世界を魅了する映像はこうして生まれた!Netflix『今際の国のアリス』進化したVFXと規格外セットの裏側を大公開
Netflixシリーズ『今際の国のアリス』© 麻生羽呂・小学館/ROBOT
世界的メガヒットサバイバルドラマ『今際の国のアリス』シーズン3が、9月25日(木)よりNetflixにて独占配信がスタート。このたび、山﨑賢人&土屋太鳳が濁流に体当たりで挑む、圧巻の撮影現場を映し出したスペシャルメイキング映像が解禁となった。
世界中を『今際の国のアリス』が席巻!
本作は、麻生羽呂原作の大ヒットコミックスを映像化した、大ヒットサバイバルドラマ。これまでシーズン1、2が制作され、世界中でTOP10入りを果たすなど日本実写作品として国内外多くのファンに愛されてきた。W主演の山﨑賢人・土屋太鳳とともに佐藤信介が再び監督を務める。
シーズン3では、生きる意味を見失っていたアリス(山﨑賢人)とウサギ(土屋太鳳)が仲間とともに、元の世界に戻ることを希望として命懸けの“げぇむ”に挑む。知力・体力・チームワークなど登場人物たちの特性が活かされる多種多様な“げぇむ”で、国民と呼ばれる敵と死闘を繰り広げる、サバイバルアクションシリーズの続編。シーズン2のラストに映し出された「JOKERカード」が導く、その答えを知るものはいない未知なる旅が始まる。
Netflixシリーズ『今際の国のアリス』
配信開始から2週間たった現在、日本のNetflix週間シリーズTOP10で2週連続1位獲得、Netflix週間グローバルTOP10(非英語シリーズ)でもついに1位となるなど、世界中で大きな反響が広がっている本作。さらに日本、グローバル共にシーズン1, 2がTOP10入りを果たし、世界中が『今際の国のアリス』に熱狂している。そんな本作の魅力は、極限状況に追い込まれる緊張感あふれるストーリーと、それを支える圧倒的な映像表現にある。これまでも無人の渋谷スクランブル交差点や精巧に設計された“げぇむ”シーンなど、現実と虚構が分からなくなるくらいの映像クオリティで観る者を釘付けにしてきた。そして今回のシーズン3では、オリジナルストーリーならではの先が読めない展開や新たな“げぇむ”を、最新のVFX技術と大規模セットを組み合わせて表現。映像のスケール感はこれまでのシリーズを凌駕し、まさに「今際の国」の世界が進化を遂げている。
スペシャルメイキング映像では、その裏側に迫る撮影現場を収録。冒頭では、先日のグローバルファンイベントでも主演の山﨑が「特別な方法で撮影した」と語っていた東京が濁流に呑まれるクライマックスシーンのセットが映し出される。プロデューサーを務める森井輝が映画『海猿』で得たノウハウが最大限に活かされている。大きなプールと太い滑り台を作り、そこにドラム缶で水を落として水のうねりを作る。並行して造波プールで使われる機械をプールに入れて荒波を起こした。役者たちは太いホースで放流された水の中で、踏ん張りながら演技をしているので、肉体への負担は非常に大きいものだった。大量の水を使い、プールのように設えた特設セットの中で、山﨑と土屋が激しい水流と波に抗いながら撮影に挑む姿は圧巻で、さらにVFXが融合することで、まさに息を呑む映像へと完成していく過程が描かれる。
さらに、“げぇむ”「暴走でんしゃ」の撮影風景も公開。「暴走でんしゃ」は撮影スタジオの中に、車両を丸々一両と、その前の車両と後ろの車両を三分の一ずつ製造した。1号車のシーンを撮影して2号車に移動したら、役者たちは再び後方から車両に入ってきて2号車のシーンを撮影し……を繰り返していった。走行中の揺れは、車両の下にバネを設置し、スタッフが力をかけることで表現されている。アリスとウサギが離れた車両から必死に手を伸ばすシーンは、キャストの演技とセット美術の力で迫力あるシーンを生み出し、観る者を強烈に引き込む名場面となった。
また本作で精神的に最も追い詰められる“げぇむ”として描かれるのが「ミライすごろく」だ。作品の中に登場する25部屋(マス)を全て同じ部屋で撮影している。その部屋は6面がLEDパネルになっている。そこを役者たちが出たり入ったりしながら演技をし、シーンを積み重ねていくという地道な撮影が1ヶ月続いた。背景に映し出される都会の街並みと、そこで演じるキャストらの姿はスタジオ撮影とは思えないほど自然に馴染みつつも、どこか異質で、その特異な雰囲気が「今際の国」ならではの世界観を形作っている。
オフショット
Netflixシリーズ『今際の国のアリス』© 麻生羽呂・小学館/ROBOT
オフショット
Netflixシリーズ『今際の国のアリス』© 麻生羽呂・小学館/ROBOT
『今際の国のアリス』はNetflixにて独占配信中