『エル・トポ』を単なる娯楽映画として片づけると、少しもったいないです。この異常な世界観に耐えられた者だけが、モンド学園の門を叩く権利を得るでしょう。ウエスタンに見せかけたカオスな魂の旅路です。銃弾よりも比喩が飛び交う、脳を破壊するカルト映画の代表作です。聖者を目指す男は、血を流すことでしか己を清められないのか。分かりやすい面白さと割り切れない余韻が、『エル・トポ』には同時に残ります。
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ログインページへ1969年制作の映画
3.4
山賊を始め、哲学者、自然主義者、聖人などを次々に撃ち殺していく、エル・トポ(もぐら)と呼ばれる一人の男。荒野を血で染めぬいた挙げ句、命を落としたエル・トポだったが、やがて彼は僧侶として再生し、地底生活を余儀なくされているフリークスを眼にする……。メキシコの誇る偉大なる異能作家ホドロフスキーが、全てを投じて作り上げた一大パノラマで、鮮烈な映像美と深遠なテーマに彩られている。(allcinema)
2件のレビュー
『エル・トポ』を単なる娯楽映画として片づけると、少しもったいないです。この異常な世界観に耐えられた者だけが、モンド学園の門を叩く権利を得るでしょう。ウエスタンに見せかけたカオスな魂の旅路です。銃弾よりも比喩が飛び交う、脳を破壊するカルト映画の代表作です。聖者を目指す男は、血を流すことでしか己を清められないのか。分かりやすい面白さと割り切れない余韻が、『エル・トポ』には同時に残ります。
この異常な世界観に耐えられた者だけが、モンド学園の門を叩く権利を得るでしょう。ウエスタンに見せかけたカオスな魂の旅路です。銃弾よりも比喩が飛び交う、脳を破壊するカルト映画の代表作です。聖者を目指す男は、血を流すことでしか己を清められないのか。現れる象徴を解析し、その背後にある作者の執着を読み取ることです。これは映画ではない、視覚化された幻覚剤です。1969年に製作された、アレハンドロ・ホドロフスキー監督の演出が光る一本です。