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【祝】11/11はレオナルド・ディカプリオ51歳の誕生日 “アイドル俳優”を脱しオスカー受賞の名優へ

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ライター:#BANGER!!! 編集部
【祝】11/11はレオナルド・ディカプリオ51歳の誕生日 “アイドル俳優”を脱しオスカー受賞の名優へ
『華麗なるギャツビー』© 2022 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved

祝! レオナルド・ディカプリオ 51歳

今年11月11日、俳優レオナルド・ディカプリオが51歳の誕生日を迎える。その半世紀にわたる人生のうち、40年近くを俳優として過ごしてきた彼は、ハリウッドの歴史において最も劇的な進化を遂げた俳優のひとりと言えるだろう。

アイドル的存在だった1990年代から、現代映画界を代表する演技派俳優、そして環境活動家へ――大きく変貌を遂げたディカプリオの軌跡は単なる成功譚ではなく、自己変革と信念の物語でもある。

 

『ギルバート・グレイプ』の衝撃と『タイタニック』の功罪

1974年11月11日、ロサンゼルス生まれのディカプリオは10代の頃からCM等に出演し、1991年にホラー映画『クリッター3』で映画デビュー。その名が世界に知られるようになったのは、1993年の『ギルバート・グレイプ』(監督:ラッセ・ハルストレム)。障がいを持つ少年アーニー役の演技が高く評価され、アカデミー助演男優賞にノミネートされる。

1996年の『ロミオ+ジュリエット』(監督:バズ・ラーマン)で若者層の支持を集めると、翌年に主演した『タイタニック』がアカデミー賞で11部門を獲得し世界的スターに。日本では“レオ様”の愛称で親しまれ、空前の人気を誇った。しかし、本人はこの時期を「誰も演技を見ていない」と振り返っており、アイドル的な扱いに苦悩していたという。

巨匠スコセッシの6作に出演、そして念願のオスカー獲得へ

ディカプリオは「顔ではなく演技で評価されたい」と、アイドル的イメージからの脱却を図る。2000年代以降は『ギャング・オブ・ニューヨーク』(2002年)、『アビエイター』(2004年)、『ディパーテッド』(2006年)、『シャッター アイランド』(2010年)とマーティン・スコセッシ作品に出演し、重厚な役柄に挑戦し続けた。

また、クリストファー・ノーラン監督の『インセプション』(2010年)で複雑な心理描写を表現し、ついに『レヴェナント:蘇えりし者』(2015年)で念願のアカデミー主演男優賞を獲得。2023年には『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』で再びスコセッシと組み、2013年の『ウルフ・オブ・ウォールストリート』と合わせて同監督とのコラボは6作目となった。

そして2025年現在、ポール・トーマス・アンダーソン監督との初タッグ作『ワン・バトル・アフター・アナザー』が全国公開中。その“ディカプリ汚”とでも言うべき清濁併せ呑んだ円熟味のある演技は、キャリアの集大成と評されている。

いくつ知ってる? ディカプリオのトリビアあれこれ

👉️キャリアの起点はロバート・デ・ニーロ
『ボーイズ・ライフ』(1993年)のオーディションでデ・ニーロに認められたことが「人生を変えた」と過去のインタビューで語っている。

👉️『ブギーナイツ』出演断念を長年後悔していた
ポール・トーマス・アンダーソン監督の出世作『ブギーナイツ』(1997年)のオファーを『タイタニック』出演のため断ったことを長年後悔していたそうだが、約30年を経て『ワン・バトル・アフター・アナザー』で初タッグが実現した。

メイキングカット 『ワン・バトル・アフター・アナザー』© 2025 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED.

👉️“顔面ウケ”の反動? 演じる役の傾向
キャリアの初期から「未熟な男」や「道を踏み外した人物」を演じることが多く、00年代以降はその傾向が更に加速。欧米メディアでは『ワン・バトル~』で初めて“成熟した男”を演じたと評されている。

👉️環境活動家としての顔
国連でのスピーチや環境ドキュメンタリーの製作など、俳優業と並行して地球環境保護に尽力している。2016年にはアカデミー賞を受賞したフィッシャー・スティーヴンス監督と組んでドキュメンタリー『地球が壊れる前に』を発表。

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