「もし人生をやり直せたら」「もう一度、あの人に会えたら」転生・生まれ変わりをテーマにした映画5選

「もし人生をやり直せたら」「もう一度、あの人に会えたら」転生・生まれ変わりをテーマにした映画5選
『劇場版 転生したらスライムだった件 蒼海の涙編』©川上泰樹・伏瀬・講談社/転スラ製作委員会

2026年2月27日(金)より『劇場版 転生したらスライムだった件 蒼海の涙編』が公開されます。スライムに転生した元サラリーマンのリムル=テンペストが仲間たちとともに理想の国作りに奮闘する姿を描いた同名ライトノベルを原作とする人気テレビアニメの劇場版第2弾。おなじみの仲間たちとともに今回はどんな活躍が展開されるのか期待が高まります。

「もし人生をやり直せたら」「もう一度、あの人に会えたら」……。ふと、そんな思いが脳裏をよぎる瞬間もあるのではないでしょうか。異なる時代、異なる姿、異なる境遇で新たな人生を歩む登場人物たちの姿は、私たちに人生の意味や大切なものをあらためて気づかせてくれるきっかけになるかもしれません。そこで今回は、転生や生まれ変わりをテーマにした映画5本を紹介します。

「もう一度生きる」という奇跡

『恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム』(2007年)

監督:ファラー・カーン
出演:シャー・ルク・カーン、ディーピカー・パードゥコーン ほか

【あらすじ】
1970年代のボリウッド。脇役俳優のオームは、人気女優シャンティに恋をしていました。しかしシャンティは売れっ子プロデューサーのムケーシュと密かに結婚・妊娠。ムケーシュは妻の妊娠を疎ましく思い、撮影中の映画セットにシャンティを呼び出して罠にはめ、殺害してしまいます。シャンティを助けようと駆けつけたオームも映画スターのカプール夫妻の車にはねられ、命を落としてしまいます。オームの死亡と同じ時刻、同じ病院でカプール夫人は男児を出産。30年後、その子はオームと名付けられスター俳優として活躍していましたが……。

【おすすめポイント】
ボリウッドを代表するスター、シャー・ルク・カーンが主演を務めた、インド映画の魅力が詰まった娯楽大作。なんといっても豪華絢爛なミュージカルシーンは見ものです。カラフルな衣装、圧巻のダンス、耳に残るメロディが次々と登場し、3時間近い上映時間を飽きさせません。転生したオームが前世の記憶を取り戻し、シャンティを殺害したムケーシュへの復讐を果たそうとする展開は、まさにインド映画らしいドラマチックさ。愛する人のために生まれ変わってでも真実を暴こうとする情熱が、ミュージカルという形式と見事に融合しています。

『カラフル』(2010年)
監督:原恵一
声の出演:冨澤風斗、宮崎あおい、南明奈 ほか

【あらすじ】
死んだはずの<ぼく>は、プラプラという天使らしき少年から「おめでとうございます。あなたは抽選に当たりました」と話しかけられます。大きな過ちを犯して死んだ魂だったため輪廻のサイクルから外れてしまうはずでしたが、再挑戦のチャンスが与えられたというのです。自殺したばかりの中学生・<小林真>の体を借りて、自分の犯した罪を思い出すため下界で修行することになった<ぼく>。ところが、父は偽善者で、母は不倫中、兄とは絶縁状態という最悪の家庭環境。学校でも友だちがひとりもいない上、密かに想いを寄せる後輩が援助交際をしていた事実を知ってしまい……。

【おすすめポイント】
森絵都の名作児童文学を『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲』などで知られる原恵一監督がアニメ化した感動作。本作が描くのは、灰色に見えた日常が、実は様々な色を持っていたという発見です。自殺した少年・真の体を借りた主人公が、最初は最悪だと思っていた家族や友人たちの本当の姿を知っていく過程は、観る者の心に深く響きます。特に印象的なのは、真っぽくない振る舞いで周囲を困惑させながらも、次第に真の人生に向き合っていく主人公の成長。転生というファンタジー要素を通じて、生きることの意味、家族の絆、他者への理解といった普遍的なテーマを優しく語りかけてくれる作品です。

『クラウド アトラス』(2012年)

監督:ラナ・ウォシャウスキー ほか
出演:トム・ハンクス、ハル・ベリー、ジム・ブロードベント ほか

【あらすじ】
1849年の南太平洋から遥か未来の地球まで、6つの時代、6つの場所で繰り広げられる物語。1849年、奴隷売買を託された青年ユーイングの航海。1936年、天才作曲家のもとで幻の名曲「クラウド アトラス六重奏」を作曲する若き作曲家フロビシャー。1973年、巨大企業の汚職を追及する女性ジャーナリスト、ルイサ。2012年、殺人を犯した作家の自伝を出版する編集者。2144年、遺伝子操作で作られた複製種の少女ソンミ451の反乱。そして文明崩壊後の地球で生きる羊飼いの男。6つのエピソードが並行して描かれ……。

【おすすめポイント】
『マトリックス』のウォシャウスキー姉弟が手がけた壮大な映像叙事詩。トム・ハンクス、ハル・ベリー、ジム・ブロードベント、ペ・ドゥナといった豪華キャストが、各時代の登場人物を人種や性別を超えて演じ分けるという大胆な配役にも注目です。一見バラバラに見える6つの物語が、実は深い部分で繋がり合い、やがて大きな一つのメッセージへと収束していく構成は圧巻。「人は時代を超えて繋がっている」という壮大なテーマを、3時間近い上映時間で描いた野心作です。

『僕のワンダフル・ライフ』(2016年)

監督:ラッセ・ハルストレム
出演:ブリット・ロバートソン、K・J・アパ、ジョン・オーティス ほか

【あらすじ】
ゴールデン・レトリーバーの子犬ベイリーは、暑い夏の日、車に閉じ込められているところを8歳の少年イーサンに助けられ、彼の家族に引き取られます。毎日のように遊び、強い絆で結ばれていくイーサンとベイリー。高校生となったイーサンは将来有望なアメフト選手として活躍中。ある日、ベイリーは遊園地でイーサンと美少女ハンナの出会いを演出し、2人はたちまち恋人同士に。いつまでもイーサンと一緒にいると誓ったベイリーでしたが、ついに寿命を迎えてしまい……。

【おすすめポイント】
『HACHI 約束の犬』の名匠ラッセ・ハルストレム監督が、犬目線で描いた感動のファミリー・ムービー。本作の最大の魅力は、愛する飼い主イーサンとの再会を目指して何度も生まれ変わる犬ベイリーの一途な愛です。ゴールデン・レトリーバーからシェパード、コーギーへと姿を変えながらも、イーサンへの想いを決して忘れないベイリーの健気さには心を揺さぶられます。人間と犬の絆、そして転生を通じて描かれる運命の再会。犬を飼ったことのある方なら、涙なしには観られない珠玉の一本です。

『パリピ孔明 THE MOVIE』(2025年)

監督:渋江修平
出演:向井理、上白石萌歌、神尾楓珠 ほか

【あらすじ】
現代日本に転生した天才軍師・諸葛孔明は、偶然出会ったアマチュアシンガー月見英子の歌声に心奪われ、彼女とともに音楽の力で天下泰平を目指すことに。そんな中、日本を代表する3大音楽レーベルが頂点を競う史上最大の音楽バトルフェス「MUSIC BATTLE AWARDS 2025」の開催が決定します。孔明と英子も参戦を決めるが、そんな2人の前に、三国時代の宿敵・司馬懿の末裔である司馬潤とshinの兄妹が立ちはだかり……。

【おすすめポイント】
人気漫画原作のテレビドラマを劇場版として壮大なスケールで描いた痛快エンターテインメント。三国志の天才軍師が現代日本に転生し、その知略を音楽業界で発揮するという斬新な設定が光ります。本作の見どころは、なんといっても圧巻のライブパフォーマンス。森山未來、ディーン・フジオカといった豪華キャストに加え、多彩なアーティストが登場し、音楽バトルを盛り上げます。古代中国の兵法が現代の音楽シーンでどう活かされるのか、ぜひチェックしてみてください。

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