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残虐アイデアと壮絶バイオレンス満載 インド産アクションの新たな傑作『KILL 超覚醒』見どころ解説

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ライター:#BANGER!!! 編集部
残虐アイデアと壮絶バイオレンス満載 インド産アクションの新たな傑作『KILL 超覚醒』見どころ解説
『KILL 超覚醒』© 2024 BY DHARMA PRODUCTIONS PVT. LTD. & SIKHYA ENTERTAINMENT PVT. LTD.
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もはやハリウッド超え?《超覚醒》が意味するのは……

列車のほか狭小空間を舞台にしたアクション映画では“いま誰がどこにいるのか”という点は曖昧になりがちだが、本作では4つの車両=縦に長く区切られたシチュエーションを観客に示すことで“危険⇔安全”エリアを意識させ、気を散らすことなくスリルとアクションに集中できるようになっている。

『KILL 超覚醒』© 2024 BY DHARMA PRODUCTIONS PVT. LTD. & SIKHYA ENTERTAINMENT PVT. LTD.

しかもアムリトは秀でた格闘スキルを持つものの無敵の鉄人というわけではなく、幾度となくピンチに陥ってズタボロ満身創痍。ハリウッドのアクションスター出演作のようにシンプルな“無双もの”と思って観ていると、ハラハラドキドキが止まらない。

『KILL 超覚醒』© 2024 BY DHARMA PRODUCTIONS PVT. LTD. & SIKHYA ENTERTAINMENT PVT. LTD.

やがてアムリトの<絶望>と<怒り>が起爆剤となり、血みどろのバイオレンスへと発展。私たち観客は、ここで初めてタイトルの《超覚醒》の意味を知ることになる……。文字通り動悸がするほどのアクションは没入必至の迫力で、ハリウッドでもなかなかお目にかかれないレベルだ。

『KILL 超覚醒』© 2024 BY DHARMA PRODUCTIONS PVT. LTD. & SIKHYA ENTERTAINMENT PVT. LTD.

壮絶アクション披露のラクシャほかキャストの熱演に拍手!

物語の本筋に深く絡む主要人物は、特殊部隊所属の主人公アムリトを演じるラクシャを筆頭に、その恋人トゥリカ役のターニャ・マニクタラ、犯罪集団の若きリーダーであるファニ役のラガヴ・ジュヤル、彼の父親で組織の首領ベニ役のアシーシュ・ヴィディヤルティなど。ラクシャの”覚醒”アクションはもちろんだが、ラガヴ・ジュヤルの憎まれ演技にも拍手を贈りたい。

『KILL 超覚醒』© 2024 BY DHARMA PRODUCTIONS PVT. LTD. & SIKHYA ENTERTAINMENT PVT. LTD.

公式サイトで「キルカウント」のほか物語のディテールが公表されていることからも、アクションの本質であるスピード感や生殺与奪のハラハラ感、過激なバイオレンス描写で”手に汗握らせてみせる”自信がうかがえる本作。ファミリービジネスとしての犯罪集団を猟奇スリラーかのような恐ろしい描写で印象づけるなど、インドならではのシーンも見どころだ。

『KILL 超覚醒』© 2024 BY DHARMA PRODUCTIONS PVT. LTD. & SIKHYA ENTERTAINMENT PVT. LTD.

『KILL 超覚醒』は11月14日(金)より新宿ピカデリーほか全国公開

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『KILL 超覚醒』

ラーンチー発ニューデリー行きの特急寝台列車が、40人の武装強盗一族に襲撃された。刀を振りかざし、乗客から根こそぎ金品を奪う一味の強欲なリーダー、ファニは、大富豪タークルとその娘トゥリカに目をつけ、身代金目的の誘拐をもくろむ。しかしこの列車には、トゥリカと永遠の愛を誓い合った対テロ特殊部隊の隊員アムリトも乗り合わせていた。軍隊仕込みの格闘術でトゥリカとその家族を救出したアムリトは、圧倒的に数で勝る敵との全面戦争になだれ込んでいく。やがてノンストップで走り続ける列車内は阿鼻叫喚の地獄と化し、誰にも想像しえない事態へと突き進んでいくのだった……。

監督・脚本:ニキル・ナゲシュ・バート 
出演: ラクシャ ターニャ・マニクタラ ラガヴ・ジュヤル ほか

制作年: 2024