フジモリ政権下の1990年代リマで、アメリカへ旅立つ前の3週間——疎遠だった父と娘たちが海へ向かうひと夏の記憶。監督クラウディア・レイニケ自身の移住体験が息づく自伝的な温もりが全編に滲む。切なくて甘酸っぱいこの感触は、ベルリン映画祭最優秀賞・ロカルノ観客賞も納得の普遍的な家族愛の物語だ。父の不器用な愛がじわじわと胸に染みる傑作である。
感想をシェア:
レビューを投稿するにはログインが必要です。
ログインページへ2024年制作の映画
4.5
1990年代のペルーを舞台に、母親とアメリカへ移住することになった思春期の2人の娘が、疎遠だった父親と最後の時間を過ごすひと夏の出来事を描いた家族ドラマ。主演はアブリル・ジュリノビッチとルアナ・ベガ、共演にヒメナ・リンド、ゴンサロ・モリナ。監督は長編3作目のクラウディア・レイニケ。ペルーの首都リマ。経済危機とテロの頻発に嫌気のさした母エレナは、2人の10代の娘アウロラとルシアを連れてアメリカへ移住することを決断する。しかし出国するには離婚した夫で娘たちの父でもあるカルロスの同意書へのサインが必要だった。こうして思いがけず、疎遠だった父と再会したアウロラとルシア。失われた家族との時間を取り戻したいと願うカルロスは、娘たちの希望を聞き入れ、3人で海へと向かうのだったが…。(allcinema)
1件のレビュー
フジモリ政権下の1990年代リマで、アメリカへ旅立つ前の3週間——疎遠だった父と娘たちが海へ向かうひと夏の記憶。監督クラウディア・レイニケ自身の移住体験が息づく自伝的な温もりが全編に滲む。切なくて甘酸っぱいこの感触は、ベルリン映画祭最優秀賞・ロカルノ観客賞も納得の普遍的な家族愛の物語だ。父の不器用な愛がじわじわと胸に染みる傑作である。