「柳楽さんは、常に現場に熱量を運んでくれる」「北斗くんの空気感が好き」柳楽優弥×松村北斗 “極限のバディ”誕生 Netflixシリーズ『九条の大罪』
Netflixシリーズ『九条の大罪』
「闇金ウシジマくん」の真鍋昌平の最新作が待望の実写シリーズ化。法とモラルの極限クライムエンターテインメント『九条の大罪』が、4月2日(木)よりNetflixにて独占配信中だ。このたび、主人公・九条間人役の柳楽優弥と、烏丸真一役を演じた松村北斗によるオフィシャル対談ロングインタビューが解禁となった。
「闇金ウシジマくん」真鍋昌平、待望の最新作
国民的ダークヒーロー漫画「闇金ウシジマくん」作者である真鍋昌平による最新漫画「九条の大罪」は、2020年10月より「ビッグコミックスピリッツ」(小学館)に連載され、現在までに単行本は15巻刊行、累計部数400万部を超える話題作。法とモラルの境界線を極限まで問い、これまでタブー視されてきた日常に潜む闇に切り込むことで現代社会の真実の物差しを揺さぶる物語が、ついに実写シリーズ化される。
主演を務めるのは柳楽優弥。九条法律事務所で厄介でグレーな案件ばかりを引き受ける弁護士・九条間人を演じる。その九条の元で働くことになった優秀なエリート弁護士・烏丸真司を演じるのは松村北斗。犯罪者を見守るソーシャルワーカーの薬師前仁美を池田エライザ、裏社会と繋がり九条に厄介な依頼を持ち込む壬生憲剛を町田啓太、ある過去から九条と壬生を目の敵にする嵐山刑事を音尾琢真、伏見組の若頭・京極清志をムロツヨシが演じる。
監督を務めるのは、土井裕泰、山本剛義、足立博。脚本は根本ノンジ。ヒットメーカー那須田淳がプロデューサーを務め、クライムサスペンスジャンルで大ヒットを記録した「地面師たち」を生み出したNetflixと初タッグを組む。
柳楽優弥 松村北斗
Netflixシリーズ『九条の大罪』
本作の出演オファーを受けた際、柳楽は「『九条の大罪』という人気漫画が原作であることはもちろん、以前『浅草キッド』でお世話になったNetflixと、那須田淳プロデューサーと土井裕泰監督というTBSのレジェンド級の方々が、タッグを組んでやられるということだったので。その座組に、とても高揚感を覚えましたし、すごくワクワクしました」と喜びを語っており、 対して松村も「『九条の大罪』って、割とダークな世界観というか、ある意味ダークヒーローの話じゃないですか。そういう世界に「松村北斗を」と思っていただいたことが嬉しかったです」と、柳楽同様喜びの気持ちと共に、本作への参加に対する素直な驚きも明かした。
互いの初共演について松村は、撮影現場で中心に立つ柳楽の姿に深い感銘を受けたという。「柳楽さんの場合は、もうホント一貫して、優しさと温かさで、現場をくるんでくれていて。そう、柔らかくて優しいんだけど、柳楽さんは、常に現場に熱量を運んでくれるんですよね。柳楽さんが中心に立つことで、その熱量がみんなに伝わって、チーム全体がものすごい熱量に包まれていくという。やっぱりこういう方が、作品の座長を務めるんだなって、すごく感動しました」。さらに松村は、柳楽の芝居の「切り替え」の鮮やかさについても、畏怖の念を込めてこう語る。「具体的に、どのシーンというわけではないんですけど、この作品って、九条の決め台詞的な瞬間が、結構多いじゃないですか。何気ない会話をしている中で、ふと九条が決定的なことを言ったりする。その緩急のつけ方というか、その場の空気をパッと支配してグッと刺さるような台詞を言う、その切り替えはどうなっているんだろうと思って。自分にカメラが向いてないときは、たまに柳楽さんに見入ってしまって、危うく自分の台詞を言い忘れそうになることもありました(笑)」
重ねて、作品の核となるキャラクター作りにおいて、松村は柳楽と土井監督のやりとりを「本当に忘れられない」と振り返る。「柳楽さんが、ちょっとずつ九条というキャラクターのお芝居をズラしていって、それを土井監督が『あ、今の九条です』というやりとりをされていて。一回それを決めたら、そのあとずっと、その九条なんですよ。あのチューニングの仕方は、ホントすごかったです。今もそれが忘れられないです」。それを受け、柳楽も自身のスタンスを明かし、「自分の芝居についても、『ああしよう、こうしよう』ってあらかじめ固めていくのではなく、もし不安なことがあったら、それを一回監督に投げてみて、自分ができることはやってみようっていう。そういうスタンスでやっていました」と振り返る。
柳楽もまた、松村が現場にもたらす空気感と人間性に絶大な信頼を寄せている。「北斗くんの空気感が好きなんですよね(笑)不思議と安心感みたいなものがあって……いつも自然体だからなのかな?それが安心感を与えることにも、繋がっているような気がして。あとやっぱり、優しいですよね。現場で北斗くんの優しさに触れていると、僕も優しくなれるというか。それはスタッフの皆さんも多分同じだったと思っていて……そういうのって、現場ではすごく大事なんですよね。特に、『九条の大罪』のような、緊張感をキープしながら進んでいくような作品では。だから今回、北斗くんとバディを組むことができて、すごく良かったなって思っています(笑)」
松村も柳楽との関係性について、「中盤ぐらいに、九条先生と一緒に、カップラーメンを食べるシーンがあって。その頃には、だんだんと距離が縮んでいって、会話も増えてきたような気がしていて。なので印象に残っています」と、役柄とリンクするように深まった絆を振り返った。
そして、本作が持つメッセージでもある社会的意義について、二人は表現者としての真摯な眼差しを向ける。柳楽は「個人的には、「知らぬが仏」と「無知は罪」のあいだを、行ったり来たりするような感覚がありました。配信ドラマの深度って、僕は少し違うような気がしていて……より攻めた表現ができているというか、視聴者の方が求めているものも、より深いものであるような気がするんです」と語り、本作が到達した表現の深さに自信を覗かせる。
松村も「今って簡単にSNSで発信して、それに対する反応も簡単に返ってくる時代で……瞬間的なことが、すごく増えている気がするんです。物事を『点』で捉えてしまうことが多くて、なかなか『線』で考えることができない。そういう意味で、九条はいつも依頼人のことを、ちゃんと『線』で考えている。そういう考え方が、このドラマには全体的に入っているような気がしました」と完成した本作への確かな手応えを滲ませた。
『九条の大罪』はNetflixにて独占配信中