人気沸騰中のマ・ドンソク兄貴が人生や役作りを語る 皿洗いやクラブの用心棒を経てハリウッド俳優へ!

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ライター:BANGER!!! 編集部
人気沸騰中のマ・ドンソク兄貴が人生や役作りを語る 皿洗いやクラブの用心棒を経てハリウッド俳優へ!
せーの、「マブリ~~~!!!」……我らがマ・ドンソク兄貴が『悪人伝(原題)』でカンヌ映画祭に初降臨した! ということで、日本でも『新感染 ファイナル・エクスプレス』にはじまり『犯罪都市』『ファイティン!』と出演作が公開され、さらに『無双の鉄拳』『神と共に 第二章:因と縁』『守護教師』と新作公開も控えまくっている兄貴に、独占インタビューに応えていただきました!

屈強で温かく優しい役でブレイク、しかし今度は悪人に!

-カンヌ映画祭に参加するのは初めてかと思いますが、今どんなご気分ですか?

実は『新感染 ファイナル・エクスプレス』(2016年)で招待していただいたのですが、残念ながら来ることができませんでした。今回はカンヌに来ることができて、とても光栄です。大勢の人が『悪人伝(原題)』を楽しみにしてくれて、サポートしてくれて、本当に感謝しています。それに、今作の韓国での興行成績が大成功を収めたことを本当に嬉しく思っています(※韓国では2019年5月15日に公開済み)。

-『新感染』に出演して、日本ではもちろん世界中で一躍人気俳優になりました。これまで大柄で温かみのある男性を多く演じてきましたが、『悪人伝(原題)』では悪役を演じていますよね。観客から期待される役柄について、どう思われますか?

これまで80本近くの作品に出演してきましたが、その半分はアクション映画でした。私にとってはアクション映画では「アクションの動き」が、ドラマでは「役柄とのリンク」が最も重要で、とても重視しています。これまで“屈強で心の温かい男”を演じることを選んできましたが、今作では“極悪人を逮捕しようとする悪人”を演じています。

-基本的には、屈強で心が温かく、女性と子どもにはとても優しい男性を演じてきましたよね。ドンソクさん自身との共通点はありますか?

たぶん、少し(笑)。誰しも、極悪人を罰して善人を守りたいという気持ちを心に秘めていると思っています。でも今回、初めてものすごい悪人を演じたので、とても興味深かったですね。だから、この役柄を演じるのはとても楽しかったです。

なぜ拳ではなく“張り手”が必殺技なのか

-過激なバトル/アクションシーンも、『悪人伝(原題)』の大きな見どころになっています。撮影前に自身のアクションスタイルなど、監督やアクション監督に提案したことはありましたか?

アクションはリアルに見えなくてはいけないと思っています。私は子どもの頃からボクシングを20年以上続けていますが、今作には素手での殴り合いや、柔道やレスリングのような投げ技など、たくさんの格闘テクニックが詰め込まれています。もちろん、私にとってアクションの動きはとても重要なのですが、役柄のコンセプトはさらに重要です。たくさん練習して、スタントコーディネーターと何度も話し合いました。たとえば冒頭の殴り返す場面や、ドアを使って男の歯を◯◯する……といったアクションシーンです(※痛そうなので伏せ字にしました)。これらはスタントコーディネーターと一緒に作り上げたシーンの例ですが、新しいシーンを作るときはいつも楽しいですね。

-今回も張り手(ビンタ)が必殺技のようにフィーチャーされていますね。

張り手のシーンは多かったですね。『犯罪都市』(2017年)でテクニックを磨いたんです。警察官役だったので、殺人はできない立場ということで拳だけを使いました。そのときは張り手より拳を使うことが多かったのですが、本当に激怒した場面では張り手を使うんです(笑)。

-張り手は拳よりも強烈なのでしょうか?

実際には違いますね。

-では、なぜドンソクさんは張り手を?

拳で思いっきり殴ると、危険すぎるんです。命に関わる可能性がありますから。

-危険すぎる! 

そうです。誰かを黙らせたいときは、張り手を使えばいい。それでおしまい。殺す必要はないわけです(笑)。

皿洗いから俳優へ。きっかけは『ロッキー』

-かつてアメリカに住んでいたときは、どんな生活でしたか? 俳優になるために韓国に帰国した理由も教えてください。

当時は父親の事業がうまくいかなくなり、アメリカの叔父の家に一家で移住せざるを得なったんです。私は生計を立てるために3、4つの仕事をかけもちしたんです。皿洗いとか、いろいろやりましたね。警察官を目指してアメリカで警察学校の試験を受けようとも思ったのですが、いろいろな事情があって断念しました。それで、パーソナルトレーナーになりました。アスリートやプロレスラー、UFC(総合格闘技団体)の選手など、大勢の人を担当して、そのうちトレーナーとして有名になりました。夜はクラブで客同士のトラブルを止める用心棒をやったりもしましたが、仕事柄ケガを負うことも多くて、そんな生活を長く続けようとは思いませんでした。実は、俳優になるのが夢だったから。子どもの頃にシルヴェスター・スタローンの『ロッキー』(1976年)を観てボクシングを始めて、そして「俳優になりたい!」と思ったんです。スタローンからは大いにインスパイアされましたね。

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