小宇宙（コスモ）が燃える！ Netflix『聖闘士星矢：Knights of the Zodiac』 3DCGで人気の技の数々が蘇る!!

いまだに小宇宙は“コスモ”だし、聖衣は“クロス”なんだからしょうがない。ある一定の世代ならば知らない人はいないであろう名作アニメ「聖闘士星矢」が、Netflix向けに完全3DCGアニメでリメイクされた！

あなたは何座？ 全世界の少年たちを夢中にさせる王道ストーリー

車田正美による漫画「聖闘士星矢」がアニメシリーズ化されたのは、＜週刊少年ジャンプ＞での連載開始からわずか1年後の1986年。女神アテナに仕える少年たちが、天空に輝く星座をモチーフにした聖衣（クロス）をまとい、選ばれし聖闘士（セイント）としてこの世にはびこる邪悪と激しい戦いを繰り広げる……。そんなストーリーが当時の少年たちを夢中にさせた。英語の成績は散々だったけど十二星座だけは英語で言えた、なんて人も少なくないのでは？

『聖闘士星矢： Knights of the Zodiac』©Masami Kurumada / Toei Animation

「聖闘士星矢」は原作漫画も各国で翻訳版が出版されるほどの人気で、アニメは80を超える国と地域で放送・公開された。例えば、古代ギリシア時代を舞台に英雄ペルセウスと神々の戦いを描いた映画『タイタンの戦い』（2010年）に登場した甲冑が「聖闘士星矢」へのオマージュだったとルイ・ルテリエ監督が認めるほど、その影響力は大きいのだ。

聖闘士たちの人知を超えた力を目に焼き付けろ！

さて、今回のリメイク版は基本的に原作の展開を追いつつも、聖闘士と黄金聖衣（ゴールドクロス）の力を我が物にしようとする謎の武装集団が暗躍したり、アンドロメダ瞬が女性に変更されているなど現代的なアップデートが加えられている。昔ながらのファンからは賛否両論ありそうだが、それをカバーするのは聖闘士たちの強さを実感させてくれる戦闘描写だ。

『聖闘士星矢： Knights of the Zodiac』©Masami Kurumada / Toei Animation

原作で「その拳は空を裂き、蹴りは大地を割る」とされている聖闘士の強さを、本作では一個師団クラスの敵を相手に星矢たちがしっかり証明。瞬の“ネビュラチェーン”は迫りくる対地ミサイルを防ぎ、白鳥星座（キグナス）の氷河の“ダイヤモンドダスト”は撃ち出された砲弾もろとも戦車を凍結させる。龍星座（ドラゴン）の紫龍が繰り出した“廬山昇龍覇”が戦闘ヘリを撃墜したかと思えば、戦闘機を撃ち落したのは天馬星座（ペガサス）の星矢が放つ“ペガサス流星拳”だ。ファンタジーとリアルを融合させた胸躍る展開に、視聴者の心の小宇宙も熱くなること間違いなしである。

熱唱しよう！ もちろん主題歌はあの名曲の英語カバー！

もちろん主題歌は、当時のファンがもれなく熱唱した「ペガサス幻想（ファンタジー）」。しかも、イギリス出身のロックバンド、ザ・ストラッツによる英語カバーVer.である。イントロを聴くだけでテンションが上がるアニメ版の名主題歌を、新進気鋭の4人組はどうアレンジしたのか？ そのあたりも要チェックだ。

『聖闘士星矢： Knights of the Zodiac』©Masami Kurumada / Toei Animation森田成一

『聖闘士星矢：Knights of the Zodiac』はNetflixで独占配信中