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【8月15日:終戦の日】改めて〈反戦〉を決意するために観たい戦争映画の名作たち【TV放送あり】

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ライター:#BANGER!!! 編集部
【8月15日:終戦の日】改めて〈反戦〉を決意するために観たい戦争映画の名作たち【TV放送あり】

毎年8月15日は「終戦の日」――私たちにとっては戦争の記憶と平和の尊さを改めて見つめ直す日だ。長い年月が経ち戦争を知る世代が減少していく中、現在10~20代の若者たちも当時の話を直接聞ける最後の世代となりつつある。

これまで以上に「反戦」の表明が求められる今、映画というメディアは当時の狂気や悲惨さを疑似体験させ、歴史の教訓を次世代へと語り継ぐ重要な役割を担っていると言えるだろう。とくに戦後まもなく制作された作品などは、制作陣もキャストも実際に戦争を経験した世代ならではのリアリティが宿っている。

『最前線物語』© 1980 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.

今年も8月13日(木)から15日(土)にかけて、数多くの戦争映画がTV放送される。ヒロイズムを煽るアクション要素の強い作品や娯楽活劇的な作品も少なくないが、今回は放送ラインナップの中から「反戦の意志」を新たにするために観たい、戦争の残酷さや不条理、人間の尊厳を深く問いかける3作品を紹介したい。

『最前線物語』(1980年)

第二次世界大戦を生き抜いたサミュエル・フラー監督が、自身の過酷な従軍体験をもとに執筆・監督した戦争映画の傑作。リー・マーヴィン、マーク・ハミル、ロバート・キャラダインほか出演。

物語は、アメリカ陸軍第1歩兵師団(通称:ビッグ・レッド・ワン)に所属するベテラン軍曹(リー・マーヴィン)と、彼の下に配属された4人の若き兵士たちの姿を追う。北アフリカ戦線からシチリア、ノルマンディー上陸作戦、そしてドイツの強制収容所解放に至るまで、彼らは泥にまみれながら、ただ「生き残る」ためだけに行軍を続ける。

本作では、国家への忠誠や勇猛果敢なヒロイズムは描かれない。「戦争での殺しは殺人ではない」と自らに言い聞かせながら敵を撃ち続ける兵士たちの姿は結果的に、戦争がいかに人間の感覚を麻痺させ、心をすり減らしていくかを物語っている。

『アンツィオ大作戦』(1968年)

1944年のイタリア戦線における「アンツィオ上陸作戦」の悲劇を描いた群像劇。監督は名匠エドワード・ドミトリク、主演をロバート・ミッチャムが務める。

連合軍はローマへの足がかりとしてアンツィオ海岸への奇襲上陸に成功するものの、指揮官の消極的な判断によって進軍をためらい、その隙に態勢を立て直したドイツ軍の猛反撃に遭ってしまう。

本作の特筆すべき点は、主人公が従軍記者のディック・エニスであることだ。第三者として戦場を観察していた彼は、味方が次々と孤立し、無残に命を落としていく凄惨な現場に巻き込まれていき……。

上層部の無謀な采配によって兵士たちがチェスの駒のように消費されていく不条理は、戦争の構造的な罪悪を浮き彫りにする。同時に戦争の中でしか生きられない者たちの疲弊した姿や狂気が、二度と起こしてはならないのだという恐怖も煽る。

『戦争のはらわたII [2Kレストア版]』(1979年)

サム・ペキンパー監督による映画史に残る傑作『戦争のはらわた』の続編。名優リチャード・バートンが主人公・シュタイナー軍曹を演じた。舞台は敗色濃厚となった1944年の西部戦線。東部戦線からフランスに転属されたシュタイナーは、連合軍の猛攻にさらされる中、反ヒトラー派の将校たちによる暗殺計画を知らされる。

本作は、いわゆる「悪役」として描かれがちなドイツ軍兵士の視点から物語が進行する点が特徴だ。狂信的なナチス将校の暴走や、崩壊していく祖国への絶望を背景に、イデオロギーや大義名分とは無縁の場所で部下を守り抜こうとするシュタイナーの苦悩が描かれる。敵対するアメリカ軍将校(ロバート・ミッチャム)との間に芽生える奇妙な連帯感を通して描かれる、「国家の狂気」に翻弄された一人の兵士の悲哀と、大義なき戦争の虚しさとは……。

『戦争のはらわたII [2Kレストア版]、『最前線物語』、『アンツィオ大作戦』ほかCS映画専門チャンネル ムービープラスで2026年8月放送

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