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「“誰もブレーキをかけていない”ところが面白い」TVアニメ『マリッジトキシン』原作・静脈先生×堀元宣監督オフィシャル対談インタビュー

「“誰もブレーキをかけていない”ところが面白い」TVアニメ『マリッジトキシン』原作・静脈先生×堀元宣監督オフィシャル対談インタビュー
©静脈・依田瑞稀/集英社・マリッジトキシン製作委員会

集英社のマンガ誌アプリ「少年ジャンプ+」にて連載中の、原作・静脈、漫画・依田瑞稀が贈る、殺し屋×結婚詐欺師の世界一ハードな婚活バトルアクション『マリッジトキシン』がTVアニメ化。カンテレ・フジテレビ系 全国ネット 毎週火曜よる11時~“火アニバル!!”枠にて、4月7日(火)よる11時より放送開始。このたび、原作・静脈先生と堀元宣監督のオフィシャル対談インタビューが解禁となった。

世界一ハードな婚活バトルアクション

数百年にわたり殺しの技術を研ぎ続ける者たち「使い手」。その中でも最強の力と権力を持つとされる五大名家の「毒使い」。その血筋を受け継ぐ青年・下呂ヒカル。裏稼業に身を置き、女性と関わることなく生きてきた彼にとって“結婚”とは縁遠いものであった。しかし、「毒使い」の血を絶えさせないため下呂家の当主は彼の妹に対し、強制的に跡継ぎを産ませることを通告。そんな時、下呂は仕事のターゲットとなる凄腕の結婚詐欺師・城崎メイと出会う。後継ぎ問題を解決し妹を守るため、自らが結婚することを思いついた下呂は、その場で城崎に結婚の手伝いを依頼する。

「——そんな提案(プロポーズ)、初めて」かくして、凄腕結婚詐欺師・城崎をアドバイザーに、一流の殺し屋・下呂は人生初の超難関ミッション『婚活』を始めることとなり…!?目指すは最高の結婚…殺し屋×結婚詐欺師の最強バディが挑む、世界一ハードな婚活バトルアクションが幕を開ける。

©静脈・依田瑞稀/集英社・マリッジトキシン製作委員会

——殺し屋が結婚詐欺師と共に最高の結婚を目指す、婚活バトルアクション。物語の設定やキャラクターはどのように生まれたのでしょうか。

静脈:父が亡くなった時に、長男の僕が家を継がなければならないという話をされて。父は公務員でしたし、それまで“家”というものを意識したことがなかったのでインパクトのある出来事として頭に残っていました。加えて、祖母が家でボスのような強い存在だったこともアイデアのきっかけになったと思います。キャラクターについては、たとえば下呂(ヒカル)は、女の人が苦手な気持ちは少し分かるなとか、殺し屋だったらどうなるかななどと、いろいろな要素を思い浮かべて組み合わせてたどり着いた感じです。作画の依田(瑞稀)先生から城崎(メイ)のイメージを訊かれた時には、その時ハマっていたアイドルを例に挙げたと記憶しています。僕はその時にハマっていることや見て気になったことなどをリアルタイムで反映させることが割と多いです。散歩中に見かけた風車を見て、かんざしにしたら面白いんじゃないか…とか。テレビや街中で見かけた面白いことにダイレクトに影響を受けて、イメージを依田先生に伝えて落とし込んでいただく形なので、依田先生にはかなりお世話になっています(笑)

——原作を読んだ時の印象を教えてください。

堀:すごくハチャメチャな内容だなと(笑)アニメスタッフとの打ち合わせでの第一声は決まっていて、「ハチャメチャな作品なのですが…」と本作の代名詞のように使っています。映像化にあたり、何がそんなにハチャメチャなのかを僕なりに分析しました。どこまでが静脈先生の原作に書いてあることで、どこからが依田先生が画で膨らませている部分なのか、と。正解は分からないのですが、それを想像するのも面白かったし、考えた結果、この作品は”誰もブレーキをかけていない”ところが面白いという結論に至りました。たとえば、鳴子(弦弥)が木の上でマッサージチェアに乗っているシーンがあるんですが、どう考えてもおかしい。だけどそこに理屈を通そうとせず、おかしなことをおかしなまま描いている。勢いでねじ伏せられて、こういうものだと楽しめる作品だと思います。ちなみに、僕が読ませていただいた限り形跡は見当たらなかったですが、誰もブレーキかけてないですよね?

静脈:依田先生から「どういうことでしょうか?」といった質問が来たことはないです(笑)自分がめちゃくちゃだと思って書いたことでも、なんなら、より膨らんで爆発したものが上がってきます。

堀:もっと質問したくなりそうなところあるはずなのに…、すごいコンビですよね(笑)原作の時点からアクセルを踏んで、画でもさらに踏むみたいな。

静脈:結果、そうなっていますね(笑)コミックスの第二話での「ナウマンゾウにパオンさせる…」みたいなところも分からないですよね?

——アニメで印象的なシーンはありますか?

静脈:第1弾PVにも出てきた車が真っ二つになるシーンです。アニメでどのように表現するのか気になっていたので、初めてに観た時は「ちゃんと斬れてる!」って感動しました(笑)

堀:漫画なら「薬品で斬っている」というコマを描けば、画の迫力で「斬ったんだ」と腑に落ちます。でも、アニメでは動きを表現するために1枚1枚、画を描かなければいけないので、斬ったところがどんな風に溶けているのかを考えました。スタッフには「液体だけどレーザーの気分で」と説明して、それを頭に入れて描いてもらいました。

静脈:液体のレーザーで。なるほど、めちゃくちゃ面白いです(笑)

堀:本作の世界観でのそういったリアリティにも注目していただけたらうれしいです。

——アニメから影響を受けて原作へのアイデアが膨らむことはあるのでしょうか。

静脈:膨らむことはたくさんありますし、実際にアイデアをいただいたものもあります。たとえば、嵐山(キミ恵)の過去編に登場する偽物の坂本龍馬の名前は「ローマ字でRYOMAがいいのでは?」という堀監督のアイデアをいただきました。詳細の言及は避けますが、今後の原作で、アニメからの影響を感じていただけるところは出てくると思います。

堀:うれしいです!RYOMAの演出で「〜ぜよ」という語尾の使い方のイメージを伝えたところ、笑い声で使うアイデアが飛び出したり、声優さんがノリノリでお芝居を膨らませながら楽しく演じていただいています。ぶっ飛んだ設定も相まって、面白いものもたくさん生まれた現場でした。

静脈:アフレコを見学した際に、声優さんと監督とのやりとりで、すごい! と思ったことがあって。第一話の人間椅子のシーンで「うえっ」と声が出るところで、痛みからくる「うえっ」なのか重みからくる「うえっ」なのかという声優さんからの質問に、監督が「重みで!」と即答したんです。やりとりのスピード感にも驚いたし、みなさんの作品解釈の深さにもうれしさを感じたし、この後の展開もしっかり入っているのが伝わってきて、安心もした瞬間でした。

堀:その後の展開にも影響を与えるので、音色の調整は大事なんです。本作では、ほんの数ページや1コマ2コマで消えてしまうキャラクターもすごく面白いので、アニメでも隅々まで注目してほしいです。

©静脈・依田瑞稀/集英社・マリッジトキシン製作委員会

TVアニメ『マリッジトキシン』は4月7日(火)よる11時放送開始

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