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「DC映画“最大級”の失敗作」とネタにされ主演俳優も自虐するポンコツ映画『グリーン・ランタン』は何がダメだったのか

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ライター:#BANGER!!! 編集部
「DC映画“最大級”の失敗作」とネタにされ主演俳優も自虐するポンコツ映画『グリーン・ランタン』は何がダメだったのか
『グリーン・ランタン』COPYRIGHT ©2011 WARNER BROS ENTERTAINMENT INC. ALL RIGHTS RESERVED. COURTESY WARNER HOME VIDEO. PHOTOGRAPHS TO BE USED SOLELY FOR ADVERTISING, PROMOTION, PUBLICITY OR REVIEWS OF THIS SPECIFIC MOTION PICTURE AND TO REMAIN THE PROPERTY OF THE STUDIO. NOT FOR SALE OR REDISTRIBUTION.
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主演俳優も自虐する失敗作……見どころはあるのか?

後年、ライアン・レイノルズはこの作品を自らネタにするようになり、主演作『デッドプール』では脚本を“殺す”シーンを盛り込むほどだった。なお監督のマーティン・キャンベルは、スタジオの過度な介入とポストプロダクションの混乱が失敗の一因だったと語っている。

そんなこんなで失敗作と評される『グリーン・ランタン』だが、もちろん注目すべき点もある。たとえば惑星オアでの訓練シーンでは、原作ファンにはお馴染みのキャラクターとのやり取りを通じてグリーンランタン・コァの世界観が垣間見え、ファンにとっては貴重な描写となった。

『グリーン・ランタン』

また、主人公ハルがグリーン・ランタンの誓いを唱える場面は、作品の中でも印象的な瞬間だった。ちなみにエンドクレジットでは“あるキャラクター”が“ヤバいアイテム”を手にする描写もあり、続編への伏線として観客の期待を煽った。こうした要素は作品全体の評価とは別に、シリーズの可能性を感じさせた瞬間として支持する声も少なくない。

『グリーン・ランタン』

2011年の反省が生んだシリアス路線変更、さらなる軌道変更、今後の展開

本作の反省を踏まえてか、ザック・スナイダー監督による『マン・オブ・スティール』(2013年)で再出発を切ったDC映画だが、こちらは終始シリアスな展開に賛否が別れた。そして2025年、ガン監督による『スーパーマン』(2025年)は等身大のヒーローによるメッセージ性と、ガン作品らしいユーモアセンスが同居した理想的なスーパーヒーロー映画として大成功を収め、新DCユニバースにはかつてないほど期待が高まっている。

『スーパーマン』© & TM DC © 2025 WBEI

新スーパーマン映画におけるグリーン・ランタンはユーモアの部分を担う重要なキャラクターでもあるが、そこに2011年版との相似性を見出すこともできるだろう。米HBOでは“ベテラン”のハル・ジョーダンと“新人”のジョン・スチュワートを主役に据えたドラマ『ランタンズ(原題)』も制作中で、2026年に配信予定。この快進撃に、2011年版が何らかの“教訓”を与えていることは間違いないはずだ。

『グリーン・ランタン』はCS映画専門チャンネル ムービープラスで2025年8月放送

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