彼女が恐れているのは一体何なのか?アイルランド発、禁断のルーツホラー誕生『FRÉWAKA/フレワカ』特報

彼女が恐れているのは一体何なのか?アイルランド発、禁断のルーツホラー誕生『FRÉWAKA/フレワカ』特報
『FRÉWAKA/フレワカ』© Fréwaka Films & Screen Market Research T/A Wildcard 2024. All rights reserved.

アイルランドの新進気鋭の女性監督による、『ミッドサマー』に続く救いなきフォークホラーの注目作『FRÉWAKA/フレワカ』が、2026年2月6日(金)より公開される。このたび、血の涙を流す花嫁が印象的なポスタービジュアルと民族音楽が不穏な特報映像が解禁となった。

『ミッドサマー』に続く救いなきフォークホラー

地中でうねうねと絡み合う太い根のように、決して断ち切れない“女性たちの痛み”を描く、アイルランド発のホラー『FRÉWAKA/フレワカ』。どこか神秘的な響きを持つそのタイトルは、現地の言葉<fréamhacha(フレーヴァハ)=“根”>に由来し、アイルランド語を使用して紡がれる初のホラー作品となっている。

監督を務めたのは、自身もアイルランドにルーツを持つ新進気鋭の女性作家アシュリン・クラーク。緑豊かな美しい大地の上で受け継がれてきた民間伝承、ケルト神話に宿る“土着の祈り”と“呪い”を見事に現代的解釈で甦らせた本作は、映画批評サイト「Rotten Tomatoes」で批評家スコア96%(2025年12月1日時点)の高評価を獲得しているほか、世界3大ファンタスティック映画祭のひとつ、「第57回シッチェス・カタロニア国際映画祭」や「第77回ロカルノ国際映画祭」など各国の名だたる映画祭でも上映され多くの人を魅了している。

赤く光る十字架、不穏な影を纏って現れるヤギ、蹄鉄で閉ざされた赤い扉、謎の祝祭。そして婚礼の夜になぜ花嫁は姿を消したのか——。『ミッドサマー』に続く、救いなきフォークホラーの注目作が、ついに日本上陸。

ポスタービジュアルは、本作のタイトルの元となる大きな根と、血の涙を流す花嫁が印象的なものとなっている。彼女の両サイドにはアイルランドの結婚式などに現れるという藁で作った仮面を被った男たち<ストローボーイ(Strawboys)>と花輪を付けたヤギが意味深げにあしらわれ、また頭上に這う根は、まるで彼女の意識を侵蝕しようとしているかのように伸び、おどろおどろしいビジュアルとなっている。

特報映像では、不穏なサウンドが耳に残る民族音楽が流れる中、こちらを振り返る主人公シューの怯えた表情から始まり、仮面をつけた少年の手持ち太鼓を号令にストローボーイたちがじりじりと迫ってくるストレスフルなものとなっている。また、何かを言いたげな目でこちらを見る老婆、顔がつぶされた花嫁らしき写真、幾度となく開く扉、瞳に映る赤い十字架、そして背後からにじり寄る袋をかぶった何者か…。不穏な空気に包まれる中、見えない“何か”がシューを追い詰めていく。

彼女が恐れているのは一体何なのか?アイルランドの美しい土地で古代より紡がれる土着儀式と共に受け継がれてきたこの地に巣食う恐怖とは…?美しくも悍ましい“狂夢”を、劇場で堪能してほしい。

『FRÉWAKA/フレワカ』は2026年2月6日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開

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