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もうすぐ48歳の誕生日! ジュード・ロウ主演クリスマス・ラブコメ『ホリデイ』を観て変わらぬイケオジっぷりに癒やされたい

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ライター:#BANGER!!! 編集部
もうすぐ48歳の誕生日! ジュード・ロウ主演クリスマス・ラブコメ『ホリデイ』を観て変わらぬイケオジっぷりに癒やされたい
『ホリデイ』
発売元:ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント
価格:Blu-ray 1,886円+税/DVD 1,429円+税
Film © 2006 columbia Pictures Industries, Inc. and GH One LLc. All Rights Reserved.

2020年のXマスはジュード出演の名作ラブコメで決まり!

最近では娘さんでモデルのアイリス・ロウのインスタにもたびたび登場し、よきパパかつ相変わらずのカッコよさを見せつけているジュード・ロウが、2020年12月29日に48歳の誕生日を迎える。1950年代を描きながらファッション的にも見どころの多い『リプリー』(1999年)で第72回アカデミー賞助演男優賞にノミネートされ、その後も『A.I.』(2001年)や『ロード・トゥ・パーディション』(2002年)、『シャーロック・ホームズ』シリーズ(2009年~)などなど、ジャンルを問わず活躍し続けているイギリス生まれの実力派俳優だ。

 

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そんなジュード・ロウの誕生日を祝うついでに、彼が2006年にラブコメの女王キャメロン・ディアスと(熱愛の噂が流れた数年前に)共演した『ホリデイ』を紹介したい。2010年以降は『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』(2018年)で若きダンブルドアを、『キャプテン・マーベル』(2019年)では強敵ヴィランのヨン・ロッグを演じるなど少々人間離れしていたジュードが、鉄板のプレイボーイ演技を披露している本作。絵に描いたようなロマンス展開にゾクゾクしたい人には絶対にオススメしたい、隠れた名作ラブコメである。

見知らぬ人と家を交換したら……いきなりジュード・ロウが現れた!

『ホリデイ』の主演はキャメロン・ディアスとケイト・ウィンスレット。共に大失恋で傷心中のアマンダとアイリス(※ジュードの実娘と同じ名前というのがややこしい)は、心機一転を図るべく“ホーム・エクスチェンジ”というシステムを利用してお互いの自宅(LAとイギリスの田舎町)を交換したところ、お互い異国の地で運命的な出会いを果たし……というお話だ。

『ホリデイ』
発売元:ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント
価格:Blu-ray 1,886円+税/DVD 1,429円+税
Film © 2006 columbia Pictures Industries, Inc. and GH One LLc. All Rights Reserved.

そんな本作でジュード・ロウが演じるのは、アイリスの兄グラハム。泥酔して妹の家に行ったら見知らぬ女性がいる! と面食らうグラハムに対し、予告なしに現れた猛烈イケメンに戸惑いつつも、秒で「ウホッ いい男!」みたいになるアマンダがまず可笑しい。ところが仲を深めていくうちに、グラハムはちょっとした、いやかなり衝撃的な秘密を抱えていることが判明し……という、ラブコメ物ならば100点満点を出したくなる展開にニヤニヤが止まらない。ボンクラ彼氏に浮気されたところにジュードが登場したら、そりゃあ誰もが飛びついてしまうだろう。

かたやアイリスのほうは失恋の仕方がエグかったためか慎重になってしまい、なかなか新たな恋の相手と出会えない。そこで満を持して登場するのが、エンニオ・モリコーネを敬愛する作曲家マイルズを演じるジャック・ブラックだ。『愛しのローズマリー』(2001年)以来のレアなジャックのラブコメ演技が堪能できるわけだが、最後のほうでさりげなく第四の壁を壊しにくるところはさすが。ジュード・ロウとジャック・ブラックを同じ世界にぶち込んだナンシー・マイヤーズ監督の采配に拍手を贈りたい。

オトコとしてほぼ100点!? ジュード・ロウ演じるイケオジ、グラハムの魅力にメロメロ必至!!

本作はそこそこヘビーな失恋から始まるものの、コミカルな演出のおかげで失恋ホヤホヤで観てもダメージは少ないはず。あざやかな伏線回収は涙腺を刺激してくるレベルで、アマンダの“予告編製作者”という設定も終始ギャグに利用し、すべてが完璧に見えたグラハムは秘密がバレても逆に愛おしさ爆発というズルさ。そして終盤、それまで離れた土地に暮らしていた他人同士による心と身体の“隔たり”をどう埋めるのか? という展開もサクッと小気味よくクリアしてみせ、ひとっ風呂浴びた後のような爽快な余韻を残してくれる。

歳を重ねると映画のちょっとしたお話のほころびにストレスが溜まったりするものだが、本作は(ご都合的なところ以外は)ダメ出しどころが見当たらないほどスマートな脚本で、ラブコメとしては長尺の135分を一切ダレることなくアッという間に突っ走る。十数年を経たいま観ても全く錆びついていないジョークの数々には感動すら覚えるが、色恋ネタのおもしろポイントというか、フツーの人間は十数年くらいじゃあ都合よく進歩しないということなのかもしれない……。

 

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ちなみに、アマンダの同僚役にジョン・クラシンスキーがいたり、劇中で流れる映画予告編にはジェームズ・フランコとリンジー・ローハンが出演していたりする。さらには意外な“あの人”のカメオ出演(偶然、撮影現場を通りかかったらしい!)もあったりと、ラブコメらしくない豪華さが地味に嬉しい。また、各キャラクターの家/部屋の内装もなかなか凝っていて、性格や職業柄を匂わせる小道具が満載なので要注目。そしてやっぱり、何よりもジュード・ロウ=グラハムのすべてを包み込むようなイケオジっぷりを堪能してほしい。ああ、こんなパパが欲しかった……!

 

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『ホリデイ』はCS映画専門チャンネル ムービープラスで2020年12月放送

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『ホリデイ』

ロンドン郊外に住む新聞記者アイリスと、LAで映画予告編製作会社を経営するアマンダ。失恋中の2人はネットを通じて知り合い、互いの家を交換してクリスマス休暇を送ることに。ロンドンに着いたアマンダは、アイリスの兄と意気投合。アイリスもLAで陽気なマイルズと出会う。

制作年: 2006
監督:
出演: