役所広司、27時間ワイヤーにつるされた! 過酷な撮影を明かす『オーバー・エベレスト 陰謀の氷壁』舞台挨拶

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ライター:BANGER!!! 編集部
役所広司、27時間ワイヤーにつるされた! 過酷な撮影を明かす『オーバー・エベレスト 陰謀の氷壁』舞台挨拶
©2019 TIFF

多国籍キャスト・スタッフによる極限アクション映画が誕生!

役所広司が主演し、『フェイス/オフ』(1997年)『M:I‐2』(2000年)『レッドクリフ』シリーズ(2008年~)などを手掛け、ジョン・ウーのハリウッドデビューを後押ししてきた名プロデューサー、テレンス・チャンが製作を務めた日中合作映画、『オーバー・エベレスト 陰謀の氷壁』が2019年11月15日(金)より全国公開となる。

『オーバー・エベレスト 陰謀の氷壁』©Mirage Ltd.

本作の舞台は、標高8848メートル/氷点下83℃という超過酷な環境でも知られる世界の最高峰・エベレスト。役所が演じるのは、ヒマラヤ救助隊<チーム・ウィングス>の鬼隊長・ジアンだ。物語の発端は、世界平和のカギを握る重要な書類を積んだ飛行機がエベレストの“デスゾーン”と呼ばれる危険地帯に墜落し、チーム・ウィングスに機密文書の回収任務が入る、というもの。

『オーバー・エベレスト 陰謀の氷壁』©Mirage Ltd.

ジアン隊長(役所広司)をはじめ、チャラめのイケメン・ヘリパイロット、ハン(リン・ボーホン)や、エベレストで遭難した恋人を探し出すために合流したシャオタイズ(チャン・ジンチュー)など個性的な面々が、危険なミッションに挑むことに。しかし、この依頼の裏にはかなりヤバい陰謀が潜んでいた……。

『オーバー・エベレスト 陰謀の氷壁』©Mirage Ltd.

ワイヤーアクションにも初挑戦! ズタボロの役所広司を堪能しよう

とにかく、ここまで本格的で過酷なアクション映画で心身ともにズタボロになる役所広司を見ることができたのは、やはりテレンス・チャン御大のおかげだろう。そんな役所演じるジアンの重厚な存在感はもちろん若手キャスト陣のキラキラ具合も秀逸で、お転婆だが美貌の中に憂いが漂うチャン・ジンチューと、「北斗の拳」の雲のジュウザ的なツンデレぶりがかわいいリン・ボーホンとの絡みが、物語のエモみを盛り上げてくれる。

『オーバー・エベレスト 陰謀の氷壁』©Mirage Ltd.

アクションを含め終始ダラつきがないサクサク進行も小気味よく、このあたりはゲーム畑出身のユー・フェイ監督らしさが発揮されていると言えるだろう。エベレストも完登しているという本格的なアウトドア派の監督だけに、危険と隣り合わせ、というか一つ間違えたら即死亡な大自然の恐ろしさもしっかり描かれている。伏線回収やSF(少し不思議)な驚きの結末など、最後まで飽きさせない脚本も見事だ。

『オーバー・エベレスト 陰謀の氷壁』©Mirage Ltd.

役所広司の俳優魂に脱帽!超過酷な『オーバー・エベレスト』撮影舞台裏

2019年10月28日より開催中の<第32回東京国際映画祭>の特別招待作品にも選出された本作の公開に先駆け、共演のチャン・ジンチューとリン・ボーホン、ユー・フェイ監督らが来日し、各国メディアや詰めかけた観客を前に舞台挨拶を行った。まず映画祭での上映に感謝した役所は、かねてからアジア各国による合作映画に参加したいと思っていたことを明かし、このたびテレンス・チャンらにより実現したことに感謝を述べた。

©2019 TIFF

多国籍キャスト/スタッフで製作された本作だけに撮影現場でも多言語が飛び交っていたそうだが、国際派女優として活躍するチャン・ジンチューら共演者に助けられたという役所。そんなチャンも過酷な撮影になることを覚悟して挑んだとのことで、「マイナス数十度という環境下はとても厳しく、役所さんと27時間ずっとワイヤーに吊るされていたこともあった。こんなことを役所さんに強いることができるのは、フェイ監督くらいのもの」と振り返り、会場の笑いを誘った。

©2019 TIFF

俳優陣の仲睦まじさに破顔! 役所はリン・ボーホンを「ハヤシくん」と呼ぶ?

最年少キャストのリン・ボーホンも、雪山の過酷さを覚悟しつつも「ヘリのパイロット役は過去のどんな役よりもカッコいいと思ったし、役所さん、ジンチューさんと共演できることも大きな魅力だった」と参加のきっかけを明かしつつ、「ドラマはもちろん登場人物たちが入念に描かれていて、肉体だけでなく精神も強い。そんなところに惹かれました」と作品の見どころをアピール。ちなみに役所はリン・ボーホン(林柏宏)のことを「ハヤシくん」という愛称で呼んでいるそうで、そんなところからも和気あいあいとしたチームの雰囲気を感じることができた。

©2019 TIFF

本作のこだわりポイントを聞かれたユー・フェイ監督は、まず「初監督作品なので緊張もあったし、完成までに5年の歳月をかけ、エベレスト登頂と同じく様々な困難もありました。しかし“愛する人のためにどこまでやれるか”という本作の大きなメッセージを、しっかりと伝えていきたい」とコメント。シャオタイズの印象的なシーンを例に挙げ、「長らく会えなかった人と再会したときには、“沈黙と涙”で想いを伝える。それが本作のハートの部分ではないかと思う」と、作品に込めたメッセージを明かした。

©2019 TIFF

そして最後は、役所が「“映画づくり”という言語を頼りに、様々な国のスタッフ・キャストと共に作り上げた作品。美しい雪山の景色と美しい人間たちの心模様を楽しんで欲しい」と舞台挨拶を締めくくった。

『オーバー・エベレスト 陰謀の氷壁』は2019年11月15日(金)より全国公開

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『オーバー・エベレスト 陰謀の氷壁』

標高8,848M、氷点下83℃にもなる、世界最高峰・エベレストの山頂付近、通称デスゾーンに、ヒマラヤ地域の平和のカギを握る重要機密文書を載せた飛行機が墜落。
その3日後、ヒマラヤ救助隊「チーム・ウィングス」に、多額の報酬と共に機密文書を探す依頼が入る。
チーム・ウィングスは“ヒマラヤの鬼”と呼ばれるジャン隊長中心に、 エベレストで遭難した恋人を探すシャオタイズ、ヘリパイロット・ハンらが日々危険なミッションに臨んでいた。
財政難に悩むチーム・ウィングスは危険と分かりながらも依頼を受け、死に至る場所・デスゾーンに向けて決死の登頂を始める。
残された時間は48時間。様々な思いと陰謀が絡まる中、 世界最高峰の頂には、予想もつかない事態が待ち受けていた――。

制作年: 2019
監督:
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