「第77回カンヌ国際映画祭」でカメラドール(新人監督賞)にノミネートされ、「サンダンス映画祭」でも高い評価を得た話題作『グッドワン(原題:GOOD ONE)』が、全国各地の劇場にて絶賛上映中。このたび、本作に寄せられた感想の広がりを受け、少女サムを演じたリリー・コリアスより、喜びの動画メッセージが到着した。
17歳の少女と父とその友人と、3日間のキャンプ
17歳の少女サムは、父クリスと彼の旧友マットとともに、ニューヨーク州キャッツキル山地へ2泊3日のキャンプに出かける。几帳面で支配的な父、人生に行き詰まる友人、そして二人のあいだで静かに空気を読み続ける娘。穏やかな自然の中で繰り広げられるささやかな会話と沈黙の時間のなかで、サムは“大人の不完全さ”に気づき、自分の内に芽生える違和感と向き合っていく—。
『グッドワン』©2024 Hey Bear LLC.
主人公のサムを演じるリリー・コリアスは、本作で映画初主演を果たし、その繊細な存在感で一躍注目の若手俳優に。サムの父・クリスを『ドラッグストア・カウボーイ』『ライフ・ゴーズ・オン 彼女たちの選択』のジェームズ・レグロス、父の友人マットを「プリズン・ブレイク」のダニー・マッカーシーが演じ、リアリティあふれる演技で作品に深みを与える。
監督は、ケリー・ライカートやグレタ・ガーウィグの系譜に連なる新世代の才能、インディア・ドナルドソン。本作が長編監督デビューながら、「カンヌ国際映画祭」カメラドール(新人監督賞)にノミネートされ、「サンダンス映画祭」でも審査員賞候補となるなど国際的に高く評価された。映画批評サイト「Rotten Tomatoes」では批評家98%という驚異的なスコアを獲得。名匠ロジャー・ドナルドソン監督の娘としても知られる。音楽を担当するのは、ロサンゼルスのマルチメディア・アーティスト、セリア・ホランダー。余白を残したサウンドスケープが、登場人物たちの感情をそっと包み込む。そして、自然光を生かした映像が、キャッツキル山地の静寂と、サムの心の揺らぎを美しく重ね合わせ、誰もが通過する大人になることの喪失感と希望を表している。
本作で繊細かつまっすぐな存在感を放つサムを演じたリリー・コリアス。「日本で公開されてとても嬉しいです!」と笑顔を見せ、「この作品を心から誇りに思っています。愛と時間をかけて作りました。これは私の人生の中ですごく幸せな成果の一つです」と想いを述べている。静かな時間のなかで揺れ動く感情を丁寧にすくい取った『グッドワン』の世界観と呼応するような、あたたかく誠実なメッセージとなっている。
ロサンゼルス西部出身で、フランス人の母とギリシャ人の父をもつリリー・コリアスは、LAのリー・ストラスバーグ・インスティテュートやニューヨークのスクールで演劇を学び、本作『グッドワン』で映画初主演を果たした。静かで奥行きのある演技が高く評価され、次回作ではA24製作のホラー映画にメインキャストとして出演するなど、今後の活躍が注目されている。
『グッドワン』©2024 Hey Bear LLC.
『グッドワン』は絶賛上映中