草彅剛『パラサイト』愛を熱烈告白!オスカー受賞 ポン・ジュノ&ソン・ガンホ凱旋舞台挨拶

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ライター:BANGER!!! 編集部
草彅剛『パラサイト』愛を熱烈告白!オスカー受賞 ポン・ジュノ&ソン・ガンホ凱旋舞台挨拶
草彅剛(右)ソン・ガンホ(中)ポン・ジュノ監督(左)『パラサイト 半地下の家族』

第92回アカデミー賞において作品賞、監督賞、脚本賞、国際長編映画賞の最多4部門受賞を成し遂げた韓国映画『パラサイト 半地下の家族』。日本でも、2020年1月の全国公開から爆発的なヒットを記録していたが、オスカー獲得で勢いを増し、興行収入は2月23日(土)の時点で既に32億円を突破。230万人を超える動員を記録している。

ポン・ジュノ監督(左)ソン・ガンホ(右)『パラサイト 半地下の家族』

そんな日本での大ヒットを受けて、2019年末にも同作のプロモーションのために来日したポン・ジュノ監督と主演のソン・ガンホが凱旋来日。TOHOシネマズ六本木ヒルズにて舞台挨拶を行った。

ポン・ジュノ監督(左)ソン・ガンホ(右)『パラサイト 半地下の家族』

「受賞トロフィーよりも様々な国で観客から熱烈な反応をもらったことが嬉しい」

パラサイトのオープニングテーマと盛大な拍手に包まれて登場したポン・ジュノ監督は「まずはこのように劇場を一杯にしてくれて、本当にありがとうございます。アカデミー賞を獲る前から日本のみなさんが劇場に来てくれていたことに、心から感謝しています。日本のお客さんはお目が高いですね(笑)」とユーモアを交えつつコメント。ソン・ガンホも「本当にありがとうございます。言葉が違うのに共感できるのは映画の力。みなさんはそれを見せてくれました。感動しています」と続いた。

ポン・ジュノ監督『パラサイト 半地下の家族』

さらに、日本公開された韓国映画のなかで歴代興行収入でナンバーワンになった感想を聞かれたポン監督は、2000年代頭の日本と韓国ではお互いの国の映画が積極的に上映され、人気を集めていたことを指摘。「10数年ぶりに日本で韓国映画が愛されてヒットしています。両国の観客がお互いの映画に関心を持って、愛し合うことができるきっかけになればと願っています」と語ると、ソン・ガンホも「数字よりも、日本や韓国の人たちがお互いの作品に触れ合って、共感し合うことに意味があるのです。韓国でも以前から日本映画の巨匠の作品、そして最近では是枝裕和監督や阪本順治監督、李相日監督の作品が愛されていますよ」と同意した。

ソン・ガンホ『パラサイト 半地下の家族』

ポン監督は、第92回アカデミー賞での4部門獲得について「当時は嬉しくもあり、気が動転してもいました。本当に光栄ですし、トロフィーは大事にしていますが、様々な国で観客から熱烈な反応をもらったことが嬉しい」と、何よりも観客の熱烈な反応が嬉しいと強調した。

ポン・ジュノ監督『パラサイト 半地下の家族』

これに対してソン・ガンホは、第72回カンヌ国際映画祭で韓国映画として初となる最高賞パルム・ドールを受賞した際に、興奮にまかせてポン・ジュノ監督を強く抱きしめたところ、なんと監督の肋骨にヒビを入れてしまったと告白。「ですから今回は、監督の肋骨を折らないよう嬉しさを控えめに噛み締めつつ、首の後ろと背中と顔を中心に抱きしめました」と笑顔で語った。

ポン・ジュノ監督(左)ソン・ガンホ(右)『パラサイト 半地下の家族』

チョナン・カンこと草彅剛が登壇!『パラサイト』愛を熱烈告白

ここでなんと、サプライズゲストとして、韓国では“チョナン・カン”の名で知られる草彅剛が登場。かねてからソン・ガンホとポン・ジュノ作品の大ファンであることを公言してきた草彅だが、実は二人と対面するのは初めて。念願の対面とあって、かなり興奮気味に、しかし流暢な韓国語で熱烈なファンであることをアピールした。

草彅剛(左)ポン・ジュノ監督(中)ソン・ガンホ(右)『パラサイト 半地下の家族』

草彅は『パラサイト』について、「一流のエンターテイメントになっていて退屈するところが一時もなかった。観終わった後に感想を話したくなるし、またすぐに観たくなる作品。二人がタッグを組んだ『殺人の追憶』もそうだが、鬼気迫るシーンにもブラックユーモアがあり、そこがリアル」と語る。

草彅剛(左)ポン・ジュノ監督(右)『パラサイト 半地下の家族』

また草彅は、物語終盤でソン・ガンホ演じる主人公キム・ギテクとパク社長が着けるネイティブアメリカンの羽飾りの色にも言及。「ソン・ガンホさんに赤(の羽飾り)が似合っていたが、物語の展開を考えても(二人の飾りの色が異なるのは)重要だったと思う」と語ると、ソン・ガンホは「たしかに、赤には原始的かつ先住民のイメージが強い。黒は侵略者のイメージがあったかも。言われて本当にそうだなあと感じました」と同意。ポン監督は「草彅さんに言われて『そういう意味もあったのかなあ』と思いました。今後インタビューで引用していいですか?(笑)』と返し笑いを誘った。

草彅は尊敬する二人からの言葉に恐縮しつつも、ファン代表として「監督の無意識下にあったことを、僕が見つけたのかもしれませんね」と得意げな表情を見せていた。

草彅剛、ポン・ジュノ監督『パラサイト 半地下の家族』

『パラサイト 半地下の家族』は2020年1月10日(金)より公開中

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『パラサイト 半地下の家族』

過去に度々事業に失敗、計画性も仕事もないが楽天的な父キム・ギテク。そんな甲斐性なしの夫に強くあたる母チュンスク。大学受験に落ち続け、若さも能力も持て余している息子ギウ。美大を目指すが上手くいかず、予備校に通うお金もない娘ギジョン… しがない内職で日々を繋ぐ彼らは、“ 半地下住宅”で 暮らす貧しい4人家族だ。

“半地下”の家は、暮らしにくい。窓を開ければ、路上で散布される消毒剤が入ってくる。電波が悪い。Wi-Fiも弱い。水圧が低いからトイレが家の一番高い位置に鎮座している。家族全員、ただただ“普通の暮らし”がしたい。「僕の代わりに家庭教師をしないか?」受験経験は豊富だが学歴のないギウは、ある時、エリート大学生の友人から留学中の代打を頼まれる。“受験のプロ”のギウが向かった先は、IT企業の社長パク・ドンイク一家が暮らす高台の大豪邸だった——。

パク一家の心を掴んだギウは、続いて妹のギジョンを家庭教師として紹介する。更に、妹のギジョンはある仕掛けをしていき…“半地下住宅”で暮らすキム一家と、“ 高台の豪邸”で暮らすパク一家。この相反する2つの家族が交差した先に、想像を遥かに超える衝撃の光景が広がっていく——。

制作年: 2019
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