“侵蝕感”ホラー『氷血』
7月3日(金)全国公開
『8番出口』や『近畿地方のある場所について』、『事故物件ゾク 恐い間取り』などヒット作が相次ぎ、かつてない活況を呈する日本ホラー界。その最前線に、新たな衝撃作が殴り込みをかける。
7月3日(金)より全国公開の『氷血』は、雪に閉ざされた世界を舞台に家族の平穏な日常が突如“白い怪異”に侵されていく《侵蝕感》ホラーだ。
©2026映画 「氷血」 製作委員会
観る者の感覚を冷たく侵蝕する“白の恐怖“
『ミスミソウ』『ドライブ・マイ・カー』制作陣集結
古くから雪国で語られてきた“白い存在”。 それが何なのか、確かなことは誰も知らない。しかし、“それ”を感じた瞬間から、人の視線は狂い、行動は歪み、日常は静かに、しかし一気に壊れていく――。
吹雪は強まるほど視界を奪い、人を迷わせる。絶望的なホワイトアウトの恐ろしさと、その奥に潜む異様な美しさ。 “白の恐怖“は、呼吸が凍りつく速度で、観る者の感覚を侵蝕していく……。
©2026映画 「氷血」 製作委員会
主演を務めるのは、7年ぶりの映画出演で本作がホラー映画初主演となる北山宏光。ヒロインには、新境地に挑む加藤千尋(セントチヒロ・チッチ)。そして佐野史郎が認知症の父役を、圧倒的な存在感と怪演で実在化させる。
監督は、『ミスミソウ』でJホラーに革新をもたらした内藤瑛亮。脚本は、第3回日本ホラー映画大賞を受賞した片桐絵梨子が担当。さらに、撮影監督には『ドライブ・マイ・カー』の四宮秀俊が参加し、白の世界を、静謐で耽美、そして残酷な映像体験へと昇華させた。
©2026映画 「氷血」 製作委員会
佐野史郎の“極上の怪演”を予感させる新場面写真解禁
佐野が演じるのは、物語の主人公である稔の父・茂。彼は雪深いある町の大きな一軒家でひとりで暮らしているが、認知症が進行した茂の面倒を見るために稔と妻の悠希は、この家に移住する。茂の行動は誰にも予測できないため、稔の提案で玄関の扉を鎖で何重にも留めることになったのだが……。
©2026映画 「氷血」 製作委員会
解禁となった場面写真でひときわ目を引くのは、そんな茂が、悠希が用意してくれた食事をぶちまける衝撃的な場面を切り取ったもの。髪の毛は乱れ散り、白いシャツは絵具まみれで凄まじいのひとことだが、その顔は“何か”に対する恐怖を浮かべている。
©2026映画 「氷血」 製作委員会
もう一点は、雪の降りしきる夜に“何か”に導かれるようにズボンもはかずに外へ飛び出した茂を捉えたもの。悠希がなんとか見つけ出したものの、悲しみの表情をたたえる彼はなぜかまっすぐ悠希の方を見つめていて――。
©2026映画 「氷血」 製作委員会
「実在するかどうかはさておき、本当に見えていると捉えて演じました」
映画初主演から40年以上を経た現在も、放送中のドラマ「時すでにおスシ!?」や、6月には出演映画『マジカル・シークレット・ツアー』の公開も控えるなど、第一線で活躍し続けている佐野史郎。その活躍を語るうえで、1992年に放送されたドラマ「ずっとあなたが好きだった」は欠かせないだろう。
佐野が演じた主人公の夫・冬彦は、サブ的なキャラクターだったにも関わらず同年の「新語・流行語大賞」で金賞を受賞。“冬彦さんブーム”として社会現象を巻き起こすなど、いまだに語り継がれる怪キャラクターの筆頭だ。
©2026映画 「氷血」 製作委員会
そんな佐野は、本作『氷血』のベースとなっている怪談「雪女」をはじめとする小泉八雲の作品のファンとしても知られ、本作の脚本を気に入り出演を快諾したという。
内藤監督は、「映画をご覧いただくと分かりますが、茂にはまともに話している場面はありません。なので、佐野さんは最初からフルスロットルの演技で臨んでくださいました。絵を描きながら暴れるところなど凄かったですし、さすがだと思いました」と感嘆する。
佐野自身も「こういった世界は何しろ大好物なので、本当に楽しかったです」と撮影を振り返り、「茂には、亡くなった妻の幽霊なのか、亡霊が見えているんです。幻視・幻聴というのは実際にあることですから、実在するかどうかはさておき、本当に見えていると捉えて演じました」と役柄を説明する。
名怪優・佐野史郎が見せる“冬彦さん”にも勝るとも劣らない演技を、ぜひスクリーンで目撃しよう。『氷血』は7月3日(金)より新宿バルト9ほか全国公開。
『氷血』
幼い息子・晶を連れて、豪雪地帯にある夫の実家に移住した稔(北山宏光)と悠希(加藤千尋)の夫妻。穏やかな日常を願った二人だったが、認知症の父・茂は、なぜか悠希にだけ激しく怯え、亡き妻の名を叫ぶ。ある朝、茂は異常な姿で怪死する――その瞬間を境に、家族は疑念と恐怖に苛まれ、やがて、家の中には不気味な“白い女”が次々と現れ、日常を侵していく―稔は気が触れたかのように、“白い女”の絵を描き続け、幼い晶の目には母の姿が次第に“別の何か”へと映りはじめ、家族は一人、また一人と壊れていく――。
雪の結晶に魅入られ、理性を失った稔、侵蝕される悠希、そして危険にさらされる晶。これは、呪いか、幻想か、それとも現実なのか。雪原が鮮血に染まるとき、未知の“白い恐怖”が姿を現し、残虐に暴走するー
出演:北山宏光、加藤千尋、山谷碧都、佐津川愛美、福島リラ、渡辺哲/佐野史郎
監督:内藤瑛亮 脚本:片桐絵梨子 撮影:四宮秀俊
| 制作年: | 2026 |
|---|
2026年7月3日(金)より新宿バルト9ほか全国公開