興収25.5億円突破!山田裕貴、全世界的ヒットまで視野に入れた大胆発言『爆弾』異例の“ラスト舞台挨拶”

興収25.5億円突破!山田裕貴、全世界的ヒットまで視野に入れた大胆発言『爆弾』異例の“ラスト舞台挨拶”
山田裕貴
©呉勝浩/講談社 ©2025映画『爆弾』製作委員会

日本最大級のミステリーランキング「このミステリーがすごい!2023年版」(宝島社)、「ミステリが読みたい 2023年版」(ハヤカワミステリマガジン2023年1月号)で堂々の1位を獲得したベストセラー小説「爆弾」が、映像化。映画『爆弾』が現在大ヒット上映中だ。このたび、本作の大ヒットを記念し主演の山田裕貴が登壇する舞台挨拶を実施。公開から7週間が経過した現在もなお満席が続き、熱狂が冷めやらぬ中、惜しまれつつもこれが最後となる“ラスト舞台挨拶”として開催された。

謎の中年男“スズキタゴサク”とは何者か!?

物語の幕開けは、酔った勢いで自販機と店員に暴行を働き、警察に連行された一人の謎の中年男。彼は自らを「スズキタゴサク」と名乗り、霊感が働くと称して都内に仕掛けられた爆弾の存在を予告。秋葉原での爆破を皮切りに、この後一時間おきに3回爆発すると予知していく。そして、刑事たちの問いかけをのらりくらりとかわしつつ、次第に爆弾に関する謎めいた“クイズ”を出し始めるのだった…彼は、いったい何者なのか!?そして仕掛けられた“爆弾”の正体とは!?爆弾の在りかを探す警察と犯人との取調室で行われる先読み不能の謎解きゲームと東京中を駆け巡る爆弾探しがリアルタイムで進行する、まさに極上のミステリーと超ド級のアクションが織り成す究極のエンターテイメント。

キャストには、主演の山田裕貴を始め、伊藤沙莉、染谷将太、坂東龍汰、寛一郎、渡部篤郎、佐藤二朗ら日本を代表する演技派が集結。『帝一の國』『キャラクター』の永井聡が監督を務める。

10月31日(金)より公開された本作は、全国360劇場、383スクリーンで上映され、公開4日間(10月31日~11月3日)で動員37万9013人、興行収入5億2045万円を突破。動員・興行収入ともに実写映画で初登場第1位を獲得し、大ヒットスタートを切った。公開7週目になっても勢いは加速する一方で、12月13日(土)までで早くも動員1,807,449人、興行収入2,558,369,420円を突破した。リピート鑑賞者が後を絶たず、SNSでは連日鑑賞報告や考察投稿が飛び交うなど、公開後も絶賛の声が拡散中。観客の口コミと熱量により、驚異的なペースで動員を伸ばし続けている。

山田裕貴
©呉勝浩/講談社 ©2025映画『爆弾』製作委員会

12月14日(日)、本作の大ヒットを記念し主演の山田裕貴が登壇する舞台挨拶が開催された。異例ともいえるタイミングでの開催は、作品が今なお走り続けている証でもあり、会場にはその瞬間を見届けようと多くの観客が集まった。“爆弾現象”とも呼ぶべき盛り上がりに対する率直な心境を始め、今年の振り返りや来年に向けた抱負を熱く語る山田に、会場は大盛り上がり。さらに、大ヒットを記念したサプライズケーキも登場し、一足早いクリスマスプレゼントに山田も大興奮。新年を迎えてもなお勢いが続くことを予感させる、寒空を吹き飛ばす熱気溢れるイベントとなった。

満員の観客からの大きな拍手に包まれて登壇した主演の山田裕貴は、作品の大ヒットを受け喜びの表情を見せつつも、「みなさんには大変感謝の気持ちでいっぱいですが、全然まだまだです!」とさらなる大ヒットを目指し気合十分。先日行われた本作のイベントで、「もう一度舞台挨拶を行えるほどヒットしてほしい」と願いを口にしていた山田。見事その願いが叶い今回の登壇が実現できた心境を「予言があたりましたね」と、本作の“ヴィラン”・スズキタゴサク(佐藤二朗)のセリフになぞらえて回答。「みなさんに観ていただけていることは非常に感謝しておりますが、『アバター』級の大ヒットを考えるとまだまだ足りないですね…あと一年半くらい公開してくれないと!」と、世界的ヒットまで視野に見据えた発言で会場を驚かせた。

山田裕貴
©呉勝浩/講談社 ©2025映画『爆弾』製作委員会

連日反響を呼び、満員の劇場が相次ぐほど注目を集めている本作。山田は、俳優仲間からも満席で本作が観られないという“クレーム”が届いていることを明かし、一般の観客だけでなく、その反響は芸能界にも及んでいることに言及。「みなさんのおかげで作品の関心が高まっていることがすごく嬉しかったです!」と改めて作品のヒットへの感謝を伝えるとともに、日本中に”爆弾現象”が広がり続けている手応えを明かした。

今回、公開から7週間後に<ラスト舞台挨拶>として登壇する運びとなったことについて、山田は「初めての経験ですが、こうして改めて機会をいただけたのは、ご覧いただいた皆さんのおかげです。本当にありがたいことだと思っています」と深い感謝の気持ちを述べた。引き続き大ヒットを続ける本作に対し、「映画館情報も見ていますし、公開後僕も何度か劇場で作品を鑑賞しました」と、実際に足を運んで本作の爆発的な人気ぶりを体感したことを明かした山田。また、「複数回映画を鑑賞して、作中の伏線や細かい描写にも注目いただけていることがすごく嬉しいです!」と、何度も劇場に通う方に向けて感謝のメッセージを送った。

山田が会場の観客に何回本作を観ているか直接問いかけると、10回目、20回目にも手が挙がり、熱狂的なリピーターの存在が明らかに。予想外のリピート率に喜ぶとともに驚きを隠せない山田は、「俺の前で嘘をつくなよ」と、劇中の類家さながらのコメントを繰り出し、会場は大盛り上がり。そして、なんと今回で25回目の鑑賞だという観客に対しては、山田自ら「25回観た先に何が見えましたか?」と質問を投げかける一幕も。観客からの「一人ひとりの役者さんの演技や、原作との違いなど、一つずつ重ねて観ていく面白さがありました」という回答に対して感激した山田は、25回も鑑賞してくれたお礼として、特別に撮影秘話を披露。「当初、タゴサクの回想シーンに登場する“みのりちゃん”は映画には出てくる予定じゃなかったのですが、現場で監督と話をして、追加してもらうように僕から提案したんです。僕が演じる類家の登場シーンも最初はもっと早かったのですが、そうすると“満を持して感”が薄れてしまう。だから、渡部篤郎さん演じる清宮をもっと中盤まで登場させてほしいとお願いして、類家の登場が後になっているんです。現場でも原作と脚本を読み比べて、原作に沿った流れを実現できるように話し合って作り上げていきました」と貴重な裏話を明かすと、その熱意に会場からは拍手喝采。さらに山田は、「何度も観ていただけることはもちろん嬉しいですし、まだ観ていない方も巻き込んでもらえるように、まだまだこの映画をみなさに宣伝してもらえると嬉しいです!」と熱い想いを語った。

まもなく2025年が終わるということで、2026年の目標について山田は、「毎度毎度観てもらえるかどうかの勝負ですので、来年も日々変わらず、撮影を頑張ります。作品に全力投球で」と力強く決意を新たにした。また、今回は山田一人の登壇となったが、「今日はタゴサク役の佐藤二朗さんの想いも背負って、タゴサク風の衣装で登場しました!」と、どこかタゴサクを思わせるデザインの衣装について言及。「お忙しいとは思いますが、いろいろ落ち着いたらまたゆっくりお話しできれば」と、本作での演技合戦が大きな話題を呼んだ佐藤の気持ちも明かした。

山田裕貴
©呉勝浩/講談社 ©2025映画『爆弾』製作委員会

クリスマス間近ということで、山田演じる主人公の刑事・類家のビジュアルをあしらったクリスマスケーキがサプライズ登場。山田は驚きを隠せない様子で、「これ、爆弾入っているとかはないよな…」と疑いながら、ケーキの箱を揺らす一幕も。そのためケーキの一部が崩れてしまうハプニングを乗り越えつつ、その完成度に「こんなものが作れるんだ!」と大感激。「ケーキをみなさんに切って配りたいです!」とコメントし、会場はあたたかい笑いに包まれた。

舞台挨拶の最後には、山田からあらためて大ヒットへの感謝と、作品を支えてくれた観客へのメッセージが贈られた。「この映画は、絶対の自信を持ってお送りできる、回数を重ねて鑑賞すればするほど楽しめる作品です。こうして『爆弾』を愛していただきありがとうございます。昨今日本の作品や俳優、クリエイターが世界に飛び出して大旋風を巻き起こしている、この状況が一番喜ばしいことだと思っておりますので、この映画もその一員になっていることがすごく嬉しいです」と真摯な思いを述べ、「自分が真ん中に立ってそういう経験する機会があまりなかったので、この映画で、やっと自分のことを少し認めてもよいのかなと思えました。実力と結果がともなう俳優になっていけるよう、引き続き日々精進していきます!」とまっすぐに語る山田に、会場は大きな拍手で包まれ、<ラスト舞台挨拶>はあたたかな空気のまま幕を下ろした。

山田裕貴
©呉勝浩/講談社 ©2025映画『爆弾』製作委員会

『爆弾』は大ヒット上映中

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