• BANGER!!! トップ
  • >
  • 映画
  • >
  • 全国の悩める中間管理職よ! 絶好調の“いかつい顔の愛されおじさん”ジョシュ・ブローリンを見習え

全国の悩める中間管理職よ! 絶好調の“いかつい顔の愛されおじさん”ジョシュ・ブローリンを見習え

  • Twitter
  • LINE
  • Facebook
ライター:#市川夕太郎
全国の悩める中間管理職よ! 絶好調の“いかつい顔の愛されおじさん”ジョシュ・ブローリンを見習え
『ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ』©2018 SOLDADO MOVIE, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
『ボーダーライン: ソルジャーズ・デイ』のベテラン俳優ジョシュ・ブローリンは最近、インスタでも妙にハジケまくっている。そんなイカツくも愛らしいキャラクターで幅広い層から支持を得るブローリンの魅力について、映画ライター・市川力夫氏が解説!

17歳でデビューするも定番の麻薬&アル中コースへ……

『ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ』©2018 SOLDADO MOVIE, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

現在公開中の『ボーダーライン: ソルジャーズ・デイ』の主人公マット・グレイヴァーは、上司からの無茶振りと現場でのいざこざの板挟みになり、全国の悩める中間管理職たちから共感をかっさらったCIA捜査官。そんな男をたしかな演技力と頼もしすぎるボディで説得力抜群に演じたジョシュ・ブローリンが、いまスパークしまくっている!

ジョシュ・ブローリンは1968年2月12日生まれの現在50歳。同い年の俳優には「007」シリーズでおなじみのダニエル・クレイグやウルヴァリン俳優ヒュー・ジャックマン、ドル箱スターのウィル・スミスなどがいるが、彼らと比べても芸歴は長く、デビューは17歳の時の『グーニーズ』(1985年)。とはいえ順風満帆な俳優人生とは言いがたく、多くの子役出身者が辿る麻薬&アル中コースを歩き出してしまったりの紆余曲折を経て、本格的に注目されだしたのは殺し屋アントン・シガーから追われるベトナム帰還兵を好演した『ノーカントリー』(2007年)や、政治活動家ハーヴィー・ミルクを射殺した犯人役を演じた『ミルク』(2008年)あたりからだった。

しかし、ようやく浮上したと思いきや、DCコミックス原作の映像化でオカルト・ウエスタン『ジョナ・ヘックス』(2010年)や、リメイク版『オールド・ボーイ』(2013年)など主演作が残念な出来で撃沈。ようやく風向きが変わったのが、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014年)で発表されたサノス役だった。

人気シリーズのラスボス役ということで当然若い世代からも注目は集まり、2015年からは流行に乗っかってインスタグラムも始動。3人目の妻で20歳下のモデル、キャサリン・ボイドとのイチャつきっぷりをガンガンにアピる姿勢はキープしたまま徐々にふざけた投稿が増加していき(ビッグサイズのコンドームを買おうとするのを妻に咎められたりしてる)、肩の力を抜いた投稿でさらなる人気を獲得することに。

View this post on Instagram

I KNOW what I need! ? #wifekeepsmehumble

A post shared by Josh Brolin (@joshbrolin) on

映画館からNetflixまで今年はブローリン出演作が目白押し!

インスタグラムでの投稿などで“いかつい顔の愛されおじさん”として人気急上昇中のブローリンだが、今年公開された出演作は『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』、『デッドプール2』(サイボーグ戦士・ケーブル役)、『ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ』という3本! 実録巨大山火事映画『オンリー・ザ・ブレイブ』も本国では去年公開だけど日本では今年公開され、Netflixでも主演映画『父さんはオジロジカ・ハンター』が配信。ぼくらは今年に入って5本もジョシュ・ブローリン出演作品を観ることができたのだ。

ちなみに、あまり話題になっていない『父さんはオジロジカ・ハンター』はジョシュ演じる昔気質の鹿ハンターと、別れた妻のもとで暮らす現代っ子バリバリなスマホ中毒息子の、ほのぼのディスコミュニケーション・コメディ。オリジナルDVD製作にのめりこむ鹿狩り界のスターという謎設定で、別れた妻の彼氏に嫉妬しまくるという器の小さい役どころはジョシュのアイドル性が遺憾なく発揮されている。

というわけで、とにかく絶好調のブローリンだが私生活でもスパークしているからスゴイ。なんと今年の6月にはキャサリン・ボイドとの間に第一子も誕生し、元妻との間の娘エデンは婚約を発表したのだ。ちょっと怖くなるほどの絶好調っぷりだが、インスタでのアホな投稿と映画での渋さ爆発なカッコイイ姿、この二刀流でいつまでもファンのみんなをシビれさせてほしいものです。

文・市川力夫

 

『ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ』公式サイト

Share On
  • Twitter
  • LINE
  • Facebook