「同じ劇団出身」息ぴったりのイ・ソンミン&イ・ヒジュンが爆笑ホラコメ『ハンサム・ガイズ』を“超マジメ”に語る!
「監督を説得して“そのシーン”を実現させました」
――普段、コメディ映画やホラー映画は好んで鑑賞されますか? 異なるジャンルをミックスするうえで、俳優としてもっとも重要だと思うポイントは?
ソンミン:普段コメディ映画はよく観ますが、ホラー映画はあまり観ません。両ジャンルに共通するのは、映画が観客の具体的な反応(笑いや悲鳴など)を引き出さなければならないという点だと思います。『ハンサム・ガイズ』は、その両方のカタルシスを観客から引き出さなければなりませんでした。
客席から笑いを引き出すのは本当に難しいです。いつ、どこで笑うか分からないため、そのポイントを見つけるために監督や俳優たちは多くの努力を重ねます。また悲鳴を引き出す場合も、同じような努力が必要でした。
『ハンサム・ガイズ』© 2024 NEXT ENTERTAINMENT WORLD & HIVE MEDIA CORP All Rights Reserved.
――本作でジェピルは蜂に刺されたり足を貫かれたりと、痛々しい目に遭います。特殊メイクなども施されたかと思いますが、撮影中の印象的なエピソードを教えて下さい。
ソンミン:蜂に刺された顔のシーンは、撮影準備の段階では予定になかったのですが、シナリオを読み進めるうちに、それくらいの顔でなければならないと思うようになり、監督を説得してそのシーンを実現させました。
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――サングの、まるで子どものように屈託のない笑顔や、ミナを助けてからの食事~ダンスシーンなどは、彼の人間性をよく表しています。無垢で心優しいが自分に自信のないサングを演じるうえで、特に意識したポイントは?
ヒジュン: キャラクターを作るときは観察を重視する方なので、サングのような実在の人物について研究しました。
『ハンサム・ガイズ』© 2024 NEXT ENTERTAINMENT WORLD & HIVE MEDIA CORP All Rights Reserved.
「イ・ヒジュンとは同じ劇団にいたので息を合わせて仕事をすることに慣れていました」
――お二人は最近でも『ナインパズル』(2025年/ディズニープラスで独占配信中)で、同じような関係性の役で共演されていましたね。とても相性が良いと感じましたが、ヒジュンさんの印象を教えて下さい。
ソンミン:イ・ヒジュンは、とても真面目で誠実な俳優です。私たちは同じ劇団にいたので、お互いのことをよく理解し、息を合わせて仕事をすることに慣れていました。そのため、まるでサッカーの試合のように、一方が攻めならもう一方が守る、といったバランスで、すべてがスムーズに進みました。
『ハンサム・ガイズ』© 2024 NEXT ENTERTAINMENT WORLD & HIVE MEDIA CORP All Rights Reserved.
――実際に俳優としての“兄貴”でもある、ソンミンさんの印象を教えて下さい。
ヒジュン:イ・ソンミンさんは、映画以前の演劇時代から10年以上一緒に演技をしてきた先輩で、いつも共に仕事をする中で学ばせてもらっています。今回の映画でも、キャラクターに本能的にアプローチする姿勢や現場での態度など、多くのことを学ばせてもらいました。
『ハンサム・ガイズ』© 2024 NEXT ENTERTAINMENT WORLD & HIVE MEDIA CORP All Rights Reserved.
――本作には幅広い世代の俳優が出演しています。パク・ジファンさんやコン・スンヨンさんなどと撮影された中で、印象的なエピソードがあれば教えて下さい。
ヒジュン:パク・ジファンさんは、台本には特に詳しく書かれていないにも関わらず、“変身”した後のキャラクターの動きを研究して臨んでおり、撮影中にとても驚かされました。
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『ハンサム・ガイズ』は10月3日(金)より新宿ピカデリーほか全国公開
『ハンサム・ガイズ』
自称“タフガイ”のジェピル(イ・ソンミン)と“セクシーガイ”のサング(イ・ヒジュン)は、森の奥深くにある新居に引っ越してきた。二人はよく自分たちの”ハンサムさ”について褒め合っているが、実際のところ、その強面ぶりから彼らを見た人々は、不審な人物だと疑ってしまう。そんなこと知るよしもない二人は、やっと手に入れた夢のマイホームで新たな暮らしを始められることに、ただただ幸せを感じていた。
ところがその幸せも束の間、近くの湖で溺れかけた大学生のミナ(コン・スンヨン)を助けようとしたところ、殺人鬼に間違えられてしまう?! 殺人鬼だと勘違いしているミナの友人たちが次々と襲いかかってくる中、地下室に封じられていた古代の悪霊が目を覚まし……家は次第に不気味なエネルギーに包まれていく。
――「なんでうちに来て、みんな死ぬんだよ!」
脚本・監督:ナム・ドンヒョプ
出演:イ・ソンミン、イ・ヒジュン
コン・スンヨン、パク・ジファン、イ・ギュヒョン
| 制作年: | 2025 |
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2025年10月3日(金)より新宿ピカデリーほか全国公開