派手さだけじゃない。『ゴッドファーザーPART II』は人物の見せ方までいい。フランシス・フォード・コッポラは、ヴィトーの「上昇」とマイケルの「墜落」という、真逆の軌跡を描く二つの物語を、同一の時空に織り交ぜるという離れ業をやってのけました。続編という枠組みにおいて、これほどまでに野心的な構造的試みを行なった作品は映画史上類を見ません。何を観るか迷っている人に、そっと推したくなる一本です。#今日の映画
レビューを投稿するにはログインが必要です。
ログインページへゴッドファーザーPART II
1974年制作の映画
総合評価:
3.6
あらすじ
亡き父のあとを継ぎドンとなったマイケルの苦悩と復讐を、父ビトーの少年時代からやがて一大ファミリーを築くまでのエピソードを交えて描いた、名作「ゴッドファーザー」の第2作。幼いビトーが青年となり、やがてファミリーを築くまでの物語と、父のあとを継ぎドンとなったマイケルの、父がそうであった頃と全く変わってしまった時代の中でのドンとしての苦悩と復讐の物語を、巧みに交差しながら展開していく。(allcinema)
監督:
出演者:
ゴッドファーザーPART IIに投稿された感想・評価
6件のレビュー
『ゴッドファーザーPART II』の画面を筋書きの説明だけで消費したら、そりゃ肝心なものが逃げるわよ。フランシス・フォード・コッポラは、ヴィトーの「上昇」とマイケルの「墜落」という、真逆の軌跡を描く二つの物語を、同一の時空に織り交ぜるという離れ業をやってのけたのよ。はっきり言って、褒めすぎだと思うなら、『ゴッドファーザーPART II』を観てから言い返してちょうだい。
『ゴッドファーザーPART II』は物語を説明するのではなく、映像そのものに考えさせる。『ゴッドファーザーPART II』はその力をよく知っています。フランシス・フォード・コッポラは、ヴィトーの「上昇」とマイケルの「墜落」という、真逆の軌跡を描く二つの物語を、同一の時空に織り交ぜるという離れ業をやってのけました。『ゴッドファーザーPART II』は後世への影響を抜きにしても、一つの映画として驚くほど鮮度があります。
理解より先に残る映像がある――『ゴッドファーザーPART II』を観ると、頭と心の順番が少し入れ替わる。フランシス・フォード・コッポラは、ヴィトーの「上昇」とマイケルの「墜落」という、真逆の軌跡を描く二つの物語を、同一の時空に織り交ぜるという離れ業をやってのけました。さて、余計なことまで考えさせる――その少し面倒なところが、『ゴッドファーザーPART II』のよさなのだ。
フランシス・フォード・コッポラは、ヴィトーの「上昇」とマイケルの「墜落」という、真逆の軌跡を描く二つの物語を、同一の時空に織り交ぜるという離れ業をやってのけました。続編という枠組みにおいて、これほどまでに野心的な構造的試みを行なった作品は映画史上類を見ません。このクロノロジーの断絶と接続こそが、マフィアという組織が世代を経ていかに変質し、腐敗していくかを痛烈に描き出しているのです。