2020年にTVアニメ化され話題を呼んだ『ドロヘドロ』。待望のSeason2が、4月1日(水)に各種配信サービスにて第3話まで一挙に配信され、SNSでは「最高」「相変わらず面白い」「イッキ見した」など、歓喜の声で盛り上がっている。このたび、Season2より新たに登場する十字目組織のメンバーである、毒蛾と鉄条を演じる内山昂輝と濱野大輝が、オフィシャルインタビューでアフレコの様子や作品の“沼れる”ポイントなどを語った。
アニメ『ドロヘドロ』新シーズン始動!
魔法によって顔をトカゲにされてしまった記憶喪失の男、カイマン。相棒のニカイドウとともに、本当の顔の手がかりを得ていく中で、謎に包まれていたそれぞれの過去が明かされていく…。煙ファミリーに追われるカイマンとニカイドウ、ボスの帰りを待ち望む十字目組織…混迷を極める対立により物語はさらなる混沌(カオス)の渦へと突き進む。
2000年から18年にわたり連載された林田球の名作『ドロヘドロ』。唯一無二の世界観かつ、ショッキングでカオスな内容から、国内外で熱狂的なファンを獲得し長年愛され続けている。映像化不可能と謳われ続けていた本作は、2020年に奇跡のTVアニメ放送を果たし、長らくファンから続編を待望されていたなか、ついにSeason2の配信がスタート。
©2026 林田球・小学館/『ドロヘドロ Season2』製作委員会
——原作の印象をお聞かせください。
内山:アフレコが始まる前に原作を読んだのですが、キャラクターも多く、物語も複雑で、読み進めていくごとに明かされていく真相があるので、先がどうなるのかまったく読めませんでした。世界観も強烈な、唯一無二の原作だったので、この作品をアニメ化することは大きな挑戦だと感じました。
濱野:結構難解なところがあるんですけど、そこが芸術的でもあって、これが『ドロヘドロ』が『ドロヘドロ』たる所以なのかと思いました。アニメもSeason1を経て、Season2は、物語がより細かく描かれていくところなので、自分がその一部になれる嬉しさがありました。
——アニメをご覧になった印象をお聞かせください。
内山:アフレコ段階の映像から、とても細かく動かして描いていくんだというのは伝わってきていたんです。やりたいことが明確でしたし、その熱量は林祐一郎監督やスタッフの方々からも感じたので、すごい作品になりそうだなと思っていました。実際、バトルアクションの迫力がすごかったし、背景美術も素晴らしく、建物などを含めた世界観が原作そのままに魅力的だったので、見事だなと思いました。
濱野:キャラクターの表情もよく動くので、すごくリアリティがあって、キャラクターたちが実際にそこで生きているような感覚になりました。精密に描かれているので、そこに声を合わせていく作業はとても大事になるんだろうなと気が引き締まりました。
——毒蛾と鉄条はどんなキャラクターで、演じるとき、どんなことを意識しましたか?
内山:毒蛾に関しては、物語が進んでいくと明らかになることもあるので、すべては語れないのですが、物静かで、とても雰囲気のあるキャラクターだと思っています。演じるときは、原作で描かれた毒蛾らしさを表現してあげたいと思っていましたし、それはシーンごとに工夫していたんですけど、ひと言ひと言に、意味深な雰囲気が出るといいのかなと思っていました。
濱野:十字目のグループの中では、一番常識人だと思っています。グループには、毒蛾みたいにミステリアスな奴がいたり、ひょうきんな奴がいたりするんですけど、その中で、いい意味でバランスを取っているんですよね。ただ、そこで埋もれているわけでもないので、どう存在感を放っていけるかは、掛け合いの中で試行錯誤していました。
——アフレコでは、どんなディレクションがありましたか?
内山:結構コミカルなシーンも多いなと改めて感じました。原作を読んだとき、毒蛾はクールでシリアスな印象が強かったけど、コミカルなシーンでは毒蛾もちゃんとその方向性に乗って、大きく表現してほしいと、よく演出されていたので、コミカルに振っていいキャラクターなんだと思ったんです。
濱野:血だらだらで「毒蛾ー!」とか叫んだりしていましたからね(笑)
内山:シリアスなドラマも重要な要素だけど、毒蛾たちが慎ましく暮らしていて、電気をいつまで点けないでいるんだろうとか、みんなで内職を頑張っていたりとか、切実な日常の問題も描いているんです(笑)そういう、必ずしも本筋ではない細かいところまで大事に描いている作品なので、いろんな表現をしていい現場なんだなと、アフレコが始まってから思うようになりました。
——慎ましやかに暮らしていたかと思えば、人が簡単に死んだりしますからね。
濱野:作品自体が、みんなあまり死を恐れていない感じがありますよね。
内山:魔法によっては生き返らせるようなこともできるから、ある程度「失われても何とかなる!」という感じがあるのかもしれないけど、結構みんなグサグサ刺されているんですよね(笑)それが日常的な描写として進んでいくから、その感覚の違いはありました。誰かが刺されたら、当人も周囲のキャラクターも深刻なリアクションを取りたくなるけど、多少刺されるくらいは、さほど重大ではないというか。
濱野:藤田音響監督も「とっても強いので、結構大丈夫です」みたいなことを仰っていたので(笑)
内山:「それが……ドロヘドロ!です」みたいなね(笑)。これがすごく便利な言葉で、カイマン役の高木 渉さんもずっと言っているんですよ。何か起きたり、困ったりしたら「それが……ドロヘドロ!」って。
濱野:考えるな、感じろ!的なね。
——最後に、『ドロヘドロ』の沼れるポイントを教えてください。
内山:アニメから観るのであれば、当然Season1から入ってほしいんですけど、Season2から観ても結局なんとかなる気がするんです。いろいろなグループのあれこれが、かわるがわる描かれて、いろんな真相が明らかになって、時系列もあっちこっちにいくので、何ならSeason 2をちょっと観て、面白いなと思ったら、遡ってSeason 1を観たり、原作を読んでもいいと思います。なので、まずはこの世界観を、Season2からでもいいので楽しんでほしいなと思います。
濱野:ディストピアだけど、みんな楽しく生きているみたいな不思議な世界なので、そこの一員になったつもりで、餃子でもつまみながら観てもらえると、『ドロヘドロ』の感覚に馴染んでいくと思います。
©2026 林田球・小学館/『ドロヘドロ Season2』製作委員会