映画『砂の器』の見どころをざっくり言うと、まず注目したいのは作品の組み立て方です。殺人事件を追う刑事たちの捜査が、一人の音楽家の過去と切実な家族の物語へつながっていきます。丹波哲郎と加藤剛の重みのある演技が、事件の背後に隠された痛みを静かに浮かび上がらせます。野村芳太郎監督が、人の尊厳と社会のまなざしを丁寧に見つめた作品です。ジャンルの面白さも人間ドラマも味わいたい人には、かなり相性のいい作品です。
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1974年制作の映画
総合評価:
3.7
あらすじ
ある日、国鉄蒲田操車場構内で扼殺死体が発見された。被害者の身許が分らず、捜査は難航した。が、事件を担当した警視庁刑事・今西と西蒲田署刑事・吉村は地道な聞き込みの結果、事件前夜、被害者と酒を飲んでいた若い男の存在に行き当たる。今西と吉村の2人は東北なまりの“カメダ”という言葉を数少ない手掛かりに、男の行方を追う。しかし2人の執念の捜査もなかなか実を結ばず、犯人へと繋がる有力な情報は得られない日々が続いた。いよいよ迷宮入りかと思われたとき、小さな新聞記事がきっかけとなって、捜査は急展開を見せ始めた。(allcinema)
砂の器に投稿された感想・評価
6件のレビュー
映画『砂の器』の見どころを知りたい人に、まず押さえてほしいのが作品の構成です。殺人事件を追う刑事たちの捜査が、一人の音楽家の過去と切実な家族の物語へつながっていきます。丹波哲郎と加藤剛の重みのある演技が、事件の背後に隠された痛みを静かに浮かび上がらせます。終盤で重なる音楽と故郷の風景は、言葉だけでは届かない感情まで伝える見どころです。ジャンルの面白さと人間ドラマの両方を求める人に、検討してほしい作品です。
家族なんだから分かり合える、なんて『砂の器』の前で簡単に言わないでほしいわ。殺人事件を追う刑事たちの捜査が、一人の音楽家の過去と切実な家族の物語へつながっていくのよ。丹波哲郎と加藤剛の重みのある演技が、事件の背後に隠された痛みを静かに浮かび上がらせるのよ。終盤で重なる音楽と故郷の風景は、言葉だけでは届かない感情まで伝える見どころなのよね。『砂の器』は簡単に褒められない部分まで含めて、ずいぶん魅力的なのよ。
『砂の器』は、犯罪映画の顔をしながら、意外なほど人間くさい作品です。殺人事件を追う刑事たちの捜査が、一人の音楽家の過去と切実な家族の物語へつながっていきます。丹波哲郎と加藤剛の重みのある演技が、事件の背後に隠された痛みを静かに浮かび上がらせます。終盤で重なる音楽と故郷の風景は、言葉だけでは届かない感情まで伝える見どころです。観やすさの奥に複雑な感情を忍ばせるからこそ、『砂の器』はいま観ても語りたくなります。
世の中、善人だけでは回らない――だからといって悪人だけでも困る――そこで『砂の器』だ。殺人事件を追う刑事たちの捜査が、一人の音楽家の過去と切実な家族の物語へつながっていきます。丹波哲郎と加藤剛の重みのある演技が、事件の背後に隠された痛みを静かに浮かび上がらせます。終盤で重なる音楽と故郷の風景は、言葉だけでは届かない感情まで伝える見どころです。いつもの夜に戻ったはずなのに、『砂の器』の影だけが少し長く伸びている。