実話! 史上最凶殺人鬼の素顔はIQ160のイケメン!? ザック・エフロンが狂演『テッド・バンディ』

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ライター:BANGER!!! 編集部
実話! 史上最凶殺人鬼の素顔はIQ160のイケメン!? ザック・エフロンが狂演『テッド・バンディ』
『テッド・バンディ』©2018 Wicked Nevada,LLC

アメリカ史上最凶最悪の連続殺人鬼の真実に迫る問題作!

1970年代に若い女性ばかりを襲い全米を恐怖に陥れた連続殺人鬼テッド・バンディを描いた、その名もズバリ『テッド・バンディ』が2019年12月20日(金)より公開中。“シリアル・キラー”という呼称のきっかけを作った存在としても知られるアメリカ犯罪史上に残る凶悪な異常殺人犯を、ハリウッド屈指の高好感度俳優ザック・エフロンが怪しい魅力たっぷりに演じている。

『テッド・バンディ』©2018 Wicked Nevada,LLC

古くはロンドンの切り裂きジャックから、リアル・レザーフェイスことエド・ゲイン、変態ピエロおやじジョン・ゲイシー、ミルウォーキーの食人鬼ジェフリー・ダーマー、Netflix『マインドハンター』(2017年~)で認知度急上昇のエド・ケンパー、ロシアの死神ことアンドレイ・チカチーロ、そして『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(2019年)で再び脚光を浴びた小さいおじさんチャールズ・マンソンなどなど、世界の殺人鬼を挙げはじめたら枚挙にいとまがない。そんな殺人者たちの中でも特に最凶最悪と評される男が、本作の主人公テッド・バンディである。

『テッド・バンディ』©2018 Wicked Nevada,LLC

1974年から約4年間の間に州をまたいで30人以上を殺害したとされるバンディは、複数回にわたって遺体を陵辱するなどその犯行には異常性が際立つ。しかし、彼を有名にしたのは殺人鬼とは思えない堂々とした振る舞いと、多くの女性を虜にした端正な顔立ちだった。実際、当時のバンディは絵に描いたような好青年といった風情で、声をかけられた初期の被害者たちが油断してしまったのも頷ける。

『テッド・バンディ』©2018 Wicked Nevada,LLC

観客に「もし本当に無罪だったら……?」と思わせる罪深くも巧みな演出

本作はバンディと交際関係にあった女性、リズ(本名:エリザベス・クレプファー)の手記をまとめた「The Phantom Prince: My Life With Ted Bundy」を原作にしている。劇中のバンディはリズのベッドで一夜を過ごした翌朝、彼女の子どもをあやしつつ勝手に朝ご飯を作って「コーヒー飲む?」なんてエプロン姿で言っちゃったりする(これがホントのザック・エプロン)のだが、仕事と育児に追われるシングルマザーがこんな男を目の当たりにしたら、「未来のイクメン発見❤」てな感じでコロリと落ちるのは当然だろう。

『テッド・バンディ』©2018 Wicked Nevada,LLC

しかもバンディはロースクールに合格するほどの頭脳(IQ160)の持ち主で、裁判で自身の弁護を自ら務めたほど。マスコミの前で大げさに無罪を主張したり裁判所で結婚式を挙げたりと、自意識過剰なパフォーマンスは結果的に自分の足を引っ張ることになったようだが、彼をひと目見ようと多くの女性ファンが傍聴に訪れたというのは、日本の某カルト団体の幹部信者を思い起こさせる恐ろしくも馬鹿馬鹿しいエピソードだ。

『テッド・バンディ』©2018 Wicked Nevada,LLC

ただし映画内では直接的な犯行描写は一切なく、ウルウルした瞳で無罪を主張するバンディ(というかザック)を見ているうちに、もしかしたら本当に無罪だったりして……なんて考えが脳裏をよぎるほど。最後までリズへの愛だけは本物だったことを示唆するような描写もあり、このあたりは賛否が分かれるところだろう。ともあれ、それら全てがラストのゾッとするシーンに繋がっていると考えると、かなり有効な演出である。

『テッド・バンディ』©2018 Wicked Nevada,LLC

映画・ドラマ・音楽好きのツボを突いた脇役キャスティングにも注目

やることなすこと芝居がかったバンディだけに小説や映画の題材にならないわけがなく、2002年には映画『テッド・バンディ 全米史上最高の殺人者』が製作されている。NetflixでもAmazonプライムでもバンディを追ったドキュメンタリー作品が配信されていて、前者は『殺人鬼との対談:テッド・バンディの場合』(2019年)のタイトルで日本でも観ることができるので、本作と併せて鑑賞すれば捜査の詳細や犯行の時系列などがしっかり把握できるだろう。ただ間違いなく胸クソが悪くなるので、あえて鑑賞をオススメはしないが……。

本作はザックやリズ役のリリー・コリンズ以外にも、悪あがきを繰り返すバンディに失望をにじませる判事にジョン・マルコヴィッチ、バンディを追い詰める検事に『ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則』(2007年~)のジム・パーソンズ、リズの友人に『ウエストワールド』(2016年~)のアンジェラ・サラフィアンなど、映画・ドラマ好きのツボを突いたキャスティングが光る。なお序盤に登場する保安官役で、あの有名ヘヴィメタル・バンドのフロントマンも出演しているのでお見逃しなく。

『テッド・バンディ』©2018 Wicked Nevada,LLC

『テッド・バンディ』は2019年12月20日(金)より全国公開

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『テッド・バンディ』

1969年、ワシントン州シアトル。テッド・バンディとシングルマザーのリズは、あるバーで恋に落ちた。素晴らしい出逢いの1日から始まり、2人と彼女の幼い娘モリーは幸福を絵に描いたような家庭生活を築いていく。しかし、その運命は一変。テッドが信号無視で警官に止められた際、車の後部座席に積んでいた道具袋を疑われて逮捕されてしまう。マレーで起きた誘拐未遂事件の容疑だった。また、その前年にも女性の誘拐事件が起きており、キング郡警察の発表によると、目撃された犯人らしき男の車はテッドの愛車と同じフォルクスワーゲン。新聞に公表された似顔絵は、テッドの顔によく似ていた。突然の事態に混乱するリズ。テッドはすべてまったくの誤解だと説明するが、次第にいくつもの事件の真相が明らかになっていき……。

制作年: 2019
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