政治家もブチギレた“危険”な奴ら!音楽×闘争コメディ『ニーキャップ』公開記念で『トレスポ』限定上映決定
世界が熱視線を送る『KNEECAP/ニーキャップ』とは
第97回アカデミー賞®国際長編映画賞ショートリストに選ばれたほか25の映画賞を受賞し、世界中で高い評価を得ている映画『KNEECAP/ニーキャップ』が、8月1日(金)より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて全国順次公開。世界中で大絶賛されている話題作が、最高にアツいタイミングで日本上陸を果たす!
このたび、“アイルランド版トレインスポッティング”とも評されている本作の本編特別映像と新たな場面写真が解禁。さらに待望の日本公開を記念し、不朽の名作『トレインスポッティング』(1996年)の限定上映も決定した。
『KNEECAP/ニーキャップ』© Kneecap Films Limited, Screen Market Research Limited t/a Wildcard and The British Film Institute 2024
「セックス・ピストルズ以来、最も物議を醸すバンド」
アイルランドを拠点に活動する実在のヒップホップ・トリオ、KNEECAP。彼らは2022年まで北アイルランドでは公用語として認められていなかったアイルランド語(※ゲール語)でラップをし、政治的な風刺の効いた歌詞に反体制的なパンク精神を融合したスタイルで注目されている。一見するとやんちゃなパーティー野郎なのだが、自国の過酷な歴史を知る彼らにとってのパンクとは不条理に抑圧されている人々の側に立ち、共に抗うことだ。
『KNEECAP/ニーキャップ』© Kneecap Films Limited, Screen Market Research Limited t/a Wildcard and The British Film Institute 2024
最近でも、米コーチェラや英グラストンベリーなど大型フェスのステージ上でパレスチナ支持を訴え、オーディエンスも大量の“スイカ色の旗”を振って応えてみせた。そんなわけで政治家にも目をつけられており、彼らの楽曲は検閲の対象としてラジオ局で放送禁止になるなど、その過激な言動で度々論争を巻き起こしていることから、「セックス・ピストルズ以来、最も物議を醸すバンド」などと呼ばれたりしている。
本作は、そんなKNEECAPの誕生を、アイルランド語法制化を求める抗議活動を背景に辿った“ほぼ実話”の半自伝的物語。北アイルランド紛争の傷跡が深く残る西ベルファストのドラッグにまみれた労働者階級の若者を、あくまでコメディとしてユーモアを交えつつポップなテイストで描く。演技初挑戦ながら本人役を見事に演じてみせた、KNEECAPのメンバー3人に要注目だ。
『KNEECAP/ニーキャップ』© Kneecap Films Limited, Screen Market Research Limited t/a Wildcard and The British Film Institute 2024
ベルファストでは<イギリスはアイルランドから出ていけ>というスローガンの壁画が有名だが、母国語の復権を掲げて活動する彼ら自身の人気もあり、本作はアイルランド語映画として本国で初週動員歴代1位の大ヒットを記録。さらに、第40回サンダンス映画祭では観客賞(NEXT部門)を受賞し、第97回アカデミー賞®国際長編映画賞にアイルランド代表としてショートリストに選ばれるなど、25の受賞と64のノミネートを果たしている。
母国語なのに浸透してない→アイルランド語のラップで大成功!
北アイルランド、ベルファストで生まれ育ったドラッグディーラーのニーシャ(MCネーム:モウグリ・バップ)と幼馴染のリーアム(MCネーム:モ・カラ)。麻薬取引で警察に捕まったリーアムは、英語を話すことを頑なに拒み、反抗的な態度を貫いていた。
そこに通訳者として派遣された音楽教師のJJ(MCネーム:DJプロヴィ)が、リーアムの手帳に綴られていたアイルランド語の歌詞を発見。その才能に目をつけ、3人は母国語の権利を取り戻すべく、アイルランド語のヒップホップを始めることになるが――。
『KNEECAP/ニーキャップ』© Kneecap Films Limited, Screen Market Research Limited t/a Wildcard and The British Film Institute 2024
『KNEECAP/ニーキャップ』
北アイルランド、ベルファスト。
父親から「アイルランド語は自由のための弾丸だ」という教育を受けながら育ったドラッグディーラーのニーシャ(MCネーム:モウグリ・バップ)と幼馴染のリーアム(MCネーム:モ・カラ)。麻薬取引で警察に捕まったニーシャは、英語を話すことを頑なに拒み、反抗的な態度を貫いてた。そこに通訳者として派遣された音楽教師のJJ(MCネーム:DJプロヴィ)が、ニーシャの手帳に綴られていたアイルランド語の歌詞を発見。その才能に目をつけ、3人はアイルランド語の権利を取り戻すべく、アイルランド語のヒップホップを始めることに。
監督・脚本:リッチ・ペピアット
出演:モウグリ・バップ、モ・カラ、DJプロヴィ、ジョシー・ウォーカー、マイケル・ファスビべンダー
| 制作年: | 2024 |
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2025年8月1日(金)より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開