今度は『蜘蛛の巣を払う女』! 天才ゴスっ子ハッカー、“ドラゴン・タトゥーの女”リスベット復活!!

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
ライター:BANGER!!! 編集部
今度は『蜘蛛の巣を払う女』! 天才ゴスっ子ハッカー、“ドラゴン・タトゥーの女”リスベット復活!!
『蜘蛛の巣を払う女』
デヴィッド・フィンチャー監督『ドラゴンタトゥーの女』(2011年)の続編、『蜘蛛の巣を払う女』が2019年1月11日(金)から絶賛公開中! 『ドント・ブリーズ』のフェデ・アルバレス監督&英国人女優クレア・フォイを主人公リスベット役に迎え、新たな「ミレニアム」シリーズが幕を開けた!!

スウェーデン発の超人気推理小説シリーズ、再びハリウッド映画化!

『蜘蛛の巣を払う女』

同シリーズは「ドラゴン・タトゥーの女」を含む3部作からなる推理小説「ミレニアム」が原作。まず2009年にスウェーデンで全3部が映画化され(ノオミ・ラパス主演)、その後デヴィッド・フィンチャー監督によって第1部『ドラゴン~』のハリウッド版が制作された。そして本作『蜘蛛の巣を払う女』の原作は、著者スティーグ・ラーソン亡きあと筆を継いだダヴィド・ラーゲルクランツが必死こいて仕上げたという第4部だ。

『ドラゴン~』の数年後という設定の本作で孤高の天才ハッカー、リスベット・サランデルに与えられるミッションは、AIを搭載した核攻撃プログラムをNSA(米国家安全保障局)から奪い返すこと。いつもどおりちょちょいとハッキングして任務完了! かと思いきや、開発者(=依頼者)が目の前で謎の超武闘派集団に惨殺されてしまう。使いようによっては世界を滅ぼすこともできる物騒なプログラムを巡り、秘密を知るリスベットも命を狙われることになるのだった。果たして彼女は……っていうか、いきなり話の規模がデカいな!

宇宙飛行士の妻、冷血アンドロイド、ハイなラッパー……期待の若手俳優たちが集結!

『蜘蛛の巣を払う女』

今回リスベットを演じるクレア・フォイは、ルーニー・マーラが演じた前作ver.ほど奇抜な出で立ちではなく、古風なパンクスだったノオミ・ラパスとのいいとこ取りといったところ。ジャンクな生活をしていたルーニー版よりも意識高そうというか、整ったルックスと相まってスムージーでも飲んでそうな雰囲気だ。しっかり眉毛あるし。だからといってリスベットらしくないわけではなく、フォイ自身の多面性が役柄に投影されているかのようで、実に深みのあるキャラクターになっている。観客としては感情移入しやすいし、予告編でほぼフル引用されている冒頭のDVクソ野郎お仕置きシーンでがっちり心を掴んでくれるので、リスベットファンの皆さんはご安心を。

むしろ前作のゴスい雰囲気を継承しているのは、かつて生き別れたリスベットの妹カミラを演じているシルヴィア・フークスのほう。シルヴィアは『ブレードランナー 2049』(2017年)のレプリカント役が記憶に新しいが、おかげで白い血が流れていそうな役がよくハマる。儚げな雰囲気というより内面からにじみ出る力強さがあり、色素薄めのルックスに真紅の衣装で真っ黒コーデのリスベットと雪の中対峙するシーンは鳥肌モノだ。サクッと人を殺しそうなヤバさを醸し出し、コワモテのガチムチ野郎どもを率いて暗躍するので期待してほしい。

『蜘蛛の巣を払う女』

前作でボンド俳優ダニエル・クレイグが演じたジャーナリスト、ミカエル・ブルムクヴィストを引き継いだのはスウェーデン出身組のスヴェリル・グドナソン。クレイグと比べると中小企業の社員みたいな非カリスマっぷりだがリサーチのスキルは確かで、敵の正体を掴むべく地味に活躍する。物語の推進力かつ夜のお相手でもあった前作よりも扱いが小さいのは、リスベットの“忘れたい人枠”に入っているからかも? そりゃ前作のエンディングであんな粗相を見せつけられたんだから、まだ怒ってますよね当然です!

もうひとりのキーパーソンは、キース・スタンフィールド演じるNSAのセキュリティ担当アロナ・カザレス。アカデミー賞脚本賞を受賞したスリラー『ゲット・アウト』(2017年)やドラマ『アトランタ』でインパクトを残してきたキースは、『ストレイト・アウタ・コンプトン』(2015年)でスヌープ役を演じただけあってレイドバックな雰囲気が魅力の俳優だが、この諜報組織のナードな職員というのは新たなハマり役かもしれない。終盤ではリスベットのハッカー仲間プレイグと八面六臂の活躍を見せるので要注目だ。

難しいシリーズ作品のバトンを受けたアルバレス監督に拍手

『蜘蛛の巣を払う女』

スター候補の若手俳優陣と共に2時間弱の物語をまとめ上げたのは、ナメてた盲目じいさんが実は殺人マシンだったスリラー『ドント・ブリーズ』(2016年)のフェデ・アルバレス監督(フィンチャーは製作総指揮)。思わず声が出そうになるエグい描写は控えめに、しかしボンデージなプチ拷問などフェテッシュな映像を追加するという謎のバランス感覚を披露しつつ、伏線をしっかり回収していく几帳面さで一切ダレることなく突っ走る。どう撮ってもファンには文句を言われそうな人気小説原作モノに挑んだ勇気に敬意を評しつつ、彼を起用した制作側にも感謝したい。

前作ではリスベットの背中左端で身をくねらせていたドラゴンのタトゥーは今回、背中から首に沿うような昇り龍で、なんとなく頭部がフェニックスのようにも見える。この変化の意図は追々考えるとして、第5部「復讐の炎を吐く女」の映画化にも期待したいところだ。

『蜘蛛の巣を払う女』は1月11日(金)より全国公開中。

 

Share On
  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

『蜘蛛の巣を払う女』

ストックホルムの厳しい冬。背中にドラゴンのタトゥーを背負う天才ハッカー、リスベットに仕事が依頼される。
「君しか頼めない。私が犯した“罪”を取り戻して欲しい」
人工知能=AI研究の世界的権威であるフランス・バルデル博士が開発した核攻撃プログラムをアメリカ国家安全保障局から取り戻すこと。それは、その天才的なハッキング能力を擁するリスベットにしてみれば簡単な仕事のはずだった。
しかしそれは、16年前に別れた双子の姉妹、カミラが幾重にもはりめぐらした狂気と猟奇に満ちた復讐という罠の一部に過ぎなかった。

制作年: 2018
監督:
出演:
  • BANGER!!!
  • 映画
  • 今度は『蜘蛛の巣を払う女』! 天才ゴスっ子ハッカー、“ドラゴン・タトゥーの女”リスベット復活!!