J.J.エイブラムス製作『オーヴァーロード』が怖い! ナチスのヤバい実験で生み出された世にも恐ろしいアレとは……!?

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ライター:杉山すぴ豊
J.J.エイブラムス製作『オーヴァーロード』が怖い! ナチスのヤバい実験で生み出された世にも恐ろしいアレとは……!?
『オーヴァーロード』© 2019 PARAMOUNT PICTURES CORPORATION. ALL RIGHTS RESERVED.
SWシリーズ最新作『スター・ウォーズ/ザ・ライズ・オブ・スカイウォーカー(原題)』を手掛けるJ.J.エイブラムスが製作を務めた『オーヴァーロード』が2019年5月10日(金)から公開! SF、ホラー、オカルト、陰謀論……なんでもござれのエイブラムス節が炸裂したガチ怖サバイバル・アクションだ!!

米兵たちがナチスの実験で生み出された“なにか”と対峙する

『オーヴァーロード』© 2019 PARAMOUNT PICTURES CORPORATION. ALL RIGHTS RESERVED.

『オーヴァーロード』はJ.J.エイブラムスが仕掛ける、第二次世界大戦を舞台にしたサバイバル・スリラーです。実はこの作品、同じくエイブラムスがプロデュースするSFホラー映画シリーズ『クローバーフィールド』(2008年~)の1本ではないか? と言われていました。

結論から言うと『クローバーフィールド』とは無関係でしたが、そういう噂が出たことからもわかるように、単なる戦争アクション映画では終わりません。タイトルの“オーヴァーロード”とはナチスに占領されたフランスを奪還するため、連合国(米英)の兵団がノルマンディーに上陸しパリ解放を目指した作戦の名前です。映画『史上最大の作戦』(1962年)や『プライベート・ライアン』(1998年)の題材にもなりました。

物語は、ある特別なミッションのために、このオーヴァーロード作戦に参加した米軍の兵士たちを描きます。そのミッションとは、ナチスがある村の教会に立てたアンテナを壊すこと。このアンテナは連合国の飛行機侵攻の妨害になるからです。

米軍兵士たちは様々な困難、犠牲を伴いながら、ついに教会へとたどりつきます。しかし、この教会にはそのアンテナ以上に恐ろしい秘密が隠されていました。ナチスはここで恐怖の実験を繰り返していたのです。その実験から生み出された“なにか”と兵士たちが戦います。

ナチス/戦争アクション×ホラーの遺伝子を受け継ぐテッパン物語

『オーヴァーロード』© 2019 PARAMOUNT PICTURES CORPORATION. ALL RIGHTS RESERVED.

ナチスとSFホラー的な要素を絡めた映画というのは少なくありません。ナチスがゾンビになっていた『ゲシュタポ卍(ナチ)死霊軍団/カリブゾンビ』(1976年)、『インディ・ジョーンズ』の1作目と3作目、ナチスが月に秘密基地を作っていた『アイアン・スカイ』(2012年)、ヒトラーのクローンをめぐる『ブラジルから来た少年』(1978年)、ナチスを封印されていた魔物が襲う『ザ・キープ』(1983年)。

『X-MEN』シリーズのマグニートーの哀しい過去にもナチスが絡んできます。日本でも、東宝の怪獣映画の傑作『フランケンシュタイン 対 地底怪獣(バラゴン)』(1965年)もナチスが研究していた人造人間が発端でした。

本作もそうした作品の“遺伝子”を受け継いでいますが、僕が思い出したのは『フロム・ダスク・ティル・ドーン』(1996年)というクエンティン・タランティーノが脚本、ロバート・ロドリゲスが監督したホラー・アクション映画。 極悪な犯罪者兄弟が訪れた国境沿いの酒場が実は吸血鬼の溜り場だった……という設定で、前半は犯罪アクション、後半はホラー・アクションという構成になっています。

本作『オーヴァーロード』も教会に着くまでは緊張感ある戦争もの、教会の秘密がわかってからはバイオレンス・ホラーと化します。ミリタリー×ホラーという意味では『プレデター』シリーズ(1987年~)にも通じるものがありますね。

笑い要素ナシ! 戦争のリアルを突きつけるサバイバル・スリラー

『オーヴァーロード』© 2019 PARAMOUNT PICTURES CORPORATION. ALL RIGHTS RESERVED.

昨今のハリウッド映画には珍しく、笑えるシーンやユーモアはなくて、果たして兵士たちは助かるのか? という緊張感があふれています。映画の途中で、敵がナチス(ドイツ軍)の兵士から“なにか”に変わったとしても、兵士たちの命がけの状況は変わらないわけで、本作は全編気を抜けないサバイバル・スリラーとしてタップリ楽しめます。

あと、この映画を観たら、ぜひ『キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー』(2011年)を観てください。要は……そういうことです(笑)

後半の“なにか”(正直に言うと、なにか“たち”)よりも戦争描写の方が怖くて、こういう娯楽映画に教訓じみたことを言うのは野暮かもしれませんが、戦争は嫌だなと思いました。

最後にトリビアを。本作で連合軍の兵士フォードを演じるワイアット・ラッセルは、カート・ラッセルの息子。カート・ラッセルはSFホラーの名作『遊星からの物体X』(1982年)の出演スターです。本作には、ちょっと“物体X”っぽいシーンもあって、きっとラッセル父子は盛り上がったでしょうね(笑)

文:杉山すぴ豊

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『オーヴァーロード』は2019年5月10日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー

『オーヴァーロード』

極秘裏に企てられたナチスの陰謀とは?そして彼らは電波塔の爆破作戦を遂行することができるのか!?

制作年: 2018
監督:
キャスト:
  • BANGER!!!
  • 映画
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