“革命的”SF映画『トロン』が名作『アバター』に与えた影響とは?最新作『トロン:アレス』に繋がる脅威の映像体験
『アバター』と共に3D映画ブームの火付け役に
ちなみに『トロン:レガシー』と同年に劇場公開されたのが、映画『アバター』。この2作は3D上映ブームを巻き起こし、共に革新的映像で世界中のファンを魅了した。多くの劇場が3D設備を導入する契機となり、新しい映画体験への扉を開いた作品ともいえる。
いまや世界最高峰の映像美で知られる「アバター」シリーズだが、「トロン」シリーズ2作目と同タイミングで誕生したのが1作目だったことから、その原点には“CGを本格導入した世界初の長編映画”『トロン』の影響が少なからずあったはずだ。
そして来たる10月10日(金)、シリーズ最新作『トロン:アレス』が公開。奇しくも公開年が再び重なることとなった『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』と共に、再び業界に激震を走らせることとなりそうだ。
最新作『トロン:アレス』で描かれる“未来”とは
これまでは“現実世界”の人間がデジタル世界へと足を踏み入れてきた『トロン』シリーズ。しかし、最新作『トロン:アレス』で描かれるのは、まさにその逆――デジタル世界の“超高度AIプログラム”が、ついに現実世界へと襲来する。
圧倒的な力と知性を持った“究極の兵士”ともなりうるAI。一見、人類に恩恵をもたらす存在でもあるが、一方で彼らが暴走し現実世界と人間を脅かす存在となったとき、我々がそれを制御することは不可能かもしれない。暴走AIが現実世界を狙う目的は何なのか? 彼らが目指す“未来”とは――。
CGIの技術で世界を圧倒してきた「トロン」シリーズならではの圧巻の映像美、ナイン・インチ・ネイルズが作り出す重厚でエモーショナルなサウンド、そして混迷極まる現代社会に通ずるドラマチックなストーリーなど、見逃せない要素が盛りだくさんの本作。いまだかつてない、新たな映像体験をぜひ劇場で味わおう。
『トロン:アレス』は10月10日(金)より日米同時公開
『トロン:アレス』
世界初の長編映画としてCGを本格導入し、映像エンターテイメントの歴史を切り開いた『トロン』の待望の続編。
高度に洗練されたプログラム“アレス”が、ある危険なミッションのために現実世界へと送りこまれる。いまデジタル世界と現実世界が交錯する…。
監督:ヨアヒム・ローニング (『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』、『マレフィセント2』)
出演:ジャレッド・レト (『スーサイド・スクワッド』)
| 制作年: | 2025 |
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2025年10月10日(金)より日米同時公開