衝撃のクリスマス! 戦う・襲う・誘拐される!? 想像を裏切るサンタクロース映画5選【大人向け】

衝撃のクリスマス! 戦う・襲う・誘拐される!? 想像を裏切るサンタクロース映画5選【大人向け】

さあ、今年もクリスマスがやってきました。街はイルミネーションに彩られ、子どもたちは枕元に置かれるプレゼントを心待ちにしていることでしょう。サンタクロースといえば、赤い服に白いヒゲ、大きな袋を背負った優しいおじいさん――多くの人がそんなイメージを抱いているのではないでしょうか。

ただ、深夜に音もなく忍び込み、誰にも気づかれることなく枕元にそっとプレゼントを置いて去っていく――、文字にしてみると、まるで暗殺者のような不穏な響きも感じさせます。

そこで今回は、ファミリー向けの心温まるクリスマス映画とは一線を画す、大人向けの刺激的なサンタクロース(?)映画を紹介したいと思います。いつもとは違うクリスマスを楽しみたい方、心の準備はよろしいでしょうか?

サンタさんも大変だ。

『レア・エクスポーツ ~囚われのサンタクロース~』(2010年)

監督:ヤルマリ・ヘランダー
出演:オンニ・トンミラ、ヨルマ・トンミラ、イルマリ・ヤルヴェンパー ほか

【あらすじ】
クリスマスイブを迎えたフィンランドの小さな田舎町。サンタクロースが恐ろしい存在だと信じる少年ピエタリは、不安な夜を過ごしていました。そんな中、国境付近の山に封印されていた「本物のサンタクロース」を、欲深い多国籍企業の社長が掘り出そうとします。時を同じくして、町では不可解な事件が連続発生します。トナカイの大量死、子どもたちの失踪、そして謎の老人の出現。誰よりも早く真相に気づいたピエタリは、町を守るため行動を開始するのですが……。

【おすすめポイント】
サンタクロース発祥の地として知られるフィンランド発の、奇想天外なブラック・ファンタジー・コメディです。本作のサンタクロースは、私たちが知る優しいおじいさんとは全く異なる、恐ろしい存在として描かれています。サンタクロースは悪い子を罰する恐ろしい存在だったという設定を巧みに活用し、ユニークなストーリーを展開します。

『サイレント・ナイト 悪魔のサンタクロース』(2012年)

監督:スティーヴン・C・ミラー
出演:マルコム・マクダウェル、ジェイミー・キング、ドナル・ローグ ほか

【あらすじ】
クリスマスを目前に控えたアメリカの平和な田舎町で連続殺人事件が発生します。捜査に乗り出した地元の保安官たちは、犯人がサンタクロースの扮装をして人々を襲っていることを突き止めます。しかし、クリスマス時期のため町中にサンタクロース姿の人物があふれており、捜査は難航することに……。

【おすすめポイント】
1984年のカルトホラー『悪魔のサンタクロース 惨殺の斧』のリメイク。サンタクロースという誰もが知る存在が殺人鬼となることで生まれる恐怖が、観る者を震え上がらせます。クリスマスの華やかな雰囲気と、血なまぐさい殺人シーンのコントラストが強烈です。

『クリスマス・ブラッディ・クリスマス』(2022年)

監督:ジョー・ベゴス
出演:ライリー・ダンディ、サム・デリッチ、ジョナ・レイ ほか

【あらすじ】
クリスマスイブの夜。とある町の玩具屋に展示してあったロボットのサンタクロースが、突如として暴走を開始。プログラムのエラーにより殺戮マシーンと化してしまったロボットサンタは、手に斧を持ち、目からレーザービームを発射しながら、幸せなクリスマスを過ごす人々を次々と血祭りにあげていき……。

【おすすめポイント】
こちらの作品も、もともとは『悪魔のサンタクロース 惨殺の斧』のリメイク企画としてスタートした徹底的にバイオレンスなスラッシャーホラーです。80年代風のネオンカラーと激しいロックサウンドが印象的で、レトロフューチャーな雰囲気が漂います。過激な暴力描写とブラックユーモアが満載で、B級ホラー映画の楽しさを存分に味わえます。

 

『バイオレント・ナイト』(2022年)

監督:トミー・ウィルコラ
出演:デヴィッド・ハーバー、ジョン・レグイザモ、エディ・パターソン ほか

【あらすじ】
クリスマスイブの夜。疲れた体に鞭打ち、子どもたちにプレゼントを届けるために空を駆け巡るサンタクロース。ところが、とある富豪一家が暮らす豪邸に忍び込んだところ、金庫に入った3億ドルの現金を狙う武装集団と鉢合わせしてしまいます。面倒事に巻き込まれたくないと、その場から立ち去ろうとするサンタでしたが、人質に取られた家族の中に、まだサンタの存在を信じる少女がいることを知り……。

【おすすめポイント】
『ストレンジャー・シングス 未知の世界』のデヴィッド・ハーバーが、ハンマーやスケートの刃を武器に戦うサンタクロースを演じる痛快アクション・コメディです。バイオレンスとユーモアが絶妙にミックスされ、サンタクロースが本気で戦う姿には、これまでのクリスマス映画では見られなかった斬新さがあります。

『レッド・ワン』(2024年)

監督:ジェイク・カスダン
出演:ドウェイン・ジョンソン、クリス・エヴァンス、J・K・シモンズ ほか

【あらすじ】
クリスマスイブの前夜、サンタクロース(コードネーム:レッド・ワン)が何者かに誘拐されてしまいます。サンタクロース護衛隊長のカラムは、子どもたちの大切なクリスマスを守るため、世界一の追跡スペシャリストで悪名高い賞金稼ぎのジャックを無理やり仲間に引き入れて、サンタクロース救出作戦に乗り出すのですが……。

【おすすめポイント】
リブート版『ジュマンジ』シリーズのジェイク・カスダン監督がドウェイン・ジョンソンとクリス・エヴァンスを迎えて贈る大作クリスマス・アクション・コメディ。サンタクロースが誘拐されるという前代未聞の設定から始まる、スケールの大きなアドベンチャーが展開されます。J・K・シモンズが演じるマッチョなサンタクロースも見どころの一つです。

恐ろしいサンタ、殺人鬼のサンタ、ロボットサンタ、戦うサンタ、そして誘拐されるサンタ(マッチョ)。従来のクリスマス映画の枠を超えた、刺激的なエンターテインメントが揃ったのではないでしょうか。クリスマスの夜、定番の心温まる映画に飽きたら、ぜひこれらの「想像を裏切るサンタクロース映画」を楽しんでみてください。

 

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