『ブルーベルベット』で恋に落ち、『ツイン・ピークス』で壊した。67歳になった彼は、ようやくそれを言葉にした。
あのコーヒーとチェリーパイを愛する好青年にも、苦い過去があった。
カイル・マクラクラン(67)。『ツイン・ピークス』のクーパー捜査官として、日本でも一時代を築いた俳優だ。彼が回想録「Fictional Selves」の出版にあわせ、若き日の過ちを語っている。
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ローラ・ダーンとララ・フリン・ボイル
1985年、デヴィッド・リンチ監督の『ブルーベルベット』で出会ったローラ・ダーンと、彼は恋に落ちた。交際は1989年まで続き、婚約もしていた。
そこへ『ツイン・ピークス』が始まる。ドナを演じたララ・フリン・ボイル。それまで出会った誰とも「正反対」の、とがった魅力に彼は抗えなかった。
米誌Peopleの取材にマクラクランは、ボイルとの関係がダーンとの関係を「壊した」と認めている。そして自分は「うまく対処できなかった」とも。2つの交際が重なっていたというファンの長年の推測も、当たっていた。
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友人たちの前で
Hollywood Lifeに寄稿したカップルセラピストによれば、彼は友人たちの前でダーンに謝罪し、「あの頃の私は最良の自分ではなかった」と述べたという。
寄稿者はこの言い方に苦言を呈している。昔の自分を今の自分から切り離す言葉は、謝罪のようでいて盾にもなる、と。もっともな指摘だ。
ただ、30年たって口に出したのは、ずっと引っかかっていたからだろう。ダーンは時間をかけてマクラクランを赦し、「とても優しく、とても理解があった」と彼は語っている。2017年、2人は『ツイン・ピークス The Return』で約30年ぶりに同じ画面に立った。
謝罪の出来不出来よりも、あの再共演こそが答えだろう。赦した側の大きさに、頭が下がる。
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※2026年10月8日時点の報道に基づきます。