「人生のバイブル」「どの描写も絵になる」“ティーンエイジャーのリアル”を生々しく描く『KIDS/キッズ』入場者プレゼント配布決定
全米で賛否両論を巻き起こし、日本でも大ヒット。現在でも熱烈なファンを増やし続ける、伝説の写真家ラリー・クラークのセンセーショナルなデビュー作『KIDS/キッズ』が、10月17日(金)よりリバイバル上映される。このたび、本作の公開を記念し、劇場で入場者プレゼント配布が決定。さらに、各界の著名人から推薦コメントが到着した。
30年の時を経て、あの衝撃が再びスクリーンに
本作は、ニューヨークに暮らすティーンエイジャーの24時間を生々しく描いた衝撃作。写真集「タルサ」などティーンエイジャーのリアルな姿を撮り続けてきたラリー・クラーク。マーティン・スコセッシ、ガス・ヴァン・サント、フランシス・F・コッポラなど、多くの映画監督に影響を与えた写真家が満を持して1995年に発表した監督デビュー作『KIDS/キッズ』は、SEX、ドラッグ、HIVとあまりにもリアルなティーンの姿をまるでドキュメンタリーのように映し出し、そのセンセーショナルな衝撃から全米で賛否両論を巻き起こし、日本でも大ヒットした。
キャストは、俳優ではなく街中でラリー・クラークが知り合ったスケーターを起用。当時演技未経験だったクロエ・セヴィニーは、本作でジェニーを演じたことによって時代のアイコンとなっていく。さらに、現在も女優として活躍しているロザリオ・ドーソンがルビー役を演じた。
今回、上映劇場での入場者プレゼントの配布が決定した。公開1週目は、かつて海外で発売されたVHSビデオパッケージのタイトルロゴを使用し、映画の中の印象に残るシーンをアレンジしたデザインの「アナザーアートワークチラシ」。チラシ裏面には来年1月に閉館を発表しているシネカリテの館名入り。
『KIDS/キッズ』©1995 KIDS N.Y. LLLC. All rights reserved ©2018 Filmverlag Fernsehjuwelen. All rights reserved.
公開2週目には「サガミオリジナル0.02×『KIDS/キッズ』コラボコンドーム」。『KIDS/キッズ』ラベルのゴムじゃないコンドーム、サガミオリジナル0.02をプレゼント。たった1度のセックスでHIVへ感染してしまったことをきっかけに物語が動き出す、本作が描く社会への警鐘とも言えるアイテムだ。どちらも今回の上映でしか手に入らない貴重なグッズとなっている。
<コメント>
吉岡賢人(スケーター)
先輩がある日「KIDS見た事ねぇスケーターなんてスケーターじゃねぇよ!」と一枚のDVDをくれた。それがKIDSとの出会いだった。初めて見た時のカルチャーショックとニューヨークに対しての憧れに突き動かされた僕は高校を中退しアルバイトに明け暮れお金が貯まるとすぐニューヨークへ行くという青春時代を過ごした。スケートボードはオリンピックのような競技である以前にストリートで生まれた文化である。KIDSは僕の人生のバイブルとして永遠に心に刻まれています。
江川芳文(Hombre Niñoディレクター)
リアリティー、青春、NEW YORK SKATEBOARDING CULTURE.
魅力はやっぱり当時の嘘、偽りのないNEW YORK SCENE.かなぁ!
浜田英枝(スタイリスト)
初めて『KIDS/キッズ』でクロエを見た時から2025年の今でも私のファッションアイコンです。時代の流れに媚びずに、我が道をいっているセンスは今も健在で憧れます。
SYO(物書き)
30代の自分にとっては、今回がリアタイ体験。
若者たちのアウトな愚行に顔をしかめながら
一人の親として大人たちの不在に憤りながら
無責任にも当時のカルチャーに惹かれていた。
観客に滾る際限ない欲と罪を炙り出す問題作。
石井孝之(タカ・イシイギャラリー代表)
この映画はどの描写でも絵になり、まるで写真集を捲っている感覚になる。
まさしく「タルサ」の動画バージョン。
『KIDS/キッズ』©1995 KIDS N.Y. LLLC. All rights reserved ©2018 Filmverlag Fernsehjuwelen. All rights reserved.
『KIDS/キッズ』は10月17日(金)より新宿シネマカリテほか全国ロードショー