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“40年振りのセッション、2人は一緒のステージに立つはずだった” 吉井和哉(THE YELLOW MONKEY)に密着したドキュメンタリー『みらいのうた』

“40年振りのセッション、2人は一緒のステージに立つはずだった” 吉井和哉(THE YELLOW MONKEY)に密着したドキュメンタリー『みらいのうた』
©︎2025「みらいのうた」製作委員会

10月27日より開幕した「第38回東京国際映画祭」公式出品、THE YELLOW MONKEYのボーカル・吉井和哉に密着したドキュメンタリー映画『みらいのうた』が、12月5日(金)より公開される。このたび、予告編が解禁となった。

唯一無二 のロックミュージシャン・吉井和哉

本作には、2001年活動休止前の東京ドーム公演の「JAM」、2024年感動的な復活を遂げた東京ドーム公演「THE YELLOW MONKEY SUPER BIG EGG 2024 “SHINE ON”」の「バラ色の日々」「悲しきASIAN BOY」など、熱いライブパフォーマンスも収められている。さらに、吉井が作詞・作曲・プロデュースを務め、THE YELLOW MONKEYのメンバーが演奏に参加したBiSHのラストシングル「Bye-Bye Show」制作過程や、彼女たちの東京ドーム解散公演、バックヤードの様子。そして、早すぎる死に日本のロックファンが悲しみに暮れたチバユウスケという存在、絆についても語られる。『みらいのうた』は、知られざる名曲の裏側にあるこれまでの軌跡を辿ることで、さらに音楽を、深く楽しめる一作になっている。

予告編は、吉井が少年時代を過ごした静岡の海、そしてドキュメンタリーの当初のきっかけから綴られていく。1990年代に「JAM」「バラ色の日々」などのヒットで一世を風靡し、独自のグラマラスな世界観と詩的な歌詞で、今も多くの音楽ファンを魅了する不屈のロックバンドTHE YELLOW MONKEY。そのボーカルとして、深く響く歌詞と圧倒的な存在感で世代を超えて愛されている吉井和哉。

彼のミュージシャンとしての人生は、URGH POLICE(アーグポリス)のボーカルEROとの出会いから始まった。当時10代だった吉井は、ベーシストとして加入。しかし、音楽性の違いなどからいつしかバンドは自然消滅。その後、吉井はURGH POLICEを通じて出会った仲間達とTHE YELLOW MONKEYを結成。EROは静岡に残り、地元で働きながらカントリーミュージックに目覚め、それぞれの音楽の道を歩みながらも、二人は交流を続けていた。しかし2021年、EROが脳梗塞で倒れ、音楽活動どころか仕事もできなくなってしまう。

吉井は、療養中だったEROのために何かできることはないかと思い、「URGHPOLICE時代の曲を、また一緒にやらないか?」と40年振りのセッションの約束をし、その様子を追ったドキュメンタリーの撮影を開始した。しかし、撮影開始から数ヶ月後、吉井が喉頭がんになっていることが発覚する—。それでも吉井は、制作作業を続け、試行錯誤の中、ひたすらリハーサルの日々を過ごしていたが、ある決断をする。そしてついに、スタッフ、ファンの祈りが集まった、東京ドームライブの<復活の日>を迎える。さらにライブを終え約3か月後——吉井は、EROとの約束を果たしに、静岡に帰郷する。URGH POLICE 以来、40年振りのセッションへ準備を進めていくのだった。

撮影期間3年。吉井が、エリザベス宮地監督を最初に連れて行った場所は、生まれ故郷・静岡だった。本作は、幼い頃に亡くした父の思い出、母と幼少期のエピソードについて、今も続いている旧友との交流も収められ、<吉井和哉>という人間と音楽のルーツを辿っていく。さらに、病を告知されてから、2024年東京ドームで復活ライブまでの裏側が克明に記録され、宮地監督だからこそ捉える葛藤、不安に向き合いながらも一歩ずつ前進していく姿が映し出されていく。

『みらいのうた』は12月5日(金)より全国公開

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