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「知ってたら世代がバレる」「アニメ版は打ち切り」最も有名な“犬の名前”になった元祖モフモフ物語

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ライター:#BANGER!!! 編集部
「知ってたら世代がバレる」「アニメ版は打ち切り」最も有名な“犬の名前”になった元祖モフモフ物語
『名犬ラッシー/ラッシーの勇気 』© 1946 A Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.

「名犬ラッシー」知ってるアナタは何世代?

「名犬ラッシー」と聞いて即座に“モフモフのコリー犬”を思い浮かべた人は、おそらくアラフォー以上の世代だろう。しかし、そんなオトナの皆さんの中には「なぜピンときたのか分からない」という“うろ覚え勢”も多いと思われる。

映画やドラマなど幅広く展開された動物モノのエポックメイキング的なシリーズながら、アニメ版が<世界名作劇場>の後期作品(1996年~放送、最終回は放送されず打ち切り終了)だったことも、たとえばX世代後半(※ロスジェネ世代)の人々にとっては記憶が曖昧な要因かもしれない。

『名犬ラッシー/ラッシーの勇気 』© 1946 A Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.

映画・ドラマ・アニメまで長く広く展開した“ごちゃまぜ感”

ラッシーは1940年代の小説から誕生し、1943年には最初の映画化作品『名犬ラッシー 家路』が公開。その後1951年まで全7作が制作され、2005年には1作目のリメイク版も公開された。TVドラマは日本でも1957年から放送されたが、「ミツワのラッシ~♪」とスポンサー名を連呼するという、今では考えられない主題歌を覚えているのはアラカン世代以上になるだろうか。

X世代としては、80年代後半~90年代のドラマシリーズ(※制作スタジオは異なる)がNHKで放送されたものを観ていた可能性が高い。ドラマ版を再編集した劇場版も存在し、のちに権利問題で揉めたりするなど、そうした“ごちゃまぜ感”も記憶の風化と関係していると考えられる、かも?

『名犬ラッシー』はどんなお話? 映画版が現在TV放送中

ラッシー映画化の元祖『名犬ラッシー 家路』の舞台は、大恐慌時代のイングランド・ヨークシャー地方。困窮していたカラクルー夫妻はコリー犬のラッシーを、かねてから彼女を気に入っていた裕福な公爵家に売らざるを得なくなり、息子のジョーは大切な相棒を失い意気消沈していた。

ところがラッシーは公爵になつかず、繰り返し犬舎を抜け出してジョーのもとへ戻ろうと試みる。やがて公爵はラッシーを遠く離れたスコットランドの自宅へ連れて行ってしまうが、そこで公爵家の孫娘プリシラがラッシーの悲しみを察して逃亡を手助けし……。

こうして故郷を目指して長い旅路に出たラッシー。途中、捕獲業者に追われたり激しい嵐に見舞われるが、心優しい人々に助けられ癒やされながら進んでいく。ジョーが再会の望みを諦めかけていたころ、疲れ果てたラッシーは故郷の学校の庭(お気に入りの休憩場所)へと戻ってくる。そこで、愛するジョーと喜びの再会を果たすのだった。

――現在CS映画専門チャンネル ムービープラスでは、映画3作目『名犬ラッシー/ラッシーの勇気』(1946年)を放送中。軍用犬として活躍したラッシーの子孫(?)ビルがその功績を認められ……という。時代を感じさせるストーリーだ。子役時代のエリザベス・テイラーが飼い主の少女を演じている。

『名犬ラッシー/ラッシーの勇気 』© 1946 A Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.

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