拘束された美女は、なぜ生贄に?異形クリーチャーの着想源は「進撃の巨人」!『ヴィレッジ 声帯切村(コエキリムラ)』本編映像
『サプライズ』『ザ・ゲスト』のサイモン・バレットが脚本、全米No1ヒット『ロングレッグス』『THE MONKEY/ザ・モンキー』の製作陣、そして『レディ・オア・ノット』のサマラ・ウィーヴィングが主演の映画『ヴィレッジ 声帯切村(コエキリムラ)』が、2026年1月2日(金)より公開される。このたび、サイモン・バレットのインタビューと本編映像が解禁となった。
“音=即死”の世界で少女は生き残れるのか!?
舞台となるのは、外界から隔絶され“声が禁じられた”カルト村。声帯を切り裂かれた住人たち、血と音に反応して襲いかかる謎の存在、そして逃げ場のない生贄の儀式——。静寂の中で狂気と恐怖の両方が迫りくる、極限のサバイバルに身を投じることになる、少女・アズラエル。“音を出したら即死”というシンプルなルールが、卓越したスタッフとキャストの手によって、かつてない緊張感とスケールをもって描かれる。
脚本を手掛けるのは『サプライズ』『ザ・ゲスト』などでジャンル映画史を更新し続けてきたサイモン・バレット。製作は全米No1ヒット『ロングレッグス』『THE MONKEY/ザ・モンキー』で勢いに乗る、今もっとも注目されるスタジオ「C2 Motion Picture Group」が担当。主演を務めるのは、Netflixでの世界的ヒットも記憶に新しい『レディ・オア・ノット』や、『バビロン』『スリー・ビルボード』などでバイプレイヤーとしても存在感を放つサマラ・ウィーヴィング。彼女が演じるのは、“全編セリフなし”という極限の演技。一切のセリフを排し、息遣いと身体表現のみで恐怖と覚醒を描き切った。
『ヴィレッジ 声帯切村(コエキリムラ)』©2025 C2 MOTION PICTURE GROUP. ALL RIGHTS RESERVED.
インスピレーション源は日本アニメ「進撃の巨人」
『サプライズ』『ザ・ゲスト』などで現代ホラー界を牽引してきた脚本家サイモン・バレット。そんな彼が本作で挑んだのは、黙示録的世界を全編セリフなしで描くという大胆な試み。「すべては二晩続けて見た悪夢から始まった」と語るバレットは、世界観を“あえて説明しない”という方針を初期から固めていたという。「観客自身で考える余白を残したかった」と振り返る。
さらに本作で恐怖の中心となる異形の存在については、「彼らをただのゾンビのように描きたくなかった」と強調。そしてバレットは、「監督に『進撃の巨人』を観せたんだ。あの動き方は誰も映画でやっていないから、やるなら今だ」と、インスピレーション源を明かした。
また、セリフを排した脚本について「撮影が始まっても“本当に伝わるのか?”と不安だった」と吐露。しかしその不安を一掃したのが主演サマラ・ウィーヴィングの参加だった。「彼女は瞳だけで語れる。そう確信した瞬間、心配は全部消えた」。声帯を切られた役柄のリアリティを出すため、彼女を撮影現場で実際に叫ばせたという。「偽のささやき声を作ると、首や顔の筋肉の動きに違和感が出てしまう。だから思い切り叫んでもらい、ポストプロダクションで音を重ねた」と語る。こうして生まれた彼女の演技は“キャリア最高”と絶賛された。「この世界観の中で、どうやって感情を伝えるのか。それこそが本作の挑戦だった」。“声を発せない”世界観、そして悪夢と日本のアニメ文化が融合したクリーチャー。バレットの独創的な世界構築がサマラ・ウィーヴィングの身体表現を極限まで研ぎ澄まし、“声なき叫び”に圧倒的な説得力を放つパフォーマンスが誕生した。
『ヴィレッジ 声帯切村(コエキリムラ)』©2025 C2 MOTION PICTURE GROUP. ALL RIGHTS RESERVED.
正体不明の“何か”が迫る!
バレットがアニメ「進撃の巨人」に着想を得たと語る、“何か”の異様な動きが炸裂する超緊迫の本編映像が公開された。生贄として“処刑椅⼦”に拘束されるアズラエル。必死にもがきながら逃げようとするが、そこへ村の男が制止しようと接近。彼女が反撃してその場を切り抜けようした瞬間、背後から正体不明の“何か”が突如出現。男は一瞬にして捕食され、凄惨な光景が広がる…。
なぜ彼女は生贄として狙われるのか。そして森に潜む未知の存在の正体とは—。アズラエルを待ち受ける血に濡れたサバイバルの行方をスクリーンで体感してほしい。
『ヴィレッジ 声帯切村(コエキリムラ)』は2026年1月2日(金)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開