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ジャッキー映画史のターニングポイント作
ジャッキー・チェンの映画には「大好きすぎて何度も見返す映画」と「面白かったけどあまり見返してない映画」、そして「なんとも言えない……な映画」がある。
「大好きすぎて~」は『ドランク・モンキー/酔拳』(1978年)や『プロジェクトA』(1983年)、『ポリス・ストーリー/香港国際警察』(1985年)といった作品群が挙げられるし、人によって『ヤング・マスター/師弟出馬』(1980年)や『スパルタンX』(1984年)、『ポリス・ストーリー3』(1992年)、『酔拳2』(1994年)なんかも入るのではないかと思う。
こうした作品は何度もTV放映されていて、番組表で見つけるたびに観てしまい、「いやー、やっぱジャッキー映画は面白れえなあ」なんて思いながら布団に入るのだが、「面白かったけど~」と「なんとも~」については“なんとなく見返すモチベーション”が低い作品になっていることが多い。
しかし! これらの作品もジャッキー映画史を語る上で非常に重要な作品なんである。特に今回、CS映画専門チャンネル ムービープラスの「特集:24時間ジャッキー誕生祭」で放映される『プロテクター』(1985年)、『サイクロンZ』(1988年)、『ナイスガイ』(1997年)といった作品たちは、まさにジャッキー映画史のターニングポイントとなった作品群なのである。
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