【ワニ映画おすすめ5選‼】これからくるパニック映画はワニが主役!『クロール ―凶暴領域―』

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ライター:知的風ハット
【ワニ映画おすすめ5選‼】これからくるパニック映画はワニが主役!『クロール ―凶暴領域―』
『クロール ―凶暴領域―』Ⓒ 2019 Paramount Pictures Corporation. All rights reserved.

最恐ワニ映画『クロール ―凶暴領域―』についてはこちら

当然、皆様もご存知の通り、この世界には数多くのワニ映画が存在する。シンプルに出来の良い“名作ワニ映画”や、多少チープでも面白さは上等と言って差し支えない“良作ワニ映画”、それと謎の魔術を操るワニが出てくる“なんか変なやつ”など多種多様なワニ映画が、ここ日本でもコアなファンの支持を得ているのだ。

そこで今回は<ワニ映画特集>と銘打って、素直に面白い作品から少し癖の強い作品まで、ワニが題材のアニマル・パニック映画を5本、適当に見繕って紹介していこう。

①ワニ映画界の老舗シリーズ『U.M.A レイク・プラシッド』

さて、ワニ映画の中でも最も長い歴史を誇るシリーズ作品の1作目が、『U.M.A レイク・プラシッド』(1999年)だ。

ストーリーとしては、メイン州ブラック湖に突如現れた想像を絶する巨大ワニを巡って、地元の狩猟監査官や古生物学者が大立ち回りする……というもの。全体的に血の気の多い本作の登場人物は、誰も彼もアクが強いが、話のテンポの良さと適度にコミカルな掛け合いが、他のワニ映画なら“短所”として映るかもしれない強烈な個性を、上手く独自の“長所”に昇華している。

またワニのアニマトロニクスは、『ターミネーター』や『ジュラシック・パーク』で有名なSFXアーティスト、スタン・ウィンストンが手掛けているため迫力満点。総じて、ワニ映画に欲しいものがひと通り揃った逸品と言っていいだろう。なお『レイク・プラシッド』シリーズは割と打率が高いワニ映画群なので、興味のある方は本作からこのジャンルに入っていくのも一つの手である。

②“怪物視点”はジョーズの影響?『アリゲーター』

ワニ映画を語る上で、おそらく絶対に外せない一本と言えば、ロバート・フォスター主演の『アリゲーター』(1980年)だろう。

「ミズーリ州の下水道に捨てられた小さなワニの子供が、地下に流れ着く実験動物の死骸を食べて異常に成長。12年の歳月を経て巨大化すると、町の住人に牙を剥く」……という展開は、なかなか皮肉が効いていて面白い。

元はサメ映画の『ジョーズ』(1975年)から始まった、アニマル・パニックブームに迎合した1作品に過ぎない本作には、やはり“怪物視点の演出”や“おどろおどろしい音楽”にジョーズの影響が見受けられる……が、それでも確かなクオリティーを誇っている。さらには、ワニ騒動に便乗した愉快犯がドサクサに紛れて出てきたり、命をないがしろにしてきた人間が結局は巡り巡って報いを受けたりと、人間の可笑しさや汚さにも焦点が当たっているのが特徴だ。

惜しむらくは、本作のソフトには2019年現在それなりにプレミアが付いていて、少し鑑賞するのが難しいかもしれない。余談だが、本作の続編である『アリゲーター2』(1990年)も前作より出来は落ちるが、それでも魅力的な娯楽作である。

③イチオシ!B級映画の帝王ロジャー・コーマン製作『ディノクロコ』

有名どころのツートップを紹介したので、今度は少しマイナー指向の良作から。“B級映画の帝王”ロジャー・コーマンが製作総指揮を務めたワニ映画、『ディノクロコ』(2004年)だ。

「最先端技術によって怪獣化したワニ“ディノクロコ”が、地元の保安官や軍隊を相手に死闘を繰り広げる」……という内容の本作、これが想像以上に面白い。

話の筋こそシンプルだが、他のワニ映画では絶対に死なないようなキャラクターが驚くタイミングで死んだり、逆に絶対に死ぬようなキャラクターが意外な活躍を見せたりするため、低予算映画と侮るなかれ、予想外のスリルが視聴者に襲いかかる。

純粋なワニというより怪獣に近いデザインのディノクロコの活躍も十分で、個人的にはイチオシのワニ映画である。

ちなみに、ロジャー・コーマンの名前ばかり目立ちがちだが、監督のケヴィン・オニール(『シャークトパス VS プテラクーダ』[2014年]ほか監督)もまた、何気に面白いB級モンスター・パニックを長年製作してきたベテランだ。

④魔術を操るワニが登場!タイ映画『アリゲーター/愛と復讐のワニ人間』

ここで少し系統を変えて、イロモノ路線から別のワニ映画をピックアップしていこう。タイから来た謎のワニ映画、それが『アリゲーター/愛と復讐のワニ人間』(2001年)である。

タイトル通り本作には、魔術によって人間に変身する邪悪なワニが登場するのだが、決してそれだけでは終わらない。なんと本作のワニ、怪しい力で雷鳴を轟かせたり、地震を起こしたり、やけに多彩なスーパーパワーを見せてくるのだ。

ところで本作のストーリーは、「悪い魔術を操るワニを、村で一番の英雄が倒して、綺麗な嫁を何人も手に入れる」……という、良く言えば素朴で、悪く言えば稚拙な、英雄神話に似たワニ映画だ。しかし、本作は他愛ない昔話のような脚本に反して、捕食シーンは異様にグロテスク。妙にポンポン血と人間の手足が飛び散るので、苦手な方は絶対に避けるべきである。

⑤ついにロボット化!金属のボディと牙を持つ『ロボクロコ』

最後にもう1本、イロモノ路線から『ロボクロコ』(2013年)というワニ映画について触れておこう。

ストーリーは「生物の遺伝子を機械化する米軍の新兵器が、うっかりワニに直撃。結果としてロボクロコと化したワニは人類を襲う」……というものだ。これほど単純明快かつ意味不明なプロットのワニ映画も珍しいだろう。

このように美味しい設定を持つ『ロボクロコ』だが、本作には“ワニがロボットである”設定を活かしたシーンが少ないので、結局のところ一山いくらの大きなワニが暴れるB級映画と大差ないのが問題かもしれない。一応、話が進むにつれて機械化したワニの表皮が剥がれ、金属製の内骨格が露出してくる……という地味に面白いポイントもあるが、もう一つ何か派手な見所を見せて貰えると嬉しかった。

とはいえ、『ロボクロコ』というアイデア自体が貴重であることには相違ないので、その手のB級映画が好きな方は一度チャレンジしてみるのもいいだろう。

以上、私がざっくり見繕ったワニ映画特集5選である。無論この他にも、例えば『マンイーター』(2007年)や『カニング・キラー 殺戮の沼』(2007年)、『ブラック・ウォーター』(2007年)など、ここまで記事を読んで下さった皆様に紹介しておきたいワニ映画は山程ある。ある、あるが……文字数の都合がある。よってここから先は、上記の作品群を足掛かりに、ぜひとも皆様自らの手でワニ映画を開拓していって頂きたい。

ワニ映画はいつだって君を待っている。

文:知的風ハット

いま、映画館で観られるワニ映画『クロール ―凶暴領域―』は2019年10月11日(金)より公開

『クロール ―凶暴領域―』についてはこちら

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『クロール ―凶暴領域―』

大学競泳選手のヘイリーは、疎遠になっていた父が、巨大ハリケーンに襲われた故郷フロリダで連絡が取れなくなっていることを知り、実家へ探しに戻る。地下で重傷を負い気絶している父を見つけるが、彼女もまた、何ものかによって地下室奥に引き摺り込まれ、右足に重傷を負ってしまう―――

制作年: 2019
監督:
出演:
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