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「“マッツ愛”が出ています」『DEATH STRANDING』小島秀夫監督がマッツファンに向けにサービスシーンを用意!

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ライター:#BANGER!!! 編集部
「“マッツ愛”が出ています」『DEATH STRANDING』小島秀夫監督がマッツファンに向けにサービスシーンを用意!

世界的に熱狂的なファンを持つゲームクリエイター・小島秀夫が率いる<KOJIMA PRODUCTIONS>が放つ最新作『DEATH STRANDING(デス・ストランディング)』が2019年11月8日(金)、ついにリリースされる。前回のインタビューに続き、『DEATH STRANDING』制作秘話や、小島監督が選ぶ「マッツ・ミケルセン出演映画ベスト3」を明かしてくれた。

ゲームクリエイター 小島秀夫

―マッツさんが『デススト』で演じるクリフは、どういったキャラクターですか?

まだ詳しくは言えないですね。ノーマンが演じるサム・ブリッジスが主人公で、マッツさんが演じるのは180度違うライバル的なキャラクターです。

―企画段階から、このキャラクターにマッツさんをイメージされていたのでしょうか?

そうですね、最初の頃からです。アメリを演じるリンゼイ(・ワグナー)さんも。なので、オファーを断られたらどうしようかと思っていました(笑)。ノーマンに相談したところ、「マッツは必ずオファーを受けてくれるよ。断る理由がないよ。」と言ってくれましたね。

『DEATH STRANDING』クリフ役マッツ・ミケルセン©Sony Interactive Entertainment Inc. Created and developed by KOJIMA PRODUCTIONS.

―マッツさんのお顔立ちや表情はゲーム向きだと思いますか?

ゲームも映画もカメラ写りという点では同様です。マッツさんの魅力を捉えるのは難しかったですが、アングルやライティングに大変な時間をかけました。“マッツ愛”が出ています(笑)。

『デススト』はオープンワールド(舞台となる世界を自由に動き回って探索できるデザイン)のアクションゲームなので、慣れていない方は難しいかなと思うかもしれませんが、このゲームには<VERY EASY>というモードがあります。それでも、コントローラーを握ってノーマン・リーダスを操作しないといけないのですが、マッツファンのために特別に配慮して、マッツさんは最後の方にだけ出てくるというよりも、頻繁にフラッシュバックで出てくるようにしました。

『DEATH STRANDING』クリフ役マッツ・ミケルセン©Sony Interactive Entertainment Inc. Created and developed by KOJIMA PRODUCTIONS.

マッツさんは冒頭から出てきます。ストーリーに絡んでいるフラッシュバックだけでなく、BBポッド(主人公サムが運んでいる胎児[BB(ブリッジ・ベイビー)]が収められているカプセル)に繋ぐとBBの記憶が逆流して、マッツさんが出てくるフラッシュバックのシーンに繋がります。繋ぎに行くと必ずフラッシュバックが出るので、そこではマッツファンの皆さんへのサービスシーンがいくつもあって、色んなマッツさんが出てきますよ。マッツさんも撮影のリストを見て、頭を抱えていましたね。でも、ほとんど快諾してくれました。歌ったり、踊ったり、色々あります。

『DEATH STRANDING』BBポッド©Sony Interactive Entertainment Inc. Created and developed by KOJIMA PRODUCTIONS.

―ゲームでしか観られないマッツさんが観られますね。

そうですね。というよりも“ゲームならではのマッツ”という言い方が良いかもしれませんね。

―今回の来日の際もマッツさんとお会いになったと思いますが、お二人で何をされましたか?

KOJIMA PRODUCTIONSのオフィスに来ていただいて、『DEATH STRANDING』の完成品を、彼が出ているシーンを中心に観ていただきました。

―マッツさんの反応はいかがでしたか?

泣いていましたよ。

マッツ主演最新作『残された者』公開間近! 小島監督が選ぶマッツ主演作品ベスト3は?

『残された者-北の極地-』© 2018 Arctic The Movie, LLC.

―マッツさんの出演映画ベスト3を教えてください。

1位は断トツで、トマス・ヴィンターベア監督のデンマーク映画『偽りなき者』(2012年)ですね。この作品は覚悟して観ていただきたいです。大変な映画です。

2位は『プッシャー2』(2004年)ですね。シリーズの中でも一番好きです。

3位は、マッツさんの魅力を引き出しているという意味で『バレット・オブ・ラヴ』(2013年)です。マッツさんの蹴りや全力疾走など、マッツファンにオススメの作品です。

映画ではないですがドラマの『ハンニバル』(2013年~)も良いですし、SF映画の『ザ・ドア 交差する世界 』(2008年)もいいと思います。

―マッツさんの主演最新作『残された者 -北の極地-』をご覧になって、いかがでしたか?

特殊な映画で、サバイバルではなく“人のために人としてどう生きるか”を問う作品です。良い映画でした。序盤は、自分だけ生き残っているマッツがいるのですが、生き残るのは人間としてでなくてもいいわけで、“生命”として生き残ったマッツがいます。そこに怪我をした女性が登場し、安全圏にいるマッツが彼女を救うために、リスクを背負って行動するというお話です。

『DEATH STRANDING』は2019年11月8日(金)発売。『残された者 -北の極地-』は同日より新宿バルト9ほかロードショー。

『DEATH STRANDING』

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