「最高の夏を過ごした人たちが素敵すぎた」こっちのけんと、ジャルジャル福徳が大絶賛『サムシング・エクストラ!』
フランスで2024年年間興行収入ランキングNo.1、1080万人動員(フランス国民の7人に1人)、公開から7週連続No.1、公開初日の動員数ではあの『最強のふたり』を大きく上回りフランス映画史上歴代2位。驚異の記録を次々と打ち立て、フランスで<社会現象>となった大注目作『サムシング・エクストラ! やさしい泥棒のゆかいな逃避行』が、全国公開中。このたび、映画を盛り上げる楽しい音楽と思わず息をのむ絶景のロケ地を捉えた本編映像が解禁となった。また、著名人から絶賛コメントが到着した。
フランスで2024年No.1の圧倒的大ヒット
物語は、フランスのとある宝石店からはじまる。父親とともに宝石泥棒に入ったパウロは、乗ってきた車がレッカー移動されてしまったことで警察から逃げる術を失い、路上で立ち往生。そんなとき、毎年恒例のサマーキャンプに向け出発しようとしていた障がい者施設の職員が、パウロたちを見つける。「あなた、シルヴァン?」その日から施設に加わる予定だった新たな入所者・シルヴァンとその介助者に間違われたパウロと父親は、意を決してサマーキャンプに紛れ込み、警察の追手から逃れることに…。いま、とびっきり“ゆかいな逃避行”がはじまる。
監督・脚本を務め、劇中では障がい者になりすましてサマーキャンプに身を隠す“やさしい泥棒”を演じたのは、フランスで大人気のコメディアン・俳優・作家であるアルテュス。共演は、ベテラン俳優のクロヴィス・コルニアックとアリス・ベライディ。サマーキャンプに参加する仲間たちを演じたのは、オーディションを通じて選ばれた、実際に障がいを持つ11人のアマチュア俳優たち。脚本は彼らに当て書きされ、11人の自然で生き生きとした演技が、作品全体にあたたかな雰囲気をもたらしている。
サマーキャンプの地へ向かうバスの中、わくわく気分そのままに音楽を流す障がい者施設の一同。施設の支援員であるマルクの選曲は全員から非難を浴び、入所者のひとりであるソソが代わってある曲を流すと、バスの中はたちまちノリノリに。呆気にとられる泥棒親子のパウロとラ・フレーズをよそに全員で大合唱しながら、バスは目的地を目指し大自然の道を進んでいく。
みんなが口をそろえて歌っている楽曲は、TikTokをきっかけにフランスで大バズりした「Clic clic pan pan」。ラッパーのYannsによって2021年に発表されフランスの若者の間で一大ブームを巻き起こした楽曲だが、昨年本作で使用されたことにより映画の大ヒットとあわせて人気が再燃。映画のアンセムとして多くの人に愛された。
さらに映画の大ヒットを生んだもう一つの理由は、青々とした緑が印象的な大自然の中のロケ地。撮影地となったのはフランス南東部、プロヴァンスにほど近いイゼール県ヴェルコール山脈の町。標高1200メートルの町にロケハンに訪れた監督のアルテュスは雄大な山々が織りなす素晴らしい風景に一目ぼれ。しかしサマーキャンプの宿として目星を付けたのは、電気も水も通っていない19世紀に建てられた納屋で、さらに納屋までの道は撮影機材を乗せた大型車は通れないような狭い道だったため、役場から唯一道を通れる除雪機を借りて機材を運んだという。大変苦労した撮影だったが、アルテュスが「ここしかない!」と直感した風景が見事に物語と調和し、心に焼き付いて離れない映像が生まれた。
『サムシング・エクストラ! やさしい泥棒のゆかいな逃避行』© 2024 CINE NOMINE – M6 FILMS – AUVERGNE-RHÔNE-ALPES CINEMA – SAME PLAYER – KABO FILMS – ECHO STUDIO – BNP PARIBAS PICTURES – IMPACT FILM
<コメント>
こっちのけんと(アーティスト)
人間は本質こそ変わらないが、環境に触れれば少しずつ形を変え、気づけばその土地の空気や色に心まで染まっていく。“郷に入れば、郷が自分の中に根づく”感覚。そんな変化の温かさをこの映画が教えてくれました。
福徳秀介/ジャルジャル(お笑い芸人)
最高の夏を過ごすといいクリスマスがやってくるんだろうなぁ、なんて思っちゃったりして。笑いながら観ているのに、なんだか時々悲しくなる。みんながいた場所に、みんながいなくなるだけで悲しかった。最高の夏を過ごした人たちが素敵すぎた。
吉田葵(俳優)
僕と同じ障害のあるみんなが出ていて、すごく嬉しい!僕もみんなと一緒にバスに乗ってヴァカンスに行きたい、ワイワイ盛り上がりたい!泥棒のふたりが最後に笑顔になったのが、何より幸せです。
ISO(ライター)
優しく幸福な余韻を残す、特別な何か<サムシング・エクストラ>を持った今年最高のコメディ。血の通ったキャラクターが誰も彼も愛おしく、勢いのあるユーモアに何度も声を出して笑っていた。ともすれば搾取的になりうる題材を、愛情深く誠実に活写したアルテュス監督の姿勢と手腕に感嘆。2025年のクリスマス映画はこれだ!
杏(女優)
フランス映画ならでは!?のギリギリの笑い。笑いは国境を超えてボーダーレスに届きます。観終わった後は、みんなが愛おしくなりました!みんなが誰かの特別な存在。たとえ居場所がなかったとしても、きっとどこかにある!と思わせてくれる作品でした。
『サムシング・エクストラ! やさしい泥棒のゆかいな逃避行』© 2024 CINE NOMINE – M6 FILMS – AUVERGNE-RHÔNE-ALPES CINEMA – SAME PLAYER – KABO FILMS – ECHO STUDIO – BNP PARIBAS PICTURES – IMPACT FILM
『サムシング・エクストラ! やさしい泥棒のゆかいな逃避行』は全国公開中