マーベルコミック原作の女性コミックヒーロー映画の元祖とも言える伝説的作品『レッド・ソニア/反逆の剣』が、5月8日(金)より新宿バルト9ほかにて全国ロードショーとなる。
レッド・ソニア、再びスクリーンに立つ
「レッド・ソニア」は、ロバート・E・ハワードの小説を起源に、70年代以降は同じくハワードの『英雄コナン』のコミック版で再解釈され世界的な人気を獲得した。1985年にはリチャード・フライシャー監督による映画版が公開され、ブリジット・ニールセンとアーノルド・シュワルツェネッガーの競演によって“赤き女戦士”の名は広く知られることとなる。
その後もキャラクターは進化を続け、より強靭で人間味あるサバイバー像へと深化。再映画化は長らく待ち望まれてきた。そして2026年――現代最高峰の映像技術と揺るぎない魂を携え、神話的スケールと骨太のアクションを備えた新たな『レッド・ソニア』がついにスクリーンへ帰還する。
『レッド・ソニア/反逆の剣』© 2024 RED SONJA PRODUCTIONS, INC. ALL RIGHTS RESERVED.
監督はアクション・ファンタジーを熟知するM・J・バセット。壮大な世界観とアクションを現代的スケールで蘇らせた。主演のマチルダ・ルッツは『REVENGE リベンジ』で鮮烈な印象を残した実力派で、圧倒的な身体性と強靭さ、そして“戦士の力強さと人間としての脆さ”という両面を体現し、現代にふさわしいレッド・ソニア像を作り上げている。
『レッド・ソニア/反逆の剣』© 2024 RED SONJA PRODUCTIONS, INC. ALL RIGHTS RESERVED.
さらに、ロバート・シーアン演じる皇帝ドレイガンは狂気と魅力を併せ持つ悪役として存在感を放ち、ウォーリス・デイのアニシアも神秘的で不穏な戦士として印象を残す。さらにルーク・パスクァリーノ、マイケル・ビスピン、マーティン・フォード、ローナ・ミトラ、ヴェロニカ・フェレら実力派キャストが物語を彩る。
『レッド・ソニア/反逆の剣』© 2024 RED SONJA PRODUCTIONS, INC. ALL RIGHTS RESERVED.
そんな『レッド・ソニア』と併せてチェックしたいのが、6月に日米同時公開を迎える『スーパーガール』。この初夏、日本のスクリーンに登場する“闘う女性”たち、強烈な輝きを放つ2人のヒロイン――それぞれ異なる世界観に生きながらも、彼女たちが体現するのは、単なる強さにとどまらない、人間としての意志と美しさだ。
『スーパーガール』© & TM DC © 2026 WBEI
『レッド・ソニア』と『スーパーガール』
『レッド・ソニア』は剣と血が支配する過酷な世界を舞台に、すべてを奪われた女戦士ソニアの復讐と再生を描くアクション大作。彼女は圧倒的な戦闘能力を持ちながらも、その強さの根底には、喪失や怒りといった極めて人間的な感情が横たわっている。
銀のビキニアーマーをまとい、敵に立ち向かう姿は視覚的なアイコンとしての力強さを放ちながらも、その奥には「生き抜く」という切実な意志が宿っている。肉体を極限まで酷使しながら戦うその姿は、ただのヒロイズムではなく、痛みと引き換えに獲得されたリアルな強さとして観る者に迫る。
『レッド・ソニア/反逆の剣』© 2024 RED SONJA PRODUCTIONS, INC. ALL RIGHTS RESERVED.
一方の『スーパーガール』は、愛犬が突如として現れた謎の敵クレムにより毒に侵され、解毒剤を手に入れるべく、同じくクレムに家族を奪われた少女や賞金稼ぎロボとともに、壮大な戦いに身を投じていく。
ご存知『スーパーマン』の系譜を継ぐスーパーパワーの持ち主である彼女は、一見すると無敵の存在に映る。しかし、その内面には「自分は何者なのか」「どこに居場所があるのか」という葛藤が存在している。空を翔け、世界を救うダイナミックなアクションの中で描かれるのは、力の使い方に責任を持とうとするひとりの女性の成長である。
2人のヒロインの共通点とは
この二作品に共通しているのは、「強さ」が決して生まれつきのものだけではなく、選び取り続ける意志によって形作られている点だ。ソニアは過酷な現実の中で戦うことを選び、スーパーガールは力の意味を問い続けながら守ることを選ぶ。その選択の積み重ねこそが、彼女たちを“ヒロイン”たらしめている。
『レッド・ソニア/反逆の剣』© 2024 RED SONJA PRODUCTIONS, INC. ALL RIGHTS RESERVED.
また、彼女たちの美しさは、単なる外見的な魅力にとどまらない。戦いの中で揺らぐ感情、傷つきながらも立ち上がる姿、そして自らの信念を貫こうとする覚悟――そうした内面の強度が、そのまま“美しさ”としてスクリーンに立ち上がる。ソニアの荒々しくも研ぎ澄まされた存在感と、スーパーガールのしなやかで意志的な佇まいは対照的でありながら、いずれも観る者の心を強く打つ。
さらに興味深いのは、彼女たちが“誰かのために闘う”だけの存在ではないという点だ。もちろん守るべきものは存在するが、その前にまず「自分自身の在り方」と向き合っている。自らの痛みや葛藤を受け入れ、それでも前に進もうとする姿は、観客にとって極めて共感的であり、同時に憧れの対象ともなる。
『レッド・ソニア/反逆の剣』© 2024 RED SONJA PRODUCTIONS, INC. ALL RIGHTS RESERVED.
新たなヒロイン像を提示する女性キャラクター
『レッド・ソニア』と『スーパーガール』は、それぞれ異なるジャンルとスケールを持ちながら、“闘う女性”というテーマを通じて現代に新たなヒロイン像を提示している。力強さと脆さを併せ持ち、選択し続ける意志によって自らを形作る女性たち。その姿は、単なるアクションの爽快感を超え、観る者の価値観に静かに問いを投げかける。
この初夏、スクリーンに立ち上がる二人のヒロインは、私たちにこう語りかけてくる。強さとは何か、美しさとはどこに宿るのか――その答えは、彼女たちの闘いの中に、確かに刻まれている。
『レッド・ソニア/反逆の剣』© 2024 RED SONJA PRODUCTIONS, INC. ALL RIGHTS RESERVED.
『レッド・ソニア/反逆の剣』
5月8日(金)より全国公開
時は有史以前のハイボリア時代。蛮族王の侵攻で故郷を失った女戦士ソニア(マチルダ・ルッツ)は、ヒルカニアの森でひっそりと生き延びていた。だが森に異変が起き、彼女は自然を蹂躙しながら勢力を広げる皇帝ドレイガン(ロバート・シーアン)の陰謀に巻き込まれていく。捕らえられたソニアは都の闘技場へ送られ、ダムナティと呼ばれる囚われの戦士たちとともに怪物との死闘を強いられる。過酷な運命の中で、彼女の反撃が始まろうとしていた――。
『スーパーガール』
6月26日(金)より日米同時公開
スーパーマンが地球を救った、その後の世界。故郷クリプトン星を失った壮絶な過去をもつカーラ・ゾー=エル(スーパーガール)は、唯一の心の拠り所である愛犬クリプトと静かに暮らしていた。そんなとき、突如現れた謎の敵・クレムの攻撃によってクリプトが毒に侵されてしまう。解毒剤を求めるカーラは、同じくクレムに家族を奪われた少女・ルーシー、そして宇宙最凶の賞金稼ぎ・ロボとともに、宇宙をまたにかけた壮大な冒険へと乗り出していく。残された時間はわずか《3日間》。果たして、カーラはクリプトを救えるのか。そして、銀河を揺るがす戦いの行く末とは――。