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スチャダラ全員がハマるドナルド・クローヴァーのドラマ『アトランタ』と、ANIおすすめ12番組‼ Netflix充実のヒップホップ系

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スチャダラ全員がハマるドナルド・クローヴァーのドラマ『アトランタ』と、ANIおすすめ12番組‼ Netflix充実のヒップホップ系
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Netflixではオリジナル作品のほかにもヒップホップ関連作品を大量配信中!

どうも、アニです。

最近Netflixを好んでよく見てるんですが、その理由として、ヒップホップ関係のものがやたらと充実してるんですよ。どうかと思うくらい。

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#駒沢公園

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歴史ドキュメンタリーから史実を基にした話や、ヒップホップが誕生した頃を舞台にした青春ドラマまで、この充実したラインナップを見るたびに、ヒップホップってアメリカのメインカルチャーになったんだなぁ、というのを実感しますね。日本にいると、まだそこまでな感じではないけれども。オバマが大統領になったのとかも関係してんのかな。

と、改めてNetflixをチェックしてみたら結構なくなってた、ショックです。いつかまた見ようと思ってマイリストに入れてたんだけど、またそのうち入ったりするのかなぁ。

ヒップホップが生まれる直前、1970年代ニューヨークのブロンクスギャングのドキュメンタリーで、映画『ウォリアーズ』(1979年)のモデルになったと言われてる『RUBBLE KINGS(原題)』(2015年)とかもあって、Netflixすげーとか思ってたんだけど、もうなくなってました……(2019年9月現在)。でも、まだまだイロイロあるのでヨシとしようか。

その70年代のブロンクスを舞台にしたNetflixオリジナルの青春ドラマ『ゲットダウン』(2016年~)とか、その当時の雰囲気がよく出てて良いです。ロクサーヌ・シャンテの自伝的映画『ロクサーヌ、ロクサーヌ』(2017年)とか。ロクサーヌ・シャンテで映画作るなんてスゲーなって感じですよ、ヒップホップ好きからしたら。

あと『Unsolved:未解決ファイルを開いて』(2018年~)も、2パックとビギー・スモールズの死の真相を探る再現ドラマで面白いです。黒人ミュージシャンって謎の死を遂げて事件が未解決というのが意外に多いんですよね、サム・クック(『リマスター: サム・クック』2019年)とかRUN-DMCのDJ、ジャム・マスター・ジェイ(『リマスター: ジャム・マスター・ジェイ』2018年)とか、その辺のドキュメンタリーもNetflixにはありますよ。

ヒップホップの歴史ドキュメンタリー『ヒップホップ・エボリューション』(2016年~)はシーズン3まで配信中で(2019年9月現在)、サウスブロンクスで生まれたところから2000年代初頭くらいまでの歴史がわかりやすくまとめられております。

当時の映像もふんだんに使われてるのが見てて面白い。個人的にはクール・ハークの相方、コーク・ラ・ロックのインタビューと、80年代マイアミベースの映像が痺れました。

『ディファイアント・ワンズ:ドレー&ジミー』(2017年)はドクター・ドレーがヘッドフォンブランド<Beats by Dr. Dre>を作るまでのドキュメンタリーで、駆け出しのドレーが外科医の格好でDJしてる姿とかを見られます。

『クインシーのすべて』(2018年)はクインシー・ジョーンズのドキュメンタリーなんだけど、出てくるヒップホップアーティストが超がつくほどの大物ばかりだったり、作中でかかる曲がヒップホップでサンプリングされたクインシーの曲だったりして、そういった面でもクインシーのすごさが分かる内容になってます。

『ストレッチ&ボビート:人生を変えるラジオ』(2015年)は90年代ニューヨークの伝説的なラジオ番組のホストだったストレッチとボビートが当時を振り返るドキュメンタリー。あの頃NYのラッパーは新曲ができるとその番組でお披露目したり、フリースタイルしたりして、日本にいた自分でも知ってる結構有名なラジオ番組でした。番組でのフリースタイルを集めたレコードとかも出てた、多分ブートレグ(海賊版)で。

最近のものだと『トラヴィス・スコット: Look Mom I Can Fly』(2019年)や『RAPTURE ヒップホップの世界』(2018年)とかの最新ヒップホップドキュメンタリーがNetflixにはたくさんあって、ヒップホップ好きにはうれしい悲鳴ですが。

ラッパー/俳優のドナルド・グローヴァーが手掛けるエミー賞受賞コメディドラマ『アトランタ』

そういえば、やっと『アトランタ』(2016年~)のシーズン2(『アトランタ:略奪の季節』)がNetflixでも配信されました。

『アトランタ』は、ちょっと前に「This Is America」のミュージックビデオが話題になったヒップホップアーティスト、チャイルディッシュ・ガンビーノこと俳優ドナルド・グローヴァーと、そのMVも監督したヒロ・ムライのコンビが手がけるテレビシリーズなんですが、ちょっとスゴいですね。シーズン1も面白かったけど、シーズン2もヤバいです、面白すぎます。

現在のところストーリーは、大学を中退した主人公が地元で人気ラッパー“ペーパーボーイ”として活動する従兄弟のマネージャーになったことで巻き起こる、しょうもないコトの数々。といったところでしょうか、簡単に説明すると。でもディテールとかがスゴくて、ホントに。SNSで絡まれたりするとことか。特に説明もないんだけど、みんなペーパーボーイのことは知ってたりして。

警官とかにも「おっ、ペーパーボーイじゃん! 一緒に写真撮ってよ」とか言われたりするくらいの有名人なんだけど、まだセレブでもなくて、普通の暮らしをしてる感じで。乗ってる車とかも超普通なんですよ。日本で言ったら、サイプレス上野とかのラッパーの普段の暮らしがドラマになってる感じですかねぇ。そんなのがドラマになって超人気あるって、日本じゃまだ考えられないですよね。さすがアメリカ、ヒップホップがメインのカルチャーだけあって、こんなドラマができるんだと思いました。

スチャダラパー内で流行るドラマとかもあるんですけど、古くは倉本聰脚本の『北の国から』(1981年~)や山田太一脚本のドラマ(『ふぞろいの林檎たち』1983年、『早春スケッチブック』1983年、ほか)とか、マイク・ジャッジのアニメ『キング・オブ・ザ・ヒル』(1997年~)とか。最近だと『あまちゃん』(2013年)とかですけど、そんなスチャダラ内の最新流行は『アトランタ』です。シーズン3、4の制作も決定したみたいなので、是非!

文:ANI(スチャダラパー)

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『アトランタ』

名門大を中退し、その日暮らしのアーン。ラッパー“ペーパーボーイ”として注目され始めた従兄弟の片腕となり、アトランタの音楽シーンでの成功を夢見るが...。

制作年: 2016
出演: