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金ローで『バック・トゥ・ザ・フューチャー』3週連続一挙放送! 「パワー・オブ・ラヴ」と「ジョニー・B・グッド」の裏話が明らかに!!

金ローで『バック・トゥ・ザ・フューチャー』3週連続一挙放送! 「パワー・オブ・ラヴ」と「ジョニー・B・グッド」の裏話が明らかに!!
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不朽の名作『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズ(1985年〜1990年)が、本日2020年6月12日(金)より日本テレビ「金曜ロードSHOW!」で3週連続で放送される。

主人公の高校生マーティと親友で変わり者の科学者ドクがデロリアンという乗用車型タイムマシンでタイムトラベルするというストーリーは公開当時、全米で「フューチャー現象」と呼ばれ大ブームとなった。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズの魅力のひとつといえば、メインテーマをはじめとする作品に登場する名曲の数々。舞台となる1955年や1985年に実際に流行っていた楽曲を使用することで時代設定を表現するなど、本作における音楽の影響力は大きい。作品に登場する名曲「ジョニー・B・グッド」「パワー・オブ・ラヴ」についての裏話が明かされていたのでぜひ紹介したい。

ロックの神様が宿った「ジョニー・B・グッド」のシーン

シリーズ1作目にあたる『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(1985年)でもっとも印象的なシーンのひとつといえば、マイケル・J・フォックス演じるマーティ・マクフライが1985年からタイムトラベルしたのち、1955年の魅惑の深海パーティーでチャック・ベリーの名曲「ジョニー・B・グッド」をカバーするシーンではないだろうか? マイケルがその撮影当時の秘話をイギリスの雑誌「エンパイア」で明かしている。

「実は、素晴らしいギターの先生に弾き方を教わったんだ。当時僕は監督のロバート・ゼメキスに、このシーンは(僕の演奏に)実際の曲を重ねてしまっていいよ、と言ったんだ。でも、音に合わせて指の動きをちゃんとやらなくちゃダメだっていうプレッシャーになってしまってね。ポール・ハンソンというギターの先生に教わったんだ。」とマイケルは明かした。エアギターではなく、ちゃんとギターを演奏していたようだ。

また、このシーンを成功させるには、ただ曲を演奏するだけではなく、ロックの神様のように動きながら演奏する必要があったと語る。「製作している4週間、ずっとマドンナの振付師と一緒に仕事をしてたんだ。僕の踊りはアヒルみたいで、全然踊れない。でも、ピート・タウンゼントのウインドミル奏法やジミ・ヘンドリックスの背面弾き、チャック・ベリーのダックウォークなど、自分の好きなギタリストの特徴を取り入れたいと伝えたら、彼は見事にそれらを詰めこんで流れを作ってくれたんだ。とにかくやってみて、楽しむだけだった。」と、フォックスは明かしている。

このシーン、指を負傷したギタリスト、マーヴィン・ベリーの代理としてマーティがギターを演奏することになるのだが、そこでマーティによって披露された「ジョニー・B.グッド」を聴いたマーヴィンが新しい音楽を探していた従兄弟のチャック・ベリーに電話してマーティの演奏を聴かせるという展開が待ち受ける。これによってロック・アンド・ロールが誕生した、というタイム・パラドックス・ジョークが含まれている(チャック・ベリーの「ジョニー・B.グッド」は1958年リリース)。

最初は乗り気じゃなかった…⁉︎ ヒューイ・ルイスが明かす「パワー・オブ・ラヴ」の楽曲提供までの経緯

ヒューイ・ルイス&ザ・ニュースによる『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のために作られた名曲「パワー・オブ・ラヴ」。第58回アカデミー賞歌曲賞にもノミネートされるなど80年代を代表するヒット曲のひとつだ。ヒューイ・ルイスが、楽曲提供に至るまでの経緯を音楽カルチャーメディア「Rolling Stone」に明かしている。

「“愛の力”はとてもパワフルなんだ。思っている以上にね。歳を取るにつれて、私たちにとってもっとも重要な感情だと気づかされる。愛は本当に世界を動かすものなんだ。この狂った世界を見ていると、どうやって上手くいくことができるんだ? って思うだろ。愛だよ。愛が世界を動かすんだ。」

製作総指揮のスティーヴン・スピルバーグ、監督のロバート・ゼメキス、脚本家のボブ・ゲイルの製作陣に、“この映画のために曲を書いて欲しい”と依頼されたときのことを振り返る。だがルイスは「映画のために楽曲を書いたことはなく最初は不安だった」と話し、「バック・トゥ・ザ・フューチャー 」という曲は書きたくないと言ったそうだ。しかし、製作陣は“ただルイス自身が書いた楽曲が欲しいだけだ”と言い、ルイスは楽曲を提供することに同意したという。

「パワー・オブ・ラヴ」は、ヒューイ・ルイス&ザ・ニュースのリード・ギターを担当していたクリス・ヘイズがコードを書き、その後ルイスが引き継いだ。ルイスは「ソニーのウォークマンをつけてジョギングをしていて、そのジョギング中に曲を書いたんだ。レコーディングスタジオでボーカルを聴いていたら、キーボードのショーン(・ホッパー)が僕の顔を見てこう言ったんだ。“俺たちが今までにやった中で最高の作品だよ”ってね」とバンドメンバーがこの曲を大絶賛したことを明らかにした。

ヒューイ・ルイスは、1作目のオーディションのシーンで拡声器を持って「もう十分だ、音が大きすぎる」と言い放つ審査員役でカメオ出演しており、そのときの舞台裏の映像も公開されている。

見どころ満載で魅力を語りきれない『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズは、本日2020年6月12日(金)21:00より日本テレビ「金曜ロードSHOW!」で3週連続で放送される。このたび放送される日本語吹替版では、マーティ役を幅広い世代で愛されている声優・山寺宏一が演じ、ドク役を青野武が演じる。

ぜひこの機会に、お見逃しなく。

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『バック・トゥ・ザ・フューチャー』

高校生のマーティが、友人のドクが作ったタイムマシンで、30年前にタイムスリップ! タイムマシンの燃料は尽き、マーティは元の時代に戻ることができない。そんな矢先、彼は若き日の母ロレインと出会い、彼女に気に入られてしまう……。このままでは母は父と恋に落ちず、マーティが生まれないことに? 歴史を変えてしまった彼は、元の“未来”に帰れるのか!?

制作年: 1985
監督:
音楽:
出演: