新・映画『ストリートファイター』の時代設定は1993年=“格闘黄金期”
カプコンの人気格闘ゲーム「ストリートファイター」が、再び実写映画としてスクリーンに登場する。監督はNetflix映画『バッド・トリップ ~どっきり横断の旅~』で知られるキタオ・サクライ。本国公開は2026年10月16日の予定だという。
Secrets don’t last long in the arena—Street Fighter is now in production. In theaters October 16, 2026.
Let the tournament begin!#StreetFighterMovie pic.twitter.com/HhDKL39i5H
— Street Fighter Movie (@Street_Fighter) September 4, 2025
物語の舞台は現代(2000年代)ではなく、1993年。これは「スーパーストリートファイターII」がゲーセンに登場した年であり、同時にジャン=クロード・ヴァン・ダム主演の初代映画版公開の前年でもある。同作は現在ソニー・ピクチャーズの公式チャンネルで無料公開中だ。
なお新『ストリートファイター』映画のあらすじは、ざっくり以下のような感じらしい。
――疎遠になっていたリュウとケンは、春麗に誘われて<ワールド・ウォリアー・トーナメント>に参戦。だがその裏には、彼ら自身の過去と向き合う陰謀が潜んでいた。勝たなければ、すべてが“ゲームオーバー”になる……。
マイナーキャラ多すぎ? モモア参戦! 日本人キャストも
気になる登場キャラクターと演じるキャストは以下の通り。日系イギリス人のアンドリュー・小路はブルース・リー原案のアクションドラマ『ウォリアー』(2019年~)で名を馳せた武闘派俳優。ジェイソン・モモアの参戦にも驚かされるが、ゲスト的な出演になるのだろうか? ドン・ソバージュなどプレイアブルではないマイナーなキャラクターや、初代ストリートファイターのジョーがいたりするのはファンには嬉しいところ(多分)。現役ファイターや格闘技王者の出演も肉体的・アクション的には説得力大だ。
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身体のデカさではザンギエフ役のオリヴィエ・リヒタースが頭2つくらい抜けていて、彼は人気ドラマ『ジャック・リーチャー/正義のアウトロー』のシーズン3で屈強すぎるセキュリティを演じていた人。リーチャー役のアラン・リッチソン(191cm)を子ども扱いしていたことからも、相当デカいことがわかる。バルログ役のオーヴィル・ペックも普段からマスク着用なので違和感はなさそう。
ちなみに、マーヴィン役のカイル・ムーニーは『SNL』視聴者ならばお察しのとおり激しくナヨメンなので、ゲーム/初代映画ドンピシャ世代のオタク代表等での出演(非バトルキャラ)ではないだろうか(※コミックやゲームに登場する同名キャラを演じるのは無理があるため)。
リュウ : アンドリュー・小路(『G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ』ほか)
ケン : ノア・センティネオ(『好きだった君へ』シリーズ、『ブラックアダム』ほか)
春麗 : カリーナ・リャン
ガイル : コーディ・ローデス(WWE所属のプロレスラー)
ベガ(※日本版のバルログ) : オーヴィル・ペック(マスクがトレードマークの人気カントリー歌手)
バルログ(※日本版のバイソン) : カーティス “50 Cent” ジャクソン(『ゲット・リッチ・オア・ダイ・トライン』ほか)
ブランカ : ジェイソン・モモア(『アクアマン』『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』ほか)
ダルシム : ヴィドゥユト・ジャームワール(『ガネーシャ マスター・オブ・ジャングル』ほか)
ザンギエフ : オリヴィエ・リヒタース(『ブラック・ウィドウ』『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』ほか)
エドモンド本田 : 後藤洋央紀(新日本プロレス所属のプロレスラー)
M.バイソン(※日本版のベガ) : デヴィッド・ダストマルチャン(『オッペンハイマー』『アントマン』シリーズほか)
豪鬼 : ローマン・レインズ(WWE所属のプロレスラー)
キャミィ : メル・ジャーンソン(『モータルコンバット』[2021]ほか)
ダン : アンドリュー・シュルツ(スタンダップコメディアン)
ドン・ソバージュ : エリック・アンドレ(『バッド・トリップ ~どっきり横断の旅~』ほか)
ジュリ : レイナ・ヴァランディンガム(米テコンドー王者/本作が初のメジャー映画出演)
ジョー : アレクサンダー・ヴォルカノフスキー(UFC世界フェザー級王者)
マーヴィン : カイル・ムーニー(『ブリグズビー・ベア』ほか)
すでにファンの間では考察なども交わされているが、実写映画化する際に大事なのはゲームへの愛とキャラの再現度、齟齬を最小限にするすり合わせ。基本設定やストーリーに矛盾がなければ御の字といったところか。ともかくキャストだけでも相当に気合が入っているようなので、期待しつつ続報を待とう。
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