「トワイライト・ウォーリアーズ」ルイス・クーも太鼓判!2025年上半期“香港映画No.1”『私たちの話し方』

「トワイライト・ウォーリアーズ」ルイス・クーも太鼓判!2025年上半期“香港映画No.1”『私たちの話し方』
『私たちの話し方』© 2024 One Cool Film Production Limited, Lee Hysan Foundation. All Rights Reserved.

香港の俊英アダム・ウォン監督が、ろう者のアイデンティティの確立という社会的テーマを青春ドラマとして描き出し、「第43回香港電影金像奨」で7部門にノミネートされた話題作『私たちの話し方』が3月27日(金)より公開される。このたび、ポスタービジュアルと予告編が解禁となった。

2025年上半期、香港映画興行収入ランキングNo.1

昨年2月に香港で公開されると、若者を中心に大きな話題を呼び、2025年上半期、香港での香港映画興行収入ランキングでNo.1に輝いた本作。製作会社は、大ヒット映画『トワイライト・ウォーリアーズ 決戦!九龍城砦』で九龍城砦を束ねる龍兄貴こと龍捲風 (ロンギュンフォン)を演じた人気俳優ルイス・クーにより設立された「天下⼀電影製作有限公司(One Cool Film Production)」。11月の来日時、アダム・ウォン監督は「この映画に出資しているルイス・クーは、この作品を6回も観ています。最初に出資が決まった時、ボス(ルイス・クー)は「手話の映画なんだろ?」「どうやって撮るのだろう?」と、不安を感じていたようですが、観た後に「めっちゃ、大好きだよ!」と気に入ってくれました。その後、ボスに直接会って、感想を聞いたところ、「ストーリーを音で紡いでいるところに驚かされたよ」と興奮気味に語ってくれました」とオフィシャルインタビューで語っている。(取材・文:くれい響)

本作は、現在の香港映画ブームを支える存在であるルイス・クーが太鼓判を押している映画と言っても過言ではない。さらに、教育的側面を持ち合わせた作品が選ばれる「文部科学省特別選定作品」(中学校生徒向き/高等学校生徒向き/青年向き/成人向き/家庭向き)に決定した。

手話のみを使用しスクーバダイビングのインストラクターを目指すジーソン、ジーソンの幼馴染で親友、口語と手話の両方を使う広告クリエイターのアラン。そんな2人が、大学を卒業後、大企業に就職し人工内耳(※)のアンバサダーに就任したソフィーと出会う。新たな出会いが、3人それぞれの生き方を変えていく——。

※人工内耳とは、聴覚障がいがあり、補聴器では十分な効果が得られない人がつける医療器具。受信コイルを皮下に挿入するため、手術が必要。外部に送信コイルなどの器具を付けることで使用できる。

予告編は、ろう学校のシーンから始まる。映し出される生徒それぞれの異なる“聴こえ方”を聴者が感じられるように、聴こえ方の多様性を表現。その後に流れる音楽は、聴こえにくい方にも耳障りにならないように、やわらかく反復する音が中心となっており、ナレーションは使っていない。

本作の手話は香港手話のため、字幕を多めに入れることで、日本手話を使う方、聴こえない方、聴こえにくい方にも伝わるようになっている。ソフィーの言葉に激怒するジーソン、不安そうに見守るアラン。険悪な出会いから始まった3人の関係が、手話を習う時間を通して、掛け替えのない関係に変わっていく様子を描いていく。岐路に立った3人それぞれの想い、葛藤…そして、彼らはどんな選択をするのだろうか。

日本版のポスターは、アダム・ウォン監督こだわりの水彩画のような本国のポスタービジュアルを生かす形に仕上げている。キャッチコピーは「自分の言葉で伝えたい。」に。それぞれ異なる環境で育った20代の3人のろう者、ジーソン、ソフィー、アランにとって、“自分の言葉”とは何なのか。「ありのままの自分で生きたい」と模索しながら、青春の時間を過ごす彼らの想いを表現した。

『私たちの話し方』© 2024 One Cool Film Production Limited, Lee Hysan Foundation. All Rights Reserved.

『私たちの話し方』は3月27日(金)より、新宿武蔵野館、シネスイッチ銀座、アップリンク吉祥寺ほか全国公開

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