いわゆる「インフルエンサー」が、互いにしのぎを削り、その頂点に立つことを目指すリアリティショー『ザ・インフルエンサー』(Netflix)。現実社会ではあまり遭遇しないようなぶっ飛んだ連中が数多く参加するこの番組で、ひと際、独特な存在感を放っていたのがコスプレイヤーのマイブーだ。
イケメン俳優を“横取り”!?
彼女は喜怒哀楽をあまり表に出さず、また、それほど目立った動きも見せないにもかかわらず、戦い上手なのか、なぜか終盤まで生き残り、エピソード5では上位者特典を行使して、別の出演者が既に獲得していたチャン・グンソクを横取りしてパートナーに。そのタッグで臨んだエピソード6の画像投稿ミッションでは、グンソクとの流出画像に見せかける思わせぶりの投稿で、いきなりトップの注目度を集めることとなった。
しかし周囲のライバルたちも油断ならぬものがあると感じると、「体を強調した画像なら脱落は免れるかと(思う)」と言い出し、グンソクを置き去りにした状態で自撮りをスタート。しかもその画像は、胸の谷間だけの画像だった。すると、その撮影の間、人気俳優であるグンソクは、自分の経験に基づいてアドバイスを行うものの、問答無用でオール却下。谷間ばかりを撮影する彼女を心配したグンソクが「少しは顔を出さないと…」とためらいがちに声をかければ、「出さないほうがいい」と瞬殺。また、グンソクが、それならばと撮影の手伝いを申し出ようとすると、それもスルーし、「一人でやるほうが楽なんです。他撮りで満足したことがない」とバッサリ。これにはさすがのグンソクも何も言えない状況となってしまう。
結局、自信たっぷりの「谷間ショット」で勝負に出たにもかかわらず、正攻法で臨んだライバルたちの後塵を拝して3Rで脱落となった彼女は、自らの勝負勘が外れたことで「ウソ…どうして?」とその場で呆然。一方、道連れとなって一緒に脱落したグンソクは、「僕がもう少し食い下がって、マイブーさんを説得し、“チームのために僕を信じて”と言っていたら結果は違っていたかもしれません。でも彼女の世界観を壊さないことが、チームメイトとしての道理だと思ったんです。」とコメント。はからずも両者の人柄の違いが浮き彫りとなる場面となった。
『ザ・インフルエンサー』はNetflixで配信中