痛快度ハイパーインフレ!『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』ロック様と後輩レスラーの共闘にWWEファン胸アツ間違いなし!

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ライター:橋本宗洋
痛快度ハイパーインフレ!『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』ロック様と後輩レスラーの共闘にWWEファン胸アツ間違いなし!
『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』©UNIVERSAL PICTURES

 

みんな大好き『ワイルド・スピード』シリーズの最新作は、ルーク・ホブス(ドウェイン・ジョンソン)とデッカード・ショウ(ジェイソン・ステイサム)を主人公にしたスピンオフ的な内容になっている。

2大アクションスターが暴れまくる姿を存分に楽しめばOK!!

 

『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』©UNIVERSAL PICTURES

スピンオフだからスケールダウンというわけではまったくない。なにしろロック様ことドウェイン・ジョンソン&ジェイソン・ステイサムのW主演作なのだ。

アメリカ人とイギリス人、犬猿の仲の2人が手を組まされて悪と闘う。「人類を危機に陥れるウィルスを巡って……」といったストーリーは、とりあえず忘れてもらって大丈夫。当代きってのアクションスターが暴れまくる姿を存分に楽しめば、それでOK。

『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』©UNIVERSAL PICTURES

ビルの壁面を使った“縦”の空中アクション、ロンドン市街での大チェイス、敵基地の大破壊などなどなどなど。見どころはどこかと言われたら、「全部」としか言いようがない。

ビタイチ退屈なし! 工夫とサービス精神で最初から最後まで痛快

監督はデヴィッド・リーチ。これまでの監督作は『ジョン・ウィック』(2014年)『アトミック・ブロンド』(2017年)に『デッドプール2』(2018年)とハズレなし。アイディア満載のアクション派であり、『ワイスピ』シリーズにうってつけの人材だ。

いや実際の話、この『スーパーコンボ』、2時間を超える上映時間なのだがまったく飽きることがない。凄まじいアクションに目を奪われ、隙あらばという感じで投下されるギャグに笑い、あっという間にクライマックスに突入しているという具合。

『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』©UNIVERSAL PICTURES

そのテンポの良さ、笑いの感覚は『デッドプール2』にも通じるもの。そしてとにかく、最初から最後まで痛快だ。主人公コンビが窮地に陥る場面ですら痛快。工夫とサービス精神が半端じゃないと言えばいいのか。「ここはストーリー展開のため、キャラクターを掘り下げるために少し退屈でも仕方ない」といった場面がないのである。そしてクライマックスで痛快さは高まりに高まり、もはやハイパーインフレ状態。いや嬉しいんだけど、こっちは。

もちろん、ワイスピならではのウルトラ破天荒カーアクションも満載。今回は「vsヘリコプター」だ。さらにロック様とステイサムなら格闘シーンも欠かせない。ラストバトルで強すぎる敵にどう立ち向かうか、その闘い方が映画のテーマ性ともリンクしてくるのが素晴らしい。漠然と殴り合うだけじゃないのだ。

実は細部へのこだわり満載! キャストや技にもすべて意味がある

クライマックスの舞台はサモア。ホブスの故郷であり、それはジョンソン自身の母方のルーツでもある。闘いを前に仲間たちと見せるウォークライ(雄叫び)は、グッとくることこの上なし。プロレスファンにとっては、サモアでの戦闘シーンにローマン・レインズ(本作ではローマン・“レインズ”・アノアイの名でクレジット)が登場しているのも見逃せない。

『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』©UNIVERSAL PICTURES

レインズはロック様にとってWWEの後輩であり、サモア系レスラーとしても後輩。映画での“共闘”は我々にとっても嬉しい。そして劇中でレインズが使う技、そこに込められた誇りにも胸が熱くなる。何の技かは書かないが、間違いなく意味があって使われているのだ。

そういう細部へのこだわりがあることこそ重要で、本作は(観てない人がイメージしがちな)「大味バカアクション」ではなく、だからこそ画面に目がクギ付けになる。でっかいスクリーンで、作り手たちのサービス精神に酔いしれてほしい。筆者は40過ぎたオッさんだけれども、ジャッキー・チェンやインディ・ジョーンズを観てた10代に戻った気がしましたね。

文:橋本宗洋

『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』は2019年8月2日(金)より全国超拡大ロードショー

『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』

ワイルドなスタイルで超重量級のクルマを操る元FBI特別捜査官ルーク・ホブスと、クールなスタイルで超高級なクルマを駆る元MI6のデッカード・ショウ。「こんな奴と誰が組むか!」と協力を拒否するが、全人類の半分を滅ぼす新型ウイルス兵器をテロ組織から奪うため、仕方なく手を組むことに……。

制作年: 2019
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