弓アクションは銃撃戦よりクール! 目ヂカラ光るタロン・エジャトンが伝説のロビン・フッドに『フッド:ザ・ビギニング』

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ライター:杉山すぴ豊
弓アクションは銃撃戦よりクール! 目ヂカラ光るタロン・エジャトンが伝説のロビン・フッドに『フッド:ザ・ビギニング』
『フッド:ザ・ビギニング』© 2018 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.

中世イングランドの英雄、ロビン・フッドは冒険アクション活劇の定番!

先日ニュース番組で言っていたんですが、<赤い羽根共同募金>の赤い羽根は、イギリスの英雄伝説ロビン・フッドが帽子に赤い羽根をつけていたことに由来する、という説があるそうです。

ロビン・フッドは、中世イングランドを舞台にした英雄の物語。弓を使って悪と戦い、悪徳貴族たちからお金をまきあげ貧しい者たちに配る、いわゆる義賊です。その義賊精神が募金に結びついたのでしょうか?(笑)。

『フッド:ザ・ビギニング』© 2018 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.

ロビン・フッドにはモデルになった人はいるらしいのですが実在の人物ではなく、また小説の主人公でもありません。ウィキペディアとかによれば、吟遊詩人たちの間でいつしか語りだされたお話であり、それが舞台になったりと形作られてゆき、いつしか西洋の伝説的なヒーロー物語になったそうです。

『フッド:ザ・ビギニング』© 2018 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.

ハリウッドでは、昔から冒険アクション映画の定番として何度か映画化されてきました。1973年(日本公開は1975年)には、ディズニーがキツネをロビン・フッドに見立てたアニメ映画を製作しています。このデザインを見ると……確かに帽子に赤い羽がありますね(笑)。

スタイリッシュな武器「弓」の魅力全開! タロン・エジャトンの目ヂカラ演技にも注目

この伝説のヒーローを、今風のアメコミ・ヒーロー映画テイストで仕上げたのが『フッド:ザ・ビギニング』です。出演に『キングスマン』シリーズ(2016年~)のタロン・エジャトンを迎えています。

『フッド:ザ・ビギニング』© 2018 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.

中世イングランドを舞台にしたコスチューム劇ですが、とにかく弓を使ったアクロバティックなアクションがカッコいい。TVドラマシリーズ『ARROW/アロー』(2012年~)や『アベンジャーズ』(2012年~)のホークアイが好きな人なら、絶対に楽しめるアクション活劇に仕上がっています。

『フッド:ザ・ビギニング』© 2018 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.

この映画を観て改めて思うのは、弓という武器の魅力。考えてみれば、アクション映画の中で弓を使ったヒーローは少なくありません。先にも触れた『アベンジャーズ』シリーズでジェレミー・レナーが演じたホークアイ、シルヴェスター・スタローンの『ランボー』シリーズ(1982年~)、『メリダとおそろしの森』(2012年)のメリダ、ジェニファー・ローレンスの『ハンガー・ゲーム』シリーズ(2012年~)、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズ(2001年~)でオーランド・ブルームが演じるレゴラス、痛快インド映画の『バーフバリ』シリーズ(2017年~)など(ちょっと違いますが『スター・ウォーズ』シリーズ(1977年~)のチューバッカはボウガンのような光線銃を持っています)。

弓アクションは銃撃戦よりも迫力がありスタイリッシュ。ポーズをつけて放つから、いいシーンが撮れる。また、線の細い女性が構えても絵になる。なによりも弓は相手を狙って撃つので目ヂカラ演技も必要になり、役者のキリリとひきしまった表情が画面いっぱいに映し出されます。

『フッド:ザ・ビギニング』© 2018 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.

ロビン・フッド伝説は弓ヒーローたちのルーツであり、こうした映画が沢山作られたことが後押しとなって、今回の『フッド:ザ・ビギニング』が作られたと言えるでしょう。本作はアクションも素敵ですが、コスチュームも素敵。『ボヘミアン・ラプソディ』(2018年)『ロケットマン』(2019年)のジュリアン・デイが衣装を担当しています。

『フッド:ザ・ビギニング』© 2018 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.

ロビン・フッド映画の歴史は100年以上! 復活のきっかけはアメコミ・ヒーローだった!?

個人的に『フッド:ザ・ビギニング』は、1991年に公開されたケヴィン・コスナー出演の『ロビン・フッド』のリメイクのようだと思いました。あの映画でもロビン・フッドが十字軍に参加し、そこで出会ったモーガン・フリーマン演じるイスラム教の戦士と手を組み悪と戦います。今回、そのイスラム教の戦士を演じるのはジェイミー・フォックスです。

『フッド:ザ・ビギニング』© 2018 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.

ケヴィン・コスナー版『ロビン・フッド』は、1989年の『バットマン』の成功によるヒーロー映画ブームを受けて製作されたと言われていますから、やはりアメコミ・ヒーローがロビン・フッドの復活につながったのですね。なお『フッド:ザ・ビギニング』で悪役を演じるのは、ベン・メンデルソーン。『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016年)、『レディ・プレイヤー1』(2018年)、『キャプテン・マーベル』(2019年)と、最近のジャンル系映画に出ている名優です。

『フッド:ザ・ビギニング』© 2018 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.

ちなみに、一番最初のロビン・フッド映画は1908年だそうです(『Robin Hood and His Merry Men』)。『フッド:ザ・ビギニング』の全米公開は2018年ですから、最初の映画化から110年目の記念すべき年に公開されたのですね(笑)。

文:杉山すぴ豊

『フッド:ザ・ビギニング』は2019年10月18日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー

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『フッド:ザ・ビギニング』

表の顔は領主、裏の顔はフードを被った盗賊 ―
2つの顔を使い分け、敵も味方も鮮やかに欺くハイパーシューティング・アクション!

制作年: 2018
監督:
出演:
  • BANGER!!!
  • 映画
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