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この秋、絶対に観たい! 川上未映子×岨手由貴子×岸井ゆきの『すべて真夜中の恋人たち』ほか女性監督が放つ濃密3作

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ライター:#BANGER!!! 編集部
この秋、絶対に観たい! 川上未映子×岨手由貴子×岸井ゆきの『すべて真夜中の恋人たち』ほか女性監督が放つ濃密3作
Ⓒ2026『すべて真夜中の恋人たち』製作委員会

芸術の秋に観たい! 注目の女性監督作3選

今年も“芸術の秋”の訪れはもうすぐそこ。この秋、国内外で高い評価を受け、現代の映画界を牽引する3人の女性監督が放つ注目映画が続々と公開となる。

社会や他者との境界線で揺れ動く感情、言葉にならない葛藤、そして人間が持つ愛おしくも複雑な本質……繊細な人間ドラマを描くことに定評のある3人の監督たちが、今を生きる私たちの背中をそっと押し、深い共鳴をもたらしてくれる――そんな珠玉の3作品を一挙にご紹介。

©︎2026『すべて真夜中の恋人たち』製作委員会

🎞️『すべて真夜中の恋人たち』
🎬️監督:岨手由貴子

11月13日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー

国内の主要文学賞を数多く受賞し、イギリスで最も権威ある文学賞ブッカー賞の翻訳部門最終候補に著作が選出されるなど、世界的に高く評価される小説家・川上未映子が手掛けた初の恋愛小説「すべて真夜中の恋人たち」(講談社文庫)を、『あのこは貴族』が国内外で高く評価された岨手由貴子監督が映画化。

©︎2026『すべて真夜中の恋人たち』製作委員会

確かな人物描写力、空気感をも描き切る演出力で、登場人物たちそれぞれの感情を丁寧に活写し、今を生きる我々が抱える「孤独」を見つめ、寄り添う物語に昇華させ、本年度カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に選出。「言葉にできない何かを見事に掬い取る(IndieWire)」「繊細で、優雅で、静謐(MICROPSIA)」など、端正な世界観を各メディアが絶賛した。

主人公・冬子役に岸井ゆきの、そして冬子と出会う三束(みつつか)役に浅野忠信が扮し、不器用な大人たちが抱えるリアルな孤独感やそれでも人と向き合うことの幸せや尊さをまっすぐに表現する。すべての人々を優しい光で包み込む究極の恋愛映画。

©︎2026『すべて真夜中の恋人たち』製作委員会

フリーの校閲者である入江冬子は、同業者たちが集まる飲み会に参加していた。普段から酒を飲まず、人と関わることを避けている冬子は、周りの会話のペースに乗ることができない。

数少ない友人で仕事相手でもある石川聖に「冬子っていつも何してるの?」と聞かれるが、親しい人や趣味のない日常を語るだけ。そして、誕生日である12月24日ですら何をするでもなく、ただ真夜中に散歩をするのが毎年の過ごし方だと話す。一方、聖は自分も似たようなものだとしながらも、食事やセックスをともにするだけの相手は複数人いると打ち明ける。何もない日々をひとりで過ごす冬子と、誰にでも物おじせずに自分の意見を言う聖。

ある日、冬子はふとしたきっかけで三束(みつつか)という年上の物理教師と知り合う。そこから、冬子の日常が少しずつ変化していく。

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🎞️『わたしの知らない子どもたち』
🎬️監督:西川美和

10月16日(金)より全国公開

『ゆれる』、『永い言い訳』、『すばらしき世界』など、人間の営みをつぶさに描き数々の傑作を生みだしてきた西川美和監督が監督・原案・脚本を務めた最新作。終戦直後の東京を舞台に、戦争によって家族も居場所も失った12歳の少女が生き延びるために奮闘する姿を描く。

主人公・琴子役にはオーディションで選ばれた新人・小八重葵美。本作で映画デビューを果たす小八重を、二階堂ふみ、役所広司、田中裕子ら日本映画界を代表する俳優陣が支える。本年度のトロント湖高裁映画祭コンペティション部門にも選出され、世界からも喝采を浴びた希望と再生の物語。

『わたしの知らない子どもたち』©︎2026 K2 Pictures

1945年、終戦。戦争によって家も家族も失った12歳の少女・芽野琴子は、女性であることが生きる危険に繋がる現実を知り、少年として生きることを決意する。やがて自分と同じように家や家族を失った少年たちと出会い、新たな居場所を見つけていく。一方、かつて琴子の担任教師だった曽根は、敗戦によりイデオロギーの転換と、婚約者を失った中で生きる意味も見失っていた。しかし、父の友人から「琴子を探している」という知らせを受け、琴子を探す旅に出る。

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🎞️『男ともだち』
🎬️監督:三島有紀子

11月6日(金)より全国公開

『しろがねの葉』で第168回直木賞を受賞した千早茜のロングセラー小説『男ともだち』(文春文庫)を、『幼な子われらに生まれ』、『Red』、『一月の声に歓びを刻め』など国内外で高い評価を得る三島有紀子監督が映画化。主演に松岡茉優、共演に成田凌を据え、30歳を目前にして、人生に行き詰まる男女の曖昧で確かな関係性を綴る。

京都に暮らすイラストレーター、神名。30歳を目前にした彼女は人生に静かな行き詰まりを感じていた。絵本で賞を獲り脚光を浴びたのは何年も前、最近は無茶なクライアントワークに神経をすり減らし、惰性と不毛な恋愛に逃げる日々を送っている。昔から自分勝手で人間関係に不器用なのは自覚している神名だったが、出会った頃からなぜか深く理解をしてくれる“男ともだち”ハセオからの思いがけない電話をきっかけに、7年ぶりに再会。甘く、苦く、ひりひりとした二人の時間が動き出す。京都、富山、広島――あの頃も今も変わらない温度で接してくれるハセオと過ごす“3つの夜”が、神名の人生を大きく変えていく。

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