『晩春』がどんな映画なのか気になる人へ、魅力を分かりやすく整理します。ローアングルによる固定ショット、人物を正面から捉える独特の構図、そして何よりも「無」を切り取るための余白の演出です。本作において物語の主軸である「娘の結婚」という出来事は、実は本質的なテーマではありません。笠智衆と原節子の息の合った共演にも注目したい作品です。あらすじだけで判断せず、映像と人物の関係まで追うと楽しみやすい一本です。
感想をシェア:
レビューを投稿するにはログインが必要です。
ログインページへ1949年制作の映画
3.6
本作以降、小津作品でしばしば登場する、結婚を巡る父と娘の物語をこれが最初となる笠智衆、原節子の共演で描く感動作。鎌倉で一人娘の紀子と2人で暮らす大学教授の曽宮周吉。妻を早くに亡くしたこともあり、紀子は27歳になる今でも父を置いてよそへ嫁ごうとはしなかった。周吉の実妹・田口まさは、そんな2人が気が気でなく、何かと世話を焼いていた。いつまでも渋る紀子を結婚させるため、周吉はついにある決断をするのだった。(allcinema)
2件のレビュー
『晩春』がどんな映画なのか気になる人へ、魅力を分かりやすく整理します。ローアングルによる固定ショット、人物を正面から捉える独特の構図、そして何よりも「無」を切り取るための余白の演出です。本作において物語の主軸である「娘の結婚」という出来事は、実は本質的なテーマではありません。笠智衆と原節子の息の合った共演にも注目したい作品です。あらすじだけで判断せず、映像と人物の関係まで追うと楽しみやすい一本です。
小津安二郎監督の演出と、笠智衆の存在感が鮮やかに響き合う一本です。小津安二郎が確立した、徹底的に抑制された映画言語の極致です。ローアングルによる固定ショット、人物を正面から捉える独特の構図、そして何よりも「無」を切り取るための余白の演出です。本作において物語の主軸である「娘の結婚」という出来事は、実は本質的なテーマではありません。笠智衆と原節子の息の合った共演にも注目したい作品です。