ローグ・ワン』をはじめとした作品たちを世界に送り出してきたギャレス監督。すでに映画評論家からも多くの称賛が寄せられている彼の最新作『ザ・クリエイター/創造者』でも、すこぶるエモーショナルなSF世界を体験させてくれそうだ。

『ザ・クリエイター/創造者』は2023年10月20日(金)より全国公開

1 2
Share On
  • Twitter
  • LINE
  • Facebook